曖昧な日本、亡国になる危機感

お隣の国、韓国では新たな国内感染者「zero」を発表した。

一時は感染爆発を起こしたものの、収束に向かわせた功績はやはり素晴らしいと思う。徹底的な検査、感染経路の追跡、感染者の隔離を政府主導で徹底的に行なった。

昨年出版された「反日種族主義」の本に書かれているように、まだまだ種族主義という旧文明の匂いは残っているが、疫病に関しては天晴れであった。

4月15日の韓国総選挙に向けて、背水の陣に立たされていた文政権の背に腹は変えられぬ荒手のやり方であったにせよ、結果がものを言う。国民の命、精神、そして経済を守ったと評価されることだろう。

・・・翻って日本。出口が見えない、また「自粛」という責任の所在をはっきりさせない曖昧な政策をダラダラと続けている。

はっきり言うと、日本はリーダー不在である。中途半端な民主主義が、民意で選ばれたリーダーたちが責任を背負わない隠れ蓑と化している。

日本はどのくらい窮地に追い込まれれば、腹をくくるのか?・・・今の政策は、その窮地を窺っているようにすら感じる。そしてリーダーたちは、忍耐強い国民性に甘えている。個人主義の強い諸外国ならば、マスクを配った時点で暴動でしょう。

漠然とした未来にボヤ〜っと突き進んいると、日本経済は確実に茹でガエルになる。政府ははっきりとした方向性を示すべきです。

私は「日本式ロックダウン〜28日間の徹底的なclose界、ウイルスzero化」を提案するが、韓国のやり方が功を奏したのなら、そのやり方を学び実行するのも十二分にありだと思う。

それぞれの国のプライドもあることは理解する。しかし、この中途半端な政策をとり続ければ、日本は諸外国から敬遠され、日本の観光産業は完全に潰れてしまう。観光産業が潰れれば、出口が見えないどころか、責任の所在がはっきりしないまま奈落の底を超えていく経済崩壊に突入してしまう。

政府は国民を信頼し、勇気を持って大きな決断が必要な時なのです。