日本式ロックダウンを要求する真の意味

青虫が蝶になり空を自由に飛翔していく前、一旦サナギとなるように、世界が生まれ変わる前には一旦、close界が必要となる。

人類の文明の変化の時、大きなショックが入るのが歴史を顧みても常である。

コロナショックは文明の建て直しを要求しているのでしょう。世界の実物経済、金融経済がコロナショックの影響により大打撃を受けていく。

私たちは立ち止まらざるを得ない…私たちが走らせた文明はこれで良かったのか?と。

「外に外に、上へ上へと向かった意識のベクトルを一旦、ストップさせてごらん。」と、今の事象は人類に伝えてきている。

その時代の意思に耳を傾けていきたいと思うのです。

close界を作る意味は、ロックダウンをする意味はそこにある。

コロナショックだけで目を覚ませるように。。。

時代は確実に変わっていく。人類皆が次の文明に移動するまで、揺さぶられる。いや、日本に白羽の矢が立っている今、日本は揺さぶられる。

中途半端な形だけのロックダウンではなく、外へ上へ向かう意識を、内へ根源へ向かわせる意識に変わる意思を伴ったロックダウン。

緩和ケア病棟の出来事を思い出す。

「自由を奪われれば奪われる程、命の根が深くなるのです。」と語った患者さんの言葉が本質を射抜いていた。

彼は働き盛りだった。突然の癌宣告、進行の速い癌だった。あれよあれよと体が動かなくなっていく中、ある朝の回診時に語ってくれた。。。

今、人類にとって、日本にとって、一旦サナギになることが必要です。生きたまま死ぬことが、本当に生まれ変わるためには必要です。
私はそう思っています。