『きらきらひかる』読んだ

今期の期末課題のレポートに、任意の恋愛小説と西鶴の『好色五人女』を比較するというものがあり、悩んだ挙句高校生の時に読んだ『きらきらひかる』を再読することにした。

基本的に本は定価で買うことにしているのだが、いつだかたくさん本を読みたくなった時の自分がブックオフで買って本棚に眠っていたのでありがたかった、今回は過去の自分に感謝。

高校生の時読もうとしたきっかけは友達から薦められたからだったと思う。私がボーイズラブを好きなことをなぜか知っていて、ゲイが出てるよっていうそんな感じで言われた気がする。その子には1クラスに1人は同性愛者がいるということを何度も言われた記憶があり、振りかえるともしかして私のことそうだと思ってたのかな〜と、でも素敵な人にまだ会った事がないだけで女性を好きになる可能性もあるのではないかと思ってる。

結婚にも色々な形があって、恋愛結婚でもなく、性交渉もなくて、子供もいなくて、でも幸せであれる、というのが新鮮だった。

それでも生活が成立しているのはお互いが多くを求めすぎず、大切に思えているからで、私も結婚する機会があるなら、人として大事に思える人としたい。

本当に本当に結婚という言葉に敏感になった3ヶ月だった。自分の中でも真剣に考えるきっかけになったので無駄ではなかったな、と思う。いつか笑い話にできるように自分の中できちんと受け止めていきたい。