さとう みき

若年性認知症 の診断を受けても皆さんのおかげで 「いまの自分が一番好き」です 岩波新書…

さとう みき

若年性認知症 の診断を受けても皆さんのおかげで 「いまの自分が一番好き」です 岩波新書より「認知症わたしから、10代のあなたへ」 メール:miki.org8@gmail.com

記事一覧

気持ちを切り替え

ひとはどうして 傷つけ合うとするのだろうか‥ 同じ仲間じゃなかったのんだね わたしは我慢して 耐えて、耐えて 怒る気持ちの切り替えも早くなった それがぼんやりとし…

さとう みき
2か月前
8

1年前と全く違う想い

ちょうど1年前の今日 頸椎の手術のため入院をしました いろんなことがあって 帰りたい、帰りたいと‥泣きながら いろんな経験をしました 1年経った今日は 大学病院での傷…

さとう みき
3か月前
12

認知症と診断されてもともに考えて

語られる言葉は 何十年も勤めてきた会社のこと いつも嬉しそうに話をしてくださる その仕事の会話でも盛り上がるが いつもその方は‥ お会いしたときにも涙を流されます …

さとう みき
3か月前
7

手と手

手当て ケアは まさに「手」と「手」 心も落ち着く 新しいリハビリクリニックは まさにひとの温もりを感じる 認知症と診断を受けてから 様々な病院、クリニックでツラ…

さとう みき
4か月前
10

認知症の診断から5年

今日で診断5年が経ちました その時の感情と絶望感 調べれば調べるほど絶望的だった 5年前のわたしに伝えてあげたい 苦手なことが増えても しっかりと前を向いて生きてる…

さとう みき
4か月前
36

仲間とともに

仲間たちとともに 認知症と診断を受け もう旅行に行かなくなった 行けないと思っているご本人は多い 全国の仲間たちは 「温泉に行きたい」 「旅行に行きたい」 そんか声…

さとう みき
4か月前
11

ひと足先に認知症になった私から‥

きっと たくさんのひとが 無力感になっていることかと‥ 何かできないか 何をどうしたら‥ そんなことで FacebookやXをついつい目にして 自分の無力感に心が折れる ひ…

さとう みき
4か月前
16

願いを込めて

新年早々に 押し寄せる揺れ、不安 北陸の皆さまに これ以上の被害が出ないことを祈る 認知症になってからか なる以前からなのか‥ 痛いほどに 感性が研ぎ澄まされる感覚…

さとう みき
4か月前
8

幸多き1年に

あけましておめでとうございます 静かな新年を迎えました 朝は雑煮を作って 今年は御節を作ることができませんでしたが満足です 「こうあるべき」はないのです そんな…

さとう みき
4か月前
6

同じときを生きている

今年もあと数時間 どんな1年だったか たくさんの取りためた写真たちを見て 記録の記憶を振り返る 鮮明な記憶 曖昧な記憶 どちらにしても わたしが「生きてきた証」 ツ…

さとう みき
4か月前
14

お互いさま

今年も残りわずか 今日は都心へ クリスマスを過ぎると 駆け足の如くやってくる年末感 東京駅の構内で 人混みに身を任せていたら 丸の内側から八重洲口側を 行ったり来…

さとう みき
4か月前
5

眠り姫ならぬ‥

どれだけ眠っただろうか‥ 今日は丸一日予定もなかったが やることがたくさんあったはず 家族で少し街に出かけたが 年末の買い出しに急ぐ人々 いつもはワクワクしたり …

さとう みき
4か月前
4

並んだ肩

仕事納め 昨日の注射後の体調を心配して 息子が同行してくれた 都心のビルの合間を肩を並べ 帰りの電車の中で触れる肩 小さかった息子が いつの間にか逞しく感じる に…

さとう みき
4か月前
5

尊い日々

当たり前の暮らしが どれほど尊いのだろうと 年末になると ここ数年、改めて感じることが多い 自分自身のことだけでなく 街を行き交う人々をみていても そこには 笑顔あ…

さとう みき
4か月前
17

🎄Merry Xmas🎄

認知症の受診から ちょうど5年が経った‥ そして 頚椎の受診から1年が経った どちらも ふとした「勘」だった 年内に受診した方がいい その勘を持っていて良かったのか‥…

さとう みき
4か月前
4

3年前の夢の投稿

『夢だった… 現実になる日を』      2020.12.20(日) おはようございます。 とてもリアルな夢をみました 新しく治療薬が承認され メンバーさんが服薬し 劇的に改…

さとう みき
5か月前
3
気持ちを切り替え

気持ちを切り替え

ひとはどうして
傷つけ合うとするのだろうか‥

同じ仲間じゃなかったのんだね

わたしは我慢して
耐えて、耐えて
怒る気持ちの切り替えも早くなった

それがぼんやりとしていくこと
だから自分のパソコンの中にも
毎日の記憶の記録を残す

その日
その瞬間に
必死に生きてきた1日の記憶の記録

できることばかりを表現すれば
認知症じゃないと言われたり

失敗したことを伝えれば
認知症らしくないと言われ

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1年前と全く違う想い

1年前と全く違う想い

ちょうど1年前の今日
頸椎の手術のため入院をしました

いろんなことがあって
帰りたい、帰りたいと‥泣きながら
いろんな経験をしました

1年経った今日は
大学病院での傷口の形成
頸椎の傷口の癒着(嚥下)のための治療

数週間前に初めて訪れた先生は
私の病名を知っても
とても丁寧で心もイケメン

今日、はじめてのレーザー治療
診察室を出てたくさんある処置室
最初は、口頭で説明をしてくださった後

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認知症と診断されてもともに考えて

認知症と診断されてもともに考えて

語られる言葉は

何十年も勤めてきた会社のこと
いつも嬉しそうに話をしてくださる

その仕事の会話でも盛り上がるが
いつもその方は‥
お会いしたときにも涙を流されます

この涙が
何を語っているのか
本当のことはわからないけれど‥

ふとした瞬間
ふとした仕草から感じ取れる不安、葛藤

こんなにも愛していた職場
認知症の診断を受けた途端に‥

この方の思いを
会社の社長が聞いたら何を思うのだろうか

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手と手

手と手

手当て
ケアは

まさに「手」と「手」

心も落ち着く

新しいリハビリクリニックは
まさにひとの温もりを感じる

認知症と診断を受けてから
様々な病院、クリニックでツラい経験もしました‥

ひとりの人ではなく
疾患名で断られたり

術前術後にも触れない
「みる」も「診る」もなかった

でも諦めなかった出逢い

綺麗な先生は心も綺麗な方
そんな先生のスタッフも皆さんが心が温かく綺麗

リハビリの先

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認知症の診断から5年

認知症の診断から5年

今日で診断5年が経ちました

その時の感情と絶望感
調べれば調べるほど絶望的だった

5年前のわたしに伝えてあげたい

苦手なことが増えても
しっかりと前を向いて生きてるよ

たくさんの方が
サポートしてくださっているよ
わたしはきっと大丈夫よ‥

だから
いま孤立している仲間
これから診断を受ける仲間
仲間たちに寄り添っていきたい

私自身がして頂いて嬉しかったこと
「リレー」のバトンを渡してい

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仲間とともに

仲間とともに

仲間たちとともに

認知症と診断を受け
もう旅行に行かなくなった
行けないと思っているご本人は多い

全国の仲間たちは
「温泉に行きたい」
「旅行に行きたい」

そんか声が聞こえてくる

わたしは皆さんの支えの中で
各地に出かけ
各地の人と交流し
講演会だけでなく
楽しみもあるからこそ

認知症になってからの出逢い
認知症になってからの経験を活かし

ずっと前から温めている
ユニバーサルツーリズム

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ひと足先に認知症になった私から‥

ひと足先に認知症になった私から‥

きっと
たくさんのひとが

無力感になっていることかと‥

何かできないか
何をどうしたら‥

そんなことで
FacebookやXをついつい目にして
自分の無力感に心が折れる

ひと足先に認知症になった
   私から伝えたいこと‥

認知症の仲間たちのこと
環境の変化、不安からの混乱‥

そんなときは
正面からではなく
横から寄り添って
ゆっくり声をかけ触れてほしいです

少しずつ 少しずつ
寄り

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願いを込めて

願いを込めて

新年早々に
押し寄せる揺れ、不安

北陸の皆さまに
これ以上の被害が出ないことを祈る

認知症になってからか
なる以前からなのか‥

痛いほどに
感性が研ぎ澄まされる感覚から
いろんな思いが交差する

現場の皆さま 
認知症とともに生きる仲間たち
そして支えるご家族へ

おせっかいなほどに
心が動揺する

何ができるわけでもないけれども
揺れを観測している地域の
ご本人さんから不安が語られる

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幸多き1年に

幸多き1年に

あけましておめでとうございます

静かな新年を迎えました

朝は雑煮を作って
今年は御節を作ることができませんでしたが満足です

「こうあるべき」はないのです

そんなことを教えていただいた
年越しの夜でした

認知症があっても
認知症がなくても

誰もが
「こうあるべき」と型にはまることなく

その人の
「生きる歩幅の物差し」でいい

なんだか、ワクワクしてきました
今年どんなことがあるか
どん

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同じときを生きている

同じときを生きている

今年もあと数時間
どんな1年だったか

たくさんの取りためた写真たちを見て

記録の記憶を振り返る

鮮明な記憶
曖昧な記憶

どちらにしても
わたしが「生きてきた証」

ツラいこともあった
勘違いされることもあった

でも、それ以上に
たくさんの方との出逢い

支えていただいてるということ

その支えていただけているパワーを
出逢ったご本人、ご家族とともに過ごすことが出来た

いつもより忙しい大

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お互いさま

お互いさま

今年も残りわずか

今日は都心へ

クリスマスを過ぎると
駆け足の如くやってくる年末感

東京駅の構内で
人混みに身を任せていたら

丸の内側から八重洲口側を
行ったり来たり

目的もないが
人混みに身を任せてみた

大きなスーツケースを片手に
みんなどこ旅立つのだろう‥

ふるさとへ帰省するのだろうか
旅行に行くのだろうか‥

帰りの車内で
仲間と酔い潰れて別れたおじさん

「2つ、次の駅で降り

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眠り姫ならぬ‥

眠り姫ならぬ‥

どれだけ眠っただろうか‥

今日は丸一日予定もなかったが
やることがたくさんあったはず

家族で少し街に出かけたが

年末の買い出しに急ぐ人々

いつもはワクワクしたり
何を作ろうかと心躍った

しかし
人混みの中
聴覚視覚の過敏でノックアウト

目的の買い物もできずに帰宅し

また、麻酔銃を打たれたかのように
スヤスヤと暗くなるまで寝ていた

目覚めても
あたたかいベッドが心地よく

なんて贅沢

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並んだ肩

並んだ肩

仕事納め

昨日の注射後の体調を心配して
息子が同行してくれた

都心のビルの合間を肩を並べ
帰りの電車の中で触れる肩

小さかった息子が
いつの間にか逞しく感じる

にやけてしまう母
幾つになっても母と子

そして
活動をスタートした頃からずっと
「息子が社会に出て
  自立できるまでとにかく‥」

そんな母としての思いを思い出す

息子はいつも
多くは語らいが
何を思っているんだろかと思う

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尊い日々

尊い日々

当たり前の暮らしが
どれほど尊いのだろうと

年末になると
ここ数年、改めて感じることが多い

自分自身のことだけでなく
街を行き交う人々をみていても

そこには
笑顔あふれる人
師走を忙しくしている人

ときには、険しい表情
ときには、立ち止まっている人も

そんな行き交う人々は

みんな生きている
今を生きているのだと言うこと

そんな光景が見える

ここで私が迷子になったりしても
誰も認知症

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🎄Merry Xmas🎄

🎄Merry Xmas🎄

認知症の受診から
ちょうど5年が経った‥

そして
頚椎の受診から1年が経った

どちらも
ふとした「勘」だった

年内に受診した方がいい
その勘を持っていて良かったのか‥

頚椎に関しては
もっと慎重になって手術すべきだった
それだけでは人生最大の後悔

後悔しても時間は戻らない
だからできる限りの治療をしたい

昨夜はみなさんは
サンタさんに何をお願いしましたか?

私は‥
目覚めたら首の痛み

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3年前の夢の投稿

3年前の夢の投稿

『夢だった… 現実になる日を』
     2020.12.20(日)

おはようございます。
とてもリアルな夢をみました

新しく治療薬が承認され
メンバーさんが服薬し
劇的に改善された夢でした‥

なかなか会話が難しかったり
足元がおぼつかないメンバーさん

次から次へと朝、到着すると

「おー、スタスタ歩けるよ!」と
   スーツを着てオシャレして

大きな声で
たくさん自分の話をしてくださっ

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