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こんにちわ。

17歳からシングルマザー→助産師資格を取得して約900人のお産を介助。母児へのケアの数は無数&自らの育児での様々な経験を通して得てきた答え。私だから語れる育児がある。

育児って人それぞれ、とは言うけれど
人はその中に必ず答えを求めています。
そして、これでいいのかな?あっているのかな?間違っていないかな?と考え
さらに、誰かの育児よりもいい育児をしようとマウンティングしたり
ほかの子よりも自分の子が上になれるように奮闘したり。
そんなことをしているうちに、いつの間にやら思春期に。
反抗期、と言われるような時期に突入して
「あれ、私今まで一生懸命育児してきたのに、どこが間違っていたの???」と悲しくなる。

反抗期や、子どもの成績不振、不登校、ひとり親家庭などで悩み、このページにたどり着いたとしたら、ぜひ最後まで読んでほしいなと思います。
私自身、小学校高学年から娘のことについて真剣に悩み始めました。

いろんな悩みがあると思います。
しかし、一言で言うと、それはすべて「親の考え方を変えるだけで、子どもは劇的に変わる」のです。
もっというと、「子どもを変えようとしては絶対にいけない」ということです。

私の娘は、中学校あたりから急に笑わなくなりました。
それはまでは屈託なく笑っていたのに、急に笑顔が消え、言葉が少し乱暴になっていき、口数も少なくなっていきました。

なぜ?
一生懸命に育児をしてきたのに、ここで躓く?

そう思いました。
だから、もっともっとちゃんと育児をしなければ、
そんな風にも思いました。

しかし、それらはすべて間違いでした。
それに気が付くまで、私はかなりの時間とお金を使いました。
今思うとすごく辛い時間だった。
もしお金をもらえるとしても、あのころには戻りたくない。そう思うくらいです。
だから、あなたには同じ思いをしてほしくない。
そう思ってこのnoteを書いています。

すごく簡単なことだったんです。
だけど、それができていなかった。
頭ではわかっていても、実践することがとても難しかった。
いや、継続していくことが難しかったんです。
なので、もしこのnoteを読んで、「あたりまえなことしか書いてない。そんなことはもう知っている」と思ったら、それは「わかっているだけで実践していないから、親子関係が改善しない」のです。

そう、すべては「親子関係」なのです。

「親子関係」が良ければ、もしも一時的に反抗期のようなものがあったとしても、「親子の信頼」は崩れない。そうすれば、最悪の事態になんてなるはずもない。

「親子」というだけで
血がつながっているかどうかは関係ありません。
「お互いが親子」だと思っていれば「親子」だし、
逆に、血縁関係があったとしても、親子のどちらか一方でも「親子」と思えていなければ「親子」という中にある信頼関係は成立しません。
つまり、信頼があることが第一前提なのです。
この、信頼が崩れることで、親と子の関係が崩れ始めます。そこから、成績不振や不登校、反抗期などすべての問題が悪化し始めます。

私の場合は、「成績不振」が一番ネックでした。
ものすごく成績が悪いというわけではありませんが、「中の中」くらいの成績で勉強がそんなに好きではない娘の将来が心配でした。
だから、どうにか勉強を好きになってほしかった。それが最初でした。
しかし、勉強を好きになってほしくて、いろんな工夫をするのですが、どれもうまくいかない。
本やインターネットで「こうすれば子どもは勉強が好きになる」というのを読み漁り、あの手この手を使って、勉強が好きになるようにと工夫してみました。
子ども自身が、勉強に少しでも関心があるのであれば、こういう「あの手この手」を使った時点で「やる気」が出ると思います。
しかし、はっきり言って、「勉強が好きではない子」に向かってこれをいくらやっても無駄です。そして、多くの親はここであきらめてしまいます。

「誰に似たんだか」と。

ここが問題なのです。

まず、勉強をさせようとする時点で、「親の熱のこもり具合」が高くなりすぎている場合があります。子どもがそれを求めていない場合、つまり子どもが「あなた(母親、父親)が考える勉強」に興味がないのに、興味を持たせようとしているということは、相手をコントロールしようとしているこということになります。
サッカーではなく野球が好きな子に、いくらサッカーをするように仕向けても、才能が開花することはありません。それどころか、好きなはずの野球まで嫌いになってしまう可能性さえ含んでいるのです。
勉強など、子どもが関心を持っていない部分への「親の熱が高い」場合、①親の執着 ②親がかなえられなかったことを子どもに託そうとしている ③他者へ向けた見栄 などが考えられます。
どれも、「子どものこと」を考えているわけではなく、あくまで自分自身(親自身)をよく見せようとしているだけなのです。
これは、親自身がそれを自覚していない場合も含まれます。
つまり、親自身が、先述の①~④を持っていないと思っていても、実はそれらを持っていることが多く、親自身が気が付いていないだけで、子どもへはそれが何らかの形で伝わっていくことになります。
このため、子どもは親からの愛情ではなく、ネガティブな要素をうけとり、さらに勉強をしたくなくなり、反発します。
それでも続けていくと、親子関係が悪くなるため、勉強以外の関係ない部分でも反抗するようになります。
例えば、朝起きられない、起こすと機嫌が悪くなったり怒る。些細なことで怒、キレるようになるなどです。

誤解を恐れずに書くと、「子どもが思った通りに育ってくれない」とか「いい子にならない」とか思っている親は「自己中心的子育て」をしているからだ、とも思う。
自分が思った通りに子どもがならないことを、すべて「(自分以外の)誰かの性でうちの子がこうなっている」と思っているのであれば、それは自己中心的になっていると言わざるを得ない。

では、どうすればいいのだろうか。

一番大切なことは「こうなってほしい」という理想の自分の子ども像を手放すこと。それと同時に、自分が「いい親」であろうとしないことが重要である。

「いい親」とは、自分から見てというよりは他者から見ていい親になりたがっている人が圧倒的に多いと思う。
夫からみて
自分の親から見て
義理の両親から見て
ママ友や、身近にいるママからみて
友達から見て
職場の人から見て
ご近所から見て
だれから見られることを重要視しているのかは、その人によると思うが、
誰かから見ていい親になろうとしている。
SNS映えという観点からかもしれない。

子どもが「いい子であること」で
自分がいい親と評価され
それによって自分の存在価値が高まる

そんな風に思っている自己中心的な子育てをしている人が大半だとおもう
(先述のとおり、これは自分で意識していない場合がほとんどで、言われても「私は違う」と思ってしまうことがほとんどではないだろうか)

なので、誰かから見て「いい親」になろうとすることは手放す。
これだけでも、変わる人は大きく変わる。

そして、自分が変わると、子どもは勝手に変わっていく。
人は環境によって変わるからである。
さらにいうと、相手は自分の鏡である。
子どもに対して、「いい子になってくれない」「思うようにいかない」と思うのであれば、それは自分を映したものであるということを忘れてはいけない。

これの考え方を発展させると、以下のことが無くなる。
「子どもに対して感情的に怒ってしまう」
「なぜだか些細なことで子どもを怒ってしまったり、イライラしてしまう」
「怒りたくないのに怒ってしまう」
「子どもの言動がいちいち気になる」
「子どもの将来が過度に不安になる」
「子どもの成績への無駄な不安」
「不登校などへの過度の不安」
「子育てに疲れてしまって楽しくない」

子育てがうまくいかない、と感じたら
それは自分自身へのSOSともいえる。
だから、一人で何とかしようとしないで、ぜひ周りにも頼ってほしい。
そして、誰にも相談ができないのであれば、私に相談してほしい。

冒頭にも書いたように、私はたくさんの母子を見たり、自分自身が思春期育児に疲れ果てた経験から、いくらお金をもらったとしてもあの頃の親子関係には絶対に戻りたくはないし、
自分のように困っている人がいたら助けになりたいとおもう。
ただし、これらは一人では解決できないことが多く(一人で解決できていたら、ここにはたどり着かないと思うから)、しかもママ友に相談したところで「うちもそうなのよ~困っちゃうよね~みんなそうなんだね~」で終わってしまい、何の解決にもならない。
困っているならば、それは解決するべきだ。

そして、これは一日で解決できるものではないし、「こうすれば治る」みたいな特効薬があるわけではない。
そして、継続も必要である。

子育てに終わりはないよくいうが、終わりをなくしているのは自分自身である。

思春期育児に困ったら、それを解決していこう。

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