ばあちゃんから教えてもらったこと 第3話

このシリーズでは、私(33歳シングルママ)が、亡き祖母から教えてもらったことを思い出しながらご紹介いたします。
祖母とは18歳まで一緒に暮らしでおり、育ての母のごとく私の世話をしていました。

「お米は一粒も残してはいけないよ。ちゃんと綺麗に食べなさい。」
〜心のあり方はその人のあり方〜


最近、よく言われていることの一つに
「一流の人はホテルを出るときに、ベッドなどを綺麗に整頓している」というのがあります。

諺でいうと、「立つ鳥後を濁さず」でしょうか。

本当にそうだと思います。
部屋が乱れている人で、真の成功者はいないでしょう。
こんまりちゃん(近藤麻理恵さん)をみていても思います。

さて、今日の「ばあちゃんからの教え」です。


「ご飯粒は最後の一粒まできちんと食べる。」


幼い頃、2、3粒のお米がお茶碗に残っていると必ず言われました。
このため、私は必ず最後の一粒までご飯を食べていました。するとばあちゃんはいいました。「◯◯(私)は、最後まできちんと食べるから、偉いねぇ。」
最初は、ばあちゃんから褒められたくてお米を一粒残らず食べていました。しかし、そのうちに、たった一粒でも残っていると気になるので食べるという「習慣」へと変化していきました。

たったこれだけのこと。
だけどそこにはたくさんの意味があると思っています。
●最後の最後まで手を抜かないこと
●最後までやり遂げること
●食べ物には常に感謝をすること
●食べ物に限らず常に感謝の気持ちを忘れないこと
●他の人から見ても気持ちよくきれいに食べること
●作ってくれた相手への感謝
●一つ一つの動作を丁寧にすること
そんな、たくさんの学びを得ることができます。

実際、食べ物に感謝が無く粗末にする人は、イライラしたり自己中心的な考えや感覚だったり、感謝の心が無い人が多いなと感じます。あと、美味しくない、をよく言う人もその傾向があったりします。


食べ物を粗末にするというのは、例えば、ご飯を残したのにも関わらず、お菓子やデザートに手をつける人。少しだけ残す人。冷蔵庫の中のものをすぐに腐らせてしまう人。箸などを使わずに手で摘んで食べる人(箸の習慣があるのに)。

食べ物に感謝をすることは、命に感謝をすること。
私たちは、必ず、誰かの命で生きている。
動物、植物どちらも命。
命があるから成長する。
命で、私たちは生きている。
食べられることは、決して普通のことではない。

私自身も、一時期食べ物への感謝を忘れていた頃がありました。
その頃は、好き嫌いも多かった。
だけど、食べ物への感謝ができるようになってからは、食べ物がとても美味しいし、有り難いし、生きている実感が湧く。
イライラもしにくくなった。

米粒ひとつを忘れない。
ひとつひとつを丁寧に。
そうすると、他のことも整ってくる。
そんな、ばあちゃんからの教え。

今日もあなたの1日が幸せであふれますように。


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