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スランプを脱したときの話

これまでの話

生保営業専門カウンセラーのITUMOと申します
ITUMO先生と称しています

国内生保に平成6年に入社、約20年間チームのリーダーを務め令和4年まで約28年間勤務。その傍ら約15年間、生保営業のコミュニティを運営してきました
退職してすぐにインテリアエレメントの販売店で働きますが、1年ほどで退職。
失業保険を受給しながら転職活動していた半年間、この「生保営業専門カウンセラー」の基礎をじっくり固めました


▫️スランプ

覚えている大きなスランプは2回ほど、最初は入社2年めくらいでした。
やる気が出ない、だから数字が出ない、毎日通う職域活動がとにかく嫌。
そうなると辞めたくなるわけです。もう毎日毎日考えています。辞めたいって。
でも、実はこれ逆で、数字が出ないからやる気が出ない、それだけです

自分の成績が不甲斐なかったり、情けなかったり、悔しかったり。誰かが決めて帰ってくると「おめでとう」とか言って勝手に盛り上がってる。その声が耳障り。なによ、昨日は「どうしよう、見込みなーい」とか言ってたくせに!とか思っている自分のことが本当に嫌いになる。

それなら辞めちゃえば?と多くの方が思うでしょうし、本気出せば仕事なんてすぐ見つかるのに、辞めない。辞めるならもっともらしい理由が欲しい。“成績が芳しくないから辞めたいです“とはなぜか言わない、言いたくない。子どもが、夫が、と家族を引き合いに出したり、“本当の自分のやりたいこと“なんかを探し始めたり、資格を取ろうなんて考え始める。(=末期症状)

でも、思いもかけないところから大きな案件が出てきたりすると、やっぱりやる気が出てくるものだし、やる気が出ると嫌々ながらも通っていた職域で声がかかって見込みが出きたりするもので、神様が見ていたのかなんて本気で思ったりします。

そしてそれらの案件が決まれば「やっぱり私、向いてるのかな」とか思ったりするもので、会社で美味しいごはんをいただいたり、先輩に“いつも見てるわよ“なんて褒められたりすると“また頑張ろう“って思えるんです。

▫️転機はレアキャラ

本社から色々な方が朝礼に見えます。いつもなら最後の方で少しお話をされて終わるのですが、その人は機関長経験がある方で、朝礼が終わった後、「時間がある人だけ来て〜簡単な話するから」と呼びかけていました。スランプ中の私は何かヒントが欲しくて駆け寄りました

すると、氏名や生年月日など聞かなくても年金の種類と末子の年齢だけわかれば簡単に必要保障額が計算できるという考え方を話しています。そのときの私はびっくりして、引き込まれていました

配偶者が亡くなった後、残された家族が働くわけですが、その手取り収入をいくらに設定するかで必要保障額が決まる、逆を言えば加入されていた生命保険金額によって必要な手取り収入がわかるという理屈がすとんと腑に落ち、『手取り収入でお客さまに選んでいただくシステム』が生まれた瞬間でした。テクニックではなく『概念』のようなものがスッと理解できたのです。今すぐ人に話したいという衝動が湧き上がってきました

それ以降、ずっとこのシステムが私の基本スキルとなり、募集だけでなく採用にも育成にも活用してきました

▫️後日談
あのとき私に転機を与えてくださった方と、20年後の本社FP研修で再会します。今度は相続税改訂の活用について教えていただきました。『法律は必ずしも実際の生活を反映しているわけではない』というフレーズが印象に残り、お客さまにお話しする際にいつも意識してお話ししました。この人のように独特な話法を構築される方(=レアキャラ)はどの会社にもいるはずで巡り会えたらラッキーです

この本社FP研修は全国の2級ファイナンシャルプランニング技能士だけが参加できるもので相続税の大きな改訂があったため招集されました。社内での取得率がまだ低く、特別扱いが大好きな私としては絶対に成果を出したいと思っていました

恩返しのような気持ちもあったと思います。さっそく以前から気になっていたご家族に声をかけ、遺産相続分配の問題を解決に導くことができました。保険にも結びつけることができたため、後ほど社内報にも取り上げていただけました

▫️カウンセリングを始めたきっかけ

退職した後も相談に乗ることはありましたが、なかには“無料だと返って相談しづらい“とおっしゃる方もいて、ぼんやり考え始めていました。それとは別にコミュニティで受けてきた1000を超える相談とその答えをアーカイブとして残したい、そしてあのコミュニティのような場所を再現したいという以前から抱いていた構想を、この絶好の無職期間に真剣に考えてみようと思ったのです

“ココナラ“で相談できる人を探し、全体像、コンセプト作りなど基本的なことを懇切丁寧に教えていただき、アイコンやヘッダーの似顔絵イラストもお願いしました。初期投資って大事だなとつくづく思います。とても気に入っています。そしてnoteでの投稿に先立ち、コミュニティメンバーの有償相談を受け始め、『受講者の声』として紹介させていただきました

そうすると今度は資料作成が必要となりました。パソコンに保存していた資料をカスタマイズする必要があり、作業場所をKeynoteからCANVAに切り替えました。テンプレートがあるので使いやすくスピードが格段と上がりました。共有もできるので相互に編集もできます。得意な方は自分で資料作成し“私は添削するだけ“のケースもあります。楽しくてのめり込みました。テンプレートを作っている人、すごいです

▫️超ホワイト企業

子育てしながらの仕事と家庭の両立は大変ですが、保険会社は休みを取りやすい点が群を抜いて評価できますし、コロナ禍の対応を見ても、福利厚生を見ても、退職金や企業年金など恩恵は計り知れないと実感しています
営業だという点を除けば(笑)超ホワイト企業なんです
もちろん営業の苦労はありますが、自分に合ったスタイルさえ構築できれば、収入の面でも大変やりがいのある職業の一つです
もしも職業としてよくないイメージがあるとすれば、それらを払拭するには教育しかなく、業界も各保険会社も努力しているところですが、私も微力ながら支援に携わり、生保営業の仕事を心から楽しんでほしいと願っています


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