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関取花

関取花ちゃんという歌手がいる。
横浜生まれで幼少期を
ドイツで過ごし、日本に帰国後
高校時代に軽音部に入部し
そこから音楽を始めたらしい。
2009年にティーンエイジの
ロックフェスで審査員特別賞を
受賞し、インディーズ時代を
経て2019年にメジャーデビューし
活躍している。
花ちゃんを知ったのはまだ最近。
4〜5年ぐらい前かなあ。
なんか自分の中でいろんなことに
悩んで煮詰まって抜け出し方が
わからんかったときでもある。
YouTubeでいろんなとこ
飛んでたら、「もしも僕に」っていう
MVが出てきた。なんとなしに
再生ボタン押したら
はじまりのMVの雰囲気と
イントロのメロディがすごく好みだったので
そのまま再生し続けた。
涙が自然に出てきた。
こういうの初めてだった。
生きてりゃ綺麗なことばっかじゃないし
報われへんこともたくさんあるけど
へたばんなよ、がんばりなよ、
って自分で自分を励ましてる応援歌
でもあった。
なんかすごく泣けた。
それから関取花ってどんな人?って思って
調べたら「ひがみソングの女王」って
言われてることを知る。
たしかに聴いてみると
そんなかんじに聴こえる歌もあるけど
花ちゃんの歌は最後に
自分を落として書いているというか
自分に返して終わるとこが
いいなと思う。
たぶん関取花ちゃんって
人柄良さそうやなあと思ったし、
人間らしい人なんやろなとも思うし
身近にいそうな人みたいな
親近感が湧いてきた。
(うまく書けないけど)
ぜんぶ人柄が歌詞から滲み出てるような
曲で、ひがみソングと言われる曲も
そうじゃない曲もどれも好きになった。
ライブにも行った。
ワンマンライブのときの
花ちゃんのmcも好きだった。
普段のテレビとかに出てるかんじ
とは少し違う楽しいけれど
たまに今日はちょっと
ぽろっと胸の内の本音みたいなとこを
打ち明けてくれたような
いつもより素っぽいかんじがして
いいなと思った。
花ちゃんの話の内容は
共感できるなと思うことが多い。
花ちゃんはブログも書いている。
(近々エッセイも初出版らしい)
これも笑えるけど
たまにどこか切なかったりもする。
花ちゃんらしさが出ている
文章ですごく好きだ。
私はそんな花ちゃんの人柄や曲や文章が
好きで励まされている。
悩んだり笑ったり
人間らしさとか
素朴さがある花ちゃんの
曲や文章をこれからもたくさん
届けてほしいです。
楽しみにしています。

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「もしも僕に」

もしも僕に子供ができたら
どんなことを伝えるだろう
期待してるよ 頑張れよ
そんなこと まず言わないだろう

一日三食飯食って
よく笑いよく泣き遊べ
そして他人を褒められる人になれ

努力は大抵報われない
願いはそんなに叶わない
それでもどうか腐らずに
でかい夢見て歩いて行くんだよ

もしも僕に子供ができたら
どんな恋をするのだろう
父さんと母さんみたいになれよ
そんなこと言えたらいいな

一度や二度の過ちも
いつかはきっとするのだろう
立つ鳥跡を濁さずでうまくやれよ

初恋なんてまぼろしで
思いは大体届かない
それでもどうか忘れずに
胸の端っこで大事にするんだよ

うまくいかないことばかり
なぜいつもあいつばっかり
隣の芝はいつだって青いけれど
知りたくないこと知ったり
優しい嘘を覚えたり
いらない荷物は増えてしまうけれど

それもこれも 最後には
笑い話に変えられるように
人生なんてそうさネタ探し
楽しんだもん勝ち そういうものだよ

もしも僕に子供ができたら
そういうことを伝えたい
でもまだきっとずっと先の話
だからそれまで自分に言い聞かす
とりあえず自分に言い聞かす

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