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MENTAを使った未経験からのWebエンジニア転職体験記(2021年2月執筆)

初めまして、 みけたと申します。

・ 今年で33歳になります。
・ 残念ながら、おねーさんではなく、おじさんですよ。
・ 大卒、経済学部卒です。けど、経済のことはよく分からないです。
・ 地方公務員をやっていましたが、2020年3月末に退職しました。
・ 事務職をやっていました。IT系の部署に在籍したことはないです。。。
・ 2021年1月、Webエンジニア(バックエンド)になれました!!!!!

なお、時系列を踏まえた方が理解しやすいかと思いますので、経歴を紹介します。退職後の経歴が中心ですが。。。

・ 2012.4 ~ 2020.3 某地方自治体で8年間勤務 → 退職
・ 2020.4 ~ 2020.9 自宅にこもって、プログラミングの勉強
・ 2020.10 ~ 2020.12 業務委託の仕事をしつつ、自宅にこもって〜(ry
・ 2021.1 ~ 自社開発 + 受託開発をやっているWeb系企業に入社

この記事は、いわゆる「未経験からのエンジニア転職!」になんとか成功できた私が、プログラミング転職を目指す方々に向けて、自らの体験談を延々と自分語りする内容となっております。

また、この記事の構成は、以下のニ段構えの構成となっています。

第1章 どのようにエンジニア転職を決断したか
第2章 どのようにエンジニアになったのか

なお、ここでいうエンジニアとは、一般的によく言われるWeb系エンジニアのことです。ツッコミどころが多いですが、ざっくりとこんな感じのものだと理解してください。

・ メルカリやマネーフォワードの様なWebサービスを開発している
・ Ruby on Rails, Laravel, React, Vue.jsなどのフレームワークを使っている
・ 主に100人以下のベンチャー企業で働いている
・リモートワークが進んでいて、仕事で着る服がカジュアルである
・ プログラミングスクール(TECH CAMPなど)に通っている人が、多くの場合に就職を目指すところ

なお、エンジニア転職を目指す方々に伝えたいことをまとめた記事も書きましたので、よろしければそちらもご覧ください。自覚はしていますが「エンジニア転職に成功しただけで偉そうだな」という批判はやめてください笑

(記事を絶賛執筆中です 汗)

なお、この記事はMENTAやメンターさんへの恩返しの意味も込めて書いています。ゆえに、宣伝の要素が多分にあります笑 ただ、嘘は書いていないので勘弁してください! 

第1章 どのようにエンジニア転職を決断したか?

私がエンジニア転職を考え出したのは、2019年の5月頃だったと思います。
某地方自治体で勤務していた私は、このようなことを考えていました。

・公務員を一生の仕事として継続するのが嫌だ
・身分は保障されているが、職場に縛られるのが嫌だ
・エンジニアの仕事の方が面白そうだ
・勉強するのは好きなので、エンジニアの適性があるような気がする
(英語ができるので、アドバンテージとなるかも)
・IT産業は成長産業なので、32歳未経験でも転職できる余地がありそう
・IT産業は成長産業なので、経験を積めばそれなりの収入が期待出来そう

・・・と、非常にありきたりな感じです笑

とはいえ、このような考えも一過性のものかもしれないと思い、今までのどおりの日常を過ごしていました。

しかし、エンジニア転職への思いは次第に強くなり、10月頃にはこのように考えるようになりました。

・やっぱりエンジニア転職に挑戦したい
・32歳なので、挑戦をするなら時間を無駄にできない
・仕事をしながらでは、仮に転職に成功できたとしても1年以上かかるかもしれない。これでは、時間がかかり過ぎる。。。
・挑戦するなら、退職するしかない!
・後悔しないよう、どちらにするか年末までに結論を出そう
 →「3月末に退職して勉強に専念」or 「挑戦しない」

退職の決断にあたっては、以下の3つについて真剣に考えました。

1.32歳の未経験でエンジニア転職が本当に成功するのか
2.自分はエンジニアに本当に向いているのか
3.退職しても、それなりの収入を得ることができるのか

そして、私なりにポジティブな見込みが立ったので、1月上旬に退職願を提出し、年度末で退職することになりました。

1. 32歳の未経験でエンジニア転職が本当に成功するのか

まず、「32歳の未経験でエンジニア転職が本当に成功するのか」という1つ目の点についてです。

プログラミングスクールに相談に行ったり、ブログを読んだり、YouTube動画を見たりして、情報を漁りながら検討を始めました。

ただ、いずれの情報についてもポジショントークの疑念が払拭できず、32歳の未経験からの転職が無謀なチャレンジなのか、それとも頑張れば見込みがあるものなのか、判断できずにいました。

(例えば、プログラミングスクールを紹介するとアフィリエイト収入が手に入るので、ブロガーの方々は「スクールがおすすめです」と言いがちです。インフルエンサーの方々は、注目度を集めるために極端なことを言いがちです。真逆のことを言う人が平然といて、正直、何が事実なのか、完全に訳が分からなくなりました 笑)

そこで、MENTAというサービスを活用し、複数の現役エンジニアの方々に相談することにしました。

MENTAとは、「教えたい人」と「学びたい人」がマッチングできる、インターネット上のプラットフォームです。多くの現役エンジニアさんがメンターとして登録しており、相談料を払って契約が成立します。

相談自体にお金を支払う仕組みとなっているので、メンターの方々は、広告料のためにプログラミングスクールを推薦する必要がありません。(ちなみに、プログラミングを定額で教えるサービスも提供されている方々は、当然そちらに誘導したいと思うので注意が必要です)

また、現役エンジニアの方々は、多くの場合は副業もしくは趣味の延長ぐらいでやられている方々が多いので、MENTA上の評判をさほど気にする必要がありません。比較的、フラットに話していただけます。

(仕事して意気込んでやられている方々の方が丁寧なサービスは期待できるかもしれないですけど、ネガティブなことって言いづらいですよね。見ず知らずの私の挑戦を否定するのは難しいかと思いますが、それでもやんわりと伝えてくれることは期待できそうだと判断しました)

そして、当然ながら現場のことを分かっているので、的確なアドバイスも期待できます。

そこで、私のチャレンジが無謀ではないか、5人以上の方々に尋ねてみてることにしました。相談した方々は以下のとおりです。

watsuyo\_2さん
ひぐちさん
ogaaryo@CTOさん
はぐれエンジニア@ポートフォリオ診断さん
中山 航さん
smn\_tkmさん

様々な意見をいただきましたが、「無謀だからやめておけ」というニュアンスの方はいませんでした。(もちろん、無謀だなと思っていた方はいるかもしれないですが)

心配はありましたが、「頑張ればそれなりに見込みがある挑戦なのだろう」「少なくとも宝くじで1等を当てようとするような無謀な挑戦ではないのだろう」という見込みが立ったので、プログラミング学習に舵を切ることが決心できました。

MENTAでの相談は、決断に迷っている方々にぜひお勧めしたいです。

見ず知らずの個人の方に対してお金を払うことに抵抗がある方もいるかもしれません。ただ、私にとっては人生がかかっている重要な決断だったので、その上で必要な情報が合計で2万円程度で済んだのは非常にありがたかったです。(価格帯は、2,000円〜10,000円です)

ちなみに、私は4名の方々と1~2時間程度Zoomで相談し、2名の方々からテキストで回答をいただきました。クオリティも控えめにいっても最高でした! 皆さん、非常に親身でした。

お金を払うことに抵抗がある方は、実績があまりない方の利用も視野に入れてみるといいかと思います。

私の実感としては、以下の方程式は成立しているように思いますが、

「評判がよく、相談料が高い」
  →「MENTAでの着実な実績がある」
  →「CTOなどの肩書がある」
  →「YoutubeやTwitterなどで知名度がある」

以下の方程式は成立しないと考えています。

「評判が定まってなく、相談料が安い」
  →「態度が横柄である」
  →「エンジニアとしての知識に欠けている」

むしろ、相談料が低く、評価が定まってないということにかかわらず、親身に相談に乗ってくる方が多い印象でした。

とにかく、現役の方から多くのアドバイスをいただくということが重要だと思うので、同じ様な立場の方にはぜひ検討いただきたいです!

(最近だとクラブハウスで無料で済むなんて選択肢もあるんですかね 笑)

2. 自分はエンジニアに本当に向いているのか

次に「自分はエンジニアに本当に向いているのか」という2つ目の問いについてですが、Progateという誰もが通るサービスがあるので、それをガチャガチャとやっていました。HTML・CSS・Ruby・Railsのあたりを1.5周くらいしました。

正直、すごい楽しいとは感じませんでしたが、苦手だなとも感じなかったですし、小学校や中学校の同級生からは「お前が公務員になるなんて意外だな、何かしらのエンジニアになると思っていたよ」と言われることが多かったので、何となく適性があるだろうとタカを括ってました笑

さすがにProgateを少しやったぐらいで適性があるかどうかなんて判断できないと思ってましたが、そんなことを言っているといつまでも判断できないので、ここは勢いで決めてしまいました。

3. 充分な収入を得ていくのができるのか

最後に「充分な収入を得ていくのができるのか」という3つ目の問いについてですが、これは、ググったり、MENTAで相談していく中で解決しました。結構ストレートに「どれくらいお金もらえそうですか」と聞いていました 笑

「Webエンジニアとしてどれぐらいの収入が得られるのか」という点については、MENTAに限らず色々な情報源にあたっていけば、相場感のようなものがつかめるかと思います。なので、それをベースに決断すればよいのかなと思います。(ただ、私もその相場が正しいのか、いまだに図かねています)

私がいくつか見てきた限りの中での話ですが、gotoさんの作ったWebエンジニアスキル・年収マップが分かりやすいと感じました。Webエンジニアの人材市場を何も知らない私の感覚に基づく判断ではありますが、相場感的に正しいものなのかなという気がしています。

私はこの年収マップを見て、「世間で持ち上げられている割には給料が大して高いわけではないな」と思いました 笑 ただ、決して低い年収ではないですし、最初の就職さえ上手くいって、仕事を何とか続けることができれば、自分が満足できる給料は稼げるだろうと納得できました。

4. なぜ退職したのか

以上のようなリサーチを経た上で、私は退職を決断しました。
そして、2020年1月上旬に退職願を提出しました。

私は、以下の理由から、エンジニア転職するには退職するしかないと考えていました。

・仕事が忙しく、勉強時間をコンスタントに確保することが難しい
・業務量が読みづらく、勉強時間が定期的に確保できるか分からない
・人間関係のしがらみもあり、急にプライベートの誘いを断るのが難しい
・仕事をしながら勉強を続けるモチベーションを保てる自信がない
・32歳になる年齢であり、悠長に勉強している余裕がない(と思った)

一般的には、コロナ禍ということもあり、仕事を辞めない方がいいかと思います。特に3つ目の理由なんか、「知らんがな。プライベートは捨ててもいいから、自分の食い扶持を確保しろよ!」というのはもっともな意見です。

ただ、現実的に考えて、週15時間・月60時間程度の勉強時間しか私は確保できないと感じていました。これでは、TECH CAMPが目安の勉強時間して掲げている600時間を確保するのに10ヶ月もかかってしまいます。(他のスクールでは、これ以上の勉強時間が必要だと掲げているところもありました)

また、カリキュラム終了後も、多くのスクール生がそれ以上に勉強をしつつ、就職活動に励んでいたことを何となく知っていました。600時間というのは最低限のライン(もしくはスクールが生徒を勧誘するための多少誇張をした謳い文句)であって、少なくとも800時間ぐらいは絶対覚悟しなければいけないと感じていました。

こうした点を考えると、真面目に勉強を継続できたとしても、就職できるのが2年後になるかもしれない。それだと、さすがに新しいキャリアを歩み出すには遅すぎる。そして、とにもかくにも仕事を辞めたい笑  

・・・ということで年度末に退職することにしました! 色々と調べたりはしましたが、最終的には、勢いで決断しただけなんですよね 。。。

第2章 どうやってWebエンジニアになったのか?

続いて、プログラミングの勉強方針・勉強方法について紹介します。

私はMENTAというサービスをフル活用したので、そのあたりの話を中心に紹介していきます。

1. 独学か・プログラミングスクールか

私は、当初はプログラミングスクールに通おうと考えていました。
プログラミングスクールに通おうと思った理由は以下のとおりです。

・勉強の習慣付けができるから
・講師に質問が適宜できるから
・就職活動等のアドバイスを得られるから

ちなみに、DIVE INTO CODEさんに通おうと考えていました。
理由は以下のとおりです。

・通学制を採用しており、勉強をサボることがなさそうだから
・同期の仲間から刺激を受け、切磋琢磨できると考えたから
・他の大手スクールは、オフィス賃料や広告費に経費をかけ過ぎているように感じたから
・学習期間が4ヶ月であり、同価格帯(60~70万円)のスクールの中では長くてお得だから
・相談してみて、対応が丁寧だと感じたから
・カリキュラムが詳細に紹介されており、卒業生の就職先やポートフォリオなどが紹介されていたから

ただ、コロナの影響により、完全リモート制に切り替わってしまいました。

これでは、通学制に期待をしていた「勉強をサボることがなさそう」「同期の仲間から刺激を受ける」というメリットが失われてしまうかもしれません。そこで、私は迷った末に、独学に切り替えることにしました。

(なお、あくまで当時の話です。今はどうなのか、よく分かっておりません。リモートであっても、Zoom等を教室の様に開放しており、そこで毎日ちょっとしたコミュニケーションが取れる環境が整っているのであれば、必ずしもデメリットとは言えないと思います。事実、DIVE INTO CODEさん含め、デメリットを解消できる仕組みづくりをいくつかのスクールは行っているかと思います。)

2. 独学でどう勉強したか(MENTAの活用)

ご迷惑をおかけする形となりましたが、私は受講開始前にDIVE INTO CODEさんへの通学をキャンセルしました。

通学制がオンラインに切り替わったという状況を踏まえて、DIVE INTO CODEさんからは全額返金していただきました。返金額は60万円強です。快く返金していただいた DIVE INTO CODEさん、本当にありがとうございました。コロナ禍にご迷惑をかけて本当にすみません!

さて、独学に切り替わったのはよいのですが、これではプログラミングスクールで得られたであろう以下のメリットが享受できないことになります。

・勉強の習慣付けができる
・講師に質問が適宜できる
・就職活動等のアドバイスを得られる

そこで、MENTAを再び活用し、以上のデメリットを解消することとしました。お金はかかりますが、プログラミングスクールと比べると安価です。

具体的には、以下の2名の方々にお世話になりました。

① 加藤さん

②-1 だいそんさん

②-2 だいそんさんのコミュニティのSlack

招待リンクはこちら!(覗きたい方はどうぞ!)

まず、加藤さんですが、MENTAでは珍しく、「毎日勉強内容を報告し、適切なフィードバックやアドバイス」を提供するというサービスを提供していました。当時、月額6,000円程度だったかと思います。

プログラミング学習が習慣化できるか不安でしたので、このサービスは初期段階において非常にニーズにマッチしました。

加藤さんは「一度プログラミングで挫折した経験があるので親身になって教えることができます」と御自身で書かれているとおり、とにかく物腰が柔らかな方でした。

忙しそうにしているにもかかわらず私のフィードバックを丁寧に確認し、毎回細やかな返信をしてくださいました。その仕事ぶりには、本当に感動しました。現役エンジニアが1日200円でやる仕事ではなく、ほぼボランティア同然のような形で支えてくださいました。

エンジニア転職は私がしたいからやっていることですけど、ここまで支えていただくと、加藤さんのためにも頑張ろうという気持ちになれました。

続いて、だいそんさんですが、Railsエンジニアとして転職するための学習を総合的にサポートする「スパルタコース」というサービスを提供していました。私は、Railsを主軸として勉強していこうと考えていたため、MENTA上で高評価を得ているだいそんさんは、自然と候補に上がってきました。

月額30,000円(学生は15,000円)という価格は、当時のMENTA市場では少し高額な部類ではあったんですが、そのハードルを超えて高評価を得ていたので、「優秀なエンジニアなのだろう」「質問もすぐ返ってくるし、就職活動の相談も快く乗ってくれるだろう」「これがダメなら、他のメンターもきっとダメだろう」と考え、だいそんさんと契約を結ぶことにしました。

そして、後述しますが、本当にだいそんさんには信じられないくらいお世話になりました。(いや、実はまだ卒業していないので、就職した今でもいまだにお世話になっています 汗)

3. 何をどのくらい勉強したのか?

概ね、流れはこんな感じです。

1と2については、だいそんさんのコース内容に含まれます。そして、その過程の中で、運よく3へと繋がりました。

1. 幅広く、Web開発に関する基礎を学ぶ(インプット中心)
2. 教材アプリのコードリーディングを通して、実践的にRailsを勉強する
3. 運良く企業さんにつないでいただいたので、実際に仕事をしながら開発経験を積む

3.1. Web開発に関する基礎を学ぶ

まず、だいそんさんがおすすめする市販の書籍やUdemyの講座などを活用して、以下の勉強を行いました。

・Webの基本的な概念を理解する
・Gitの使い方を理解する
・Rubyの文法を勉強する(伊藤淳一さんのチェリー本を活用)
・SQLの基礎やRailsのActiveRecordでクエリの書き方を学ぶ
・SinatraでMVCの基本を学ぶ
・リーダブルコードを読み、コードの書き方を学ぶ
・書籍「Ruby on Rails 5 速修実践ガイド」を使って、Railsの基礎を学ぶ
・書籍「Everyday RSpec」を使って、RSpecの基礎を学ぶ
・JS-Pro(Progateに似たサービス)を活用し、JavaScriptの基礎を学ぶ
・AWSを使ったインフラ構築の基礎を学ぶ

なお、発展的な内容として、Railsを使ったAPIサーバーの開発やVueを使ったフロントエンドの実装を勉強することも推奨されていましたが、私はそこまで勉強しきれませんでした。。。

だいそんさんはアウトプットすることを強く推奨していたので、SQLやActiveRecordの練習問題を解いたり、Sinatra・Rails・JSの簡単なアプリを作成したりしていました。

コーディングは酷いものですが、こんなアプリを作ったりしました。

「スパルタコース」の詳細については、契約していない方でもカリキュラム内容を確認することができるので、ぜひだいそんさんがメンティー向けに開発しているサービス「Tech Essentials」をご確認ください。

最近では各項目にアウトプット課題が設けられましたので、よりアウトプットせざるを得ない仕組みが整いつつあります。

3.2. 教材アプリのコードリーディングを通して、実践的にRailsを勉強する

だいそんさんがインスタグラム風の教材アプリを作成しているので、それを模写するような形で、実践的にRailsのコーディングの勉強をしました。私は、かなり時間をかけて取り組みました。

各コードの細かい解説等は用意されていないのですが、自らその意味を逐一調べていく中で、いわゆる「自走力」を身につけていくことができました。

実感をもって語るのですが、コードリーディングは絶対にやるべきです。ゼロから自分なりにコーディングをしていく経験も重要ですが、それと並ぶくらいに重要です。どっちも絶対にやってください!

というのも、ゼロから自分なりにコーディングをすると、どうしても動けばよしとしてしまいがちだからです。初学者丸出しのコードだと、現場の評価は低くなってしまいますし、「この人きちんと考えて勉強しているのかな」と疑問を持たれてしまうかもしれません。

「逐一、コードが何を意味するか考える」
  →「自分なりに咀嚼する(ノートにまとめる、口頭で説明できる)」
  →「応用して、自分なりに少しアレンジをしてコードを書いてみる」

という流れこそが、プログラミング学習におけるテッパンです。教材をこなすのも大事ですが、この一連の実践こそが最も成長につながりました。

(と言いますか、仕事で簡単な保守・回収業務を担当する場合においても、やることは全く一緒です)

スパルタコースでは、お手本となるコードを熟読した上で、自分なりにインスタグラム風アプリを完成していきます。課題は20個弱あるのですが、各課題の実装後にだいそんさんからレビューいただけます。

このレビューでは、だいそんさんに指摘していただくことで、色々と新しい知見を得ることができます。参考までに特に盛り上がったPRでのレビューの様子を載せておきますので、ぜひ見てみてください。

その際に作ったノートも併せて掲載しておきます。私の当時のレベルだと、1つ1つ記録していかないと頭がパンクしそうだったので、このようなことをやっていました。

また、この課題とは関係ないですが、だいそんさんが他の方に対して行うポートフォリオレビューを見学させていただくことで、初学者にありがちなミスを学ぶことができました。(MENTA経由で、だいそんさんに対して単発のポートフォリオレビュー依頼が結構きていました)

3.3 運良く企業さんにつないでいただいたので、実際に仕事をしながら開発経験を積む

半年程度の勉強をした後に、だいそんさんの紹介で、Web系受託企業(Rails)で実務経験を積むことができました。しかも、一応仕事としてやらせていただいたので、お給料までいただきました!

(なお、現在も継続して、副業のような形でお仕事をさせていただいています。社長、ありがとうございます!!!)

これは、もちろんコース内容に含まれているものではありませんが、メンターとメンティーという関係性だからこそ得られたメリットでした。(プログラミングスクールぐらいの規模になると、なかなか公平性の観点から紹介できないかと思います)

まだ大したことはできていないですが、仕事としてやらせていただいているので、プレッシャーがかかる中で開発することの苦しみを体感することができます。(いや、こんなことを書くと、その割にはお前サボってるだろうし、PRあげるの遅いよなと怒られそうですが。。。)

また、インスタグラム風のアプリでは体験できないような、すごい行数のroutes.rbやschema.rbファイルと対峙することになるので、当然のことですが、実践でしか得られない貴重な経験を積むことができました。

ちなみに、私は参画していないのでよく分かっていないのですが、最近はだいそんさん自身が受託案件を受注し、それを希望するメンティーさんに振り分けるということをやっているようです。気になる方は、問い合わせてみてください。

4. どのくらい勉強したか?

効率という観点ではあまりよくない気がしますが、11月10日時点で1,350時間程度勉強していました。(受託企業さんの開発に携わった時間も含む)

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また、1,000時間を到達した際に振り返りの記事を書いたので、よければこちらも参照ください。記事内には、何を何時間勉強したか事細かに記録したPDFやエクセルがあります。誰に需要があるのかは分かりませんが 笑

なお、私は、就職活動でのアピールにもなるし、毎日1つ学ぶきっかけになるので、Twitterで勉強時間とその日に学んで気になったことをつぶやくようにしていました。

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サボった日もありましたが、200日間継続することができました。

RUNTEQ卒業生の方が作った(しかも在学中に作成!)Hashlogというサービスを活用させていただいおかげで、以下から記録を遡ることもできます!よければ見てみてください!(誰に需要...)

私は、勉強時間の大半ををRailsに投下してしまったので、Rails偏重が少し過ぎたかもしれません。いまだDockerも分かりませんし、VueどこからJSもまだよく分かっていません。しかも、ポートフォリオも作っていません。(本当は作りたかったんですけどね)

ただ、Railsに時間をかけて勉強をしてきたおかげで、受託会社さんで仕事をさせていただく際にも、「お手上げ! もう無理! 社長、仕事辞めますわ!!」という状態にならずに済みました。

だいそんさんからも「多少遅くても構わないけど、まずは現場に出た際に自力でできる何かがあるのはマスト。それがないと、戦力してカウントできないし、運よく就職できたとしても苦労する」という趣旨のことは言われていたので、大筋としては勉強方針に間違いがなかったのかなと思っています。

5. どうやって就職したのか?

だいそんさんの元メンティーで、既にWeb系企業で仕事をされている方のリファラルにより、内定獲得に漕ぎ着けることができました。

Slack上での私の活動を見てくださっていたようで、「頑張って勉強しているし、ぜひうちの面接受けてみてよ」と声をかけてくれたことがきっかけでした。ネット界隈では600社に応募して云々という話がバズったりしていますが、おかげさまで私は、「1社にのみ応募をして、その1社から内定をいただく」という幸せな形で就職活動を終えることができました。

(応募600社はさすがに多すぎだと思いますが、昨今のプログラミングブームやコロナ禍の影響もあり、Wantedlyなどを通したエントリーではなかなか面接に漕ぎ着けないようです)

リファラルを狙っていたわけではありませんでしたし、推薦していただいた方の御厚意により、偶然ではありますが、Webエンジニアとしてキャリアチェンジすることができました。現在、優しい先輩方に支えられながら、楽しく仕事をしています。

ちなみに、私はポートフォリオを作っていたわけではありませんでした。再現性は高くないですが、「コロナ禍にもかかわらず、32歳未経験がポートフォリオなしでWeb系自社開発企業に転職できた件ついて」と書いても嘘はないので、何か色々と奇跡が起きましたね 笑  

現在、未経験からのエンジニア転職を目指す上では、ポートフォリオ作りはマストと言われています。それでも面接の土台にまであがることができたのは、だいそんさんをきっかけにして出来た、人と人の縁のおかげだなと感謝しています。

詳細はまた次の記事に書きますが、スクールによっては信頼できるスクール生をリファラル的に紹介するようなこともあるようです。

期待はしてはいけませんが、いい人やるのも転職のライフハックです! 

最後に

私がエンジニア転職を終えるまでの道のりはざっとこのような感じです。

記事が長くなってしまったので、ここで一旦終わりとします。プログラミング転職を目指す方に伝えたいことも書いたのですが、そちらについては以下からご覧ください。

(記事を絶賛執筆中です 汗)

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