お疲れ様です。

1つの国の首相という、とんでもない重責を背負って8年近くも働いてきた方。
そりゃあ、疑惑が出てきたり、大丈夫なの?と思うようなことがなかったと言えば嘘になるけれど。
だけど、持病の再発で辞任というニュースを聞いて、会見で話してる姿を見て、本当に普通に一言、お疲れ様です。の言葉が浮かんだ。

私は、自分の感覚が普通だ!なんて胸を張って言える程の常識人ではないかなと思うけど、あんなにたくさんの記者さん達がいて、これまでお疲れ様でしたとか、体調を気遣う言葉とか、それらしき言葉を伝えていた人、1人くらいしかいなかったことに、え?って感じてしまった。

そんな言葉を伝えるのが記者の仕事ではないと言う人もいるかもしれない。
でも、挨拶ってどんな仕事の人でもしますよね?って思う。
取材はする側とされる側がいて、信頼関係って大事なんじゃないの?最低限の礼儀を持って接して、気持ちよく話してもらうようにするのが仕事なのでは?と思ってしまった。

政治的に好きとか嫌いとかの話じゃない。
支持するとかしないとかの話じゃない。

長い間、お疲れ様でした。
少しゆっくり休んで、お身体大事になさってください。

その言葉を、シンプルに伝える。
そんな心は、忙しい仕事や正義感なんかでグチャグチャになって、なくなっちゃうものなのかな。

悲しいな。

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