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情報選択における「脱・初心者」-情報の信頼性を確認するためのメソッド

わんばんこ三毛丸でおま(年いくつだよ)。ネット時代においては初心者といえども情報収集が大切になっていますが、プリコネも例外ではありません。問題は、その情報が信頼に値するものかどうかです。

とはいえ、何が「信頼すべき情報」なのかについては意見が分かれるところです。ある熟練プレーヤーが信頼できると評価していても、別のプレーヤーが真逆の評価をしていることは珍しくないのです。結局、何が「信頼できない情報」なのかは、検証を重ねて最終的に自分で判断するしかないのです。

同時に、さまざまな情報に対して自分なりの判断基準を持つことも重要です。他人の判断基準を物差しにし続けていくのは楽ですが、それでは「脱・初心者」は夢のまた夢になってしまいます。

あと、今回のサムネイルがテーマと何の関係があるのか疑問に思う人も多いでしょうし、ある意味それは当たり前のことです。ただ、文章を読んでいけば「ああ、そういうことなのか」と理解してもらえると思います(多分)。

情報の信頼性は自分で確認すべきだ

検証といっても何をすれば良いのか分からないという人もいるかもしれませんが、それほど難しいことではありません。プリコネに限らず最も効果的な検証方法は「自らプレーしてみる」ことだからです。

まず自分の環境でプレーしてみる

クラバトのタイムライン(TL)では実際にプレーしたキャラの育成状況が記載されており、それが自分のものと違う場合にはその環境に合わせるのが正しいと思っている人は多いでしょう。基本的に間違いではないのですが、その前にやるべきことがあります。自分の環境でプレーしてみるのです。

公開されている動画と育成状況が違う場合でも、問題なく通るケースは珍しくありません。極端なケースだとそもそも動画に記載されている育成状況が誤っており、自環境でプレーすることでそのミスに気が付き指摘に至ったというパターンも存在しています。

これは1月のアクアリオスのTL動画ですが、ニューイヤーネネカ(傘)の育成状況は「R27左中なし」です。しかし、自環境で検証したところ、実際にはR26アクセのみであっても通せました。検証をしてみなければこれが分からず、無駄な育成をしてしまうことにつながりかねません。

逆にこの2月のトルペドンの動画については、傘やアメスの育成状況がR27だとバフが足りず、ダメージが下振れてUBが来ずTL崩壊するという問題が生じました。この場合も育成状況を合わせることが必須だという事実は、検証を行っていなければ把握できません。

暴論かもしれませんが「すべての情報は疑ってかかる」べきなのです。知名度の高い配信者であっても、育成状況の記載が間違っていたり、配信しているTLに上振れや下振れによる事故のリスクが含まれているケースもあります。まず自分で検証し、問題を把握することが情報の信頼性を確認することにつながってくるというわけです。

情報の根拠を自分で確認する

2月クラバトでは被弾TPの計算方式が変更され、これまでの装備やランクについての常識がほぼ通用しなくなりました。そうした中でさまざまな情報が流れてきましたが、その情報が信頼できるものかどうかを確認するためには、どういう根拠でそうした結論になったのかを自分なりに納得できるまで調べてみることです。

一例を挙げるなら「計算方式が変わったのだから何も考えずにR28最強にする方が良い」という情報です。実のところ私はこの考え方を全体に適用するのは極めて危険だと考えていますが、その根拠を計算によって調べていくうちに大丈夫なケースと注意すべきケースが見えてくるのです。

たとえば主力アタッカーであるジータやトモの場合、R27左中なしからR28フルに上げる際に上がる防御は「1」です。アメスのスクデットやカリンのサポートは、被弾TP計算用の数字ではなく元の数字をベースに防御力アップを行います。このため重装備で防御が高くなるとスキルで上がる防御が増えるという問題が残っています。ただ、そもそも上がる防御が1ならば、スキルの影響は皆無と考えられるので「大丈夫」という結論になるのです。

逆に先頭運用が多い防御力が1000を超えるようなキャラは、ランクアップによって上昇する防御力が大きく、スクデットやサポートの影響が大きめです。つまり、被弾TPの変化によってTLが再現できなくなるリスクが高めなのです。このためランクについては「要注意」となります。

こうした問題を自分で考えたうえでキャラの育成を行うようにすれば、万が一ミスをしたとしても納得できます。結局のところこの問題も突き詰めれば「すべての情報を疑ってかかれ」という結論にたどり着きます。

ちなみに、スクデットやサポートの影響について最初に言及されていたのはω4.1さんだったと記憶しています。この場を借りてお礼を申し上げます。

発信者に対する自分なりの評価を持つ

プリコネに関する情報を発信している人のうち、誰が信用できて誰が信用できないかは個人の価値観によって変わってきます。ある人にとって信用できる情報が、別の人にとってはお話にならないというケースも珍しくありません。そういう場合、他人の意見に左右されていては何も決められません。まず、発信者に対する自分なりのスタンスを持っておかなければダメです。

私の場合、キャラ評価で一定の信頼を置いているのはストレイぼうさんです。スキルの効果時間をはじめとするデータを図表化したうえで評価を行うため、理論的に納得できることが理由です。

ただし、人間ですから評価を誤ることもあります。典型的なケースがマホ(エクスプローラー)=以下エクマホ=で、このときは大手配信者がことごとく評価を間違えていました。そうしたなかで「エクマホはサポーターとして評価するからダメ、アタッカーとして評価すべきだ」とツイートしたのがたろーさんで、実際その評価通りにアタッカーとして活躍しました。

たろーさんは数々のバケモン魔法TL(ダメージも難易度もハイレベルなもの)を生み出してきた「魔法キャラのスペシャリスト」です。そうした実績をもとに、魔法キャラの評価が分かれているようなケースでは、必ずたろーさんのTwitterを覗くことにしています

こうした評価はあくまでも主観によるもので、汎用性があるとは思っていません。ただ、こうした「自分なりの評価」を持つことが「脱・初心者」につながっていくことは間違いありません。物事の評価は「誰かが言っていた」からではなく、自分で決めなければならないのはゲームに限りません。

余談ですが、そこまで考えてもキャラ評価について自分なりの結論が出せないケースもあります。そんなときは「自らの性癖に従ってみる」のが手っ取り早いです。プリコネはキャラゲーですし、ある意味自分にとって最も正しい評価で、失敗しても後悔しないからです。案外そんなところから「自分で物事を考える」習慣が身についてくる…可能性はあります。

おっぱいはすべてを解決する(個人差があります)

最後に-情報は疑ってかかるのが鉄則

長々と書きましたが、結局のところ重要なのは「あらゆる情報は鵜呑みにしてはいけない」、これに尽きます。情報発信者が著名人であるからといった「装飾」に踊らされて疑うことなく受け入れ、判断を誤るというのは最悪のケースと言っても過言ではありません。「なぜ失敗したのか」を考えることができないので、失敗を繰り返しかねないからです。

すべての情報は疑ってかかれというのは、情報を扱ううえでの鉄則です。これはゲームに限ったことではありません。自分で情報を精査し、独自の価値判断基準を持ったうえでプレーすれば、たとえ失敗しても何かしら得られるものがあり、その積み重ねが独自の知見につながってきます。

もちろん最初からすべてを疑ってかかるのは無理ですが(そもそも何を疑うべきかすら分からない)、そういう姿勢を忘れないことは重要です。自分の頭で考えてプレーすることが、本当にゲームを楽しむことにつながります。みんなで「ああでもない、こうでもない」と悩みながら楽しんでいきましょう。

あと、自分の欲望には素直になりましょう。それが一番重要ですよ★

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