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「初日180体」敷居を下げるための試算

予の目押しに成功という言葉はない!目押し雑魚の三毛丸です。2023年3月からは𝞪𝙩𝙚𝙧𝙡𝞫𝙪𝙨(アーテルバス)に居座ることになりました。現状、私は活動限界の関係でクラバトを早朝にこなさなければならない日が多く、朝活が活発なアーテルが自分に合っていると判断したためです。午前5時時点で2桁のプレーヤーがいるのは心強いですし、クラマスであるもちにゃんさんの進行も素晴らしいものがあります。

初日180体の敷居は低くない

さて、アーテルをはじめとする2桁以上の順位帯のクランの多くでは、初日180体討伐を行っており、1人で6体のボスを倒す必要があります。このため、4段階目(以下EX)の討伐は1段階目(以下N)もしくは2段階目(以下H)で1:30の持ち越しを作り(通称「消滅」)、それを使ってワンパンする通称「段跨ぎ」の採用が必須です。3段階目(以下VH)については1-5、2-4、3-3というようにルートを決めて3貫通を行います。文章だとイメージが掴みにくいという方は、スギさんの動画で詳しく説明されているのでご覧ください。

 問題は、スギさんの動画のようにNHで消滅30体を行うためには、初日に最低13人の朝活メンバーを確保する必要があることです。クランによってはメンバーのスケジュールなどの関係で人を集めるのが難しく、初日180体討伐を断念しているケースもあるでしょう。また、EXはNH消滅を行った人のみが担当するため、何らかの事情でVH終了が遅れるとEX担当メンバーが何もできず、無駄な時間が生じるのも難点と言えます。多くのクランが行っているとはいえ、初日180体討伐の敷居は必ずしも低くないのが実情なのです。

VH消滅導入で朝活必要人数は減る

朝活の必要人数を減らし、初日180体の敷居を下げるためには、現時点で2つの方法が考えられます。

  1. VHで消滅を行ってNH消滅の人数を減らす

  2. 1-1などEX貫通を行って段跨ぎ自体の人数を減らす

2はボスの質によっては無理なことがあるうえ、行うに当たっては下の動画のように手動TLが必要となるケースが多く、プレーヤースキル(以下PS)が欠かせません。インフレが進めばフルオセミオで可能になる場合も出てくるでしょうが(2022年12月のワイバーンはセミオでEX貫通が可能でした)、現時点では初日180体討伐の敷居を下げるための最適解とは言い難いのが実情です。(ただし、深夜オンリー勢にとっては有力な選択肢ですし、将来的に最適解のひとつとなる可能性もあります)

1については実際にプリンマシマシさんが採用していますが、VH1消滅は問題なくいけてもVH2については編成コストが高いため両立が厳しく、やむを得ず数秒の欠損が生じる編成を採用する必要がありました。それでもボスによってはワンパン余裕なのですが、猶予が極めて短いボスがいる月があるため、そこに持ち越しを当てられないという問題が生じていました。

ところが、これについては2023年に入って事情が変わってきました。1月下旬にノゾミ・リベレイター(以下リベノゾ)が実装され、物理限定ではありますが速攻編成の幅が広がったのです。これによってVH1とVH2の消滅編成の両立がやりやすくなりました。月によってはVH3も消滅がセミオで可能になっています。2023年1月のボスの場合、リベノゾ実装でVH消滅は下のスプシに掲載している編成で可能だということを把握しています。(あくまでも把握している分だけなので他にも方法はあるでしょう)

VH1とVH2はリベノゾを使わない編成も存在していますが、VH3はリベノゾ必須です。また、VH2については数が少ないうえ、水サレン編成のコストが高く、1月のクラバトの時点では実用的とは言えない状況でした。リベノゾ実装によって、状況が大きく変わっているのです。

リベノゾが高段階で使われるかどうかについては、それに言及できるだけの知見や分厚い面の皮を持っていませんので分からないとしか言えません。しかし、今後クラバトを有利に進めるためには、VH消滅編成の幅が広がるという1点だけを考えても、リベノゾは必須級だというのが私の見解です。

VH消滅を採用すれば、コアタイムに人を集められればスムーズにEXへの移行ができるようになりますし、後述の試算のように朝活最低人数を減らすこともできます。これによって、多少なりとも初日180体討伐の敷居を下げられるのではないかと考えています。

VH消滅を導入した場合の試算

ただ、いくら編成があっても、VH1消滅とVH2消滅が両立できなければ段跨ぎの人数を増やすだけになり、初日180体討伐の敷居を下げる方法としては不十分です。2023年1月については、こちらで取り上げている編成のうち、サポ借りなしでも以下の2つは両立可能でした。少なくともこの月については、VH1とVH2の消滅を同時に行うことに無理はなかったと言えます。

ろけさん作VH1消滅編成
プリンマシマシさん作VH2消滅編成

NHは3まで消滅を1人で行う、VH1とVH2の消滅は1人で行うという想定で試算を行ったところ、以下の表のようになりました。朝活の最低必要人数は8人にまで減らせますし、段跨ぎを行う人間自体も12人に抑えられます。段跨ぎを行わないプレーヤーは特殊なルートを通る必要がなく、一般的に公開されているVH貫通編成で対応できます。

あくまでも試算なので実用性があるかは不明

また、1月の場合はNH4まで消滅が可能でした。これを活用し、NH消滅を1人2回までに抑えた場合の試算が下の表となります。VHを含めた段跨ぎに参加する人数は15人と増えますが、朝活は同様に最低8人でOKです。VH貫通で1つだけ「1-5 1-4 2-4」というイレギュラーなパターンが出てきますが、1-4については基本的に2-4と同じ編成で対応できるので、実質「1-5 2-4 2-4」と考えていいでしょう。編成も特別なものは不要です。

私自身はパズル制作に関わったことはありませんし、本格的な進行の経験もないため試算に実用性があるかどうかは不明です。ただ、初日180体討伐がクラメンの時間的に難しいというケースのため、素人の机上の空論にすぎないことを承知で公開いたします。こんなもん実用性皆無だと思うならスルー推奨ですし、万が一役に立ったという方がおられましたら嬉しい限りです。

付け加えると、今回の内容は深夜オンリー勢の対策としては不十分です。これについては今後、リベノゾその他の研究が進んでEX貫通の難易度が下がった時点で考えていく方が良さそうです。

最後に-結局モノを言うのは地力

今後、初日180体討伐の敷居が下がり、3桁上位より上のクランでは採用が当たり前になる時代が来るかもしれません。このnoteにそんな力があるとは思えませんが、インフレが進めばあり得ない話ではありません。

ただ、初日180体討伐はあくまでも「グラマス帯入りの難易度を下げる」ための選択肢であり、実際にはこれを行っても2桁に入れていないケースが散見されています。初日180体討伐を行わなくても、上位をキープしているクランはあります。最終的には2日目以降のスコアが重要になってきますし、そのためには1人ひとりの地力が必要です。お互い精進していきましょう。

最後に、今回のnote執筆に当たり、実際にパズルを作成した経験のない私にさまざまなアドバイスをしていただいたプリンマシマシさんに、この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

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