ピレリのPOWERGYというタイヤへの誤解

わが家ではプレマシーという車を所有しています。
これがとてもよくできた車で、自分の評価ではコスパNo.1の多目的な車であると評価している車です。

ミニバンみたいなスライドドア付きにもかかわらず、運転していてとにかく楽しい車です。
自ら進んで運転手になりたくなる、そんな車なので走行距離はあっという間に10万キロを突破してしまいました。

走行を重ねると消耗品の交換が伴いますが、半年ほど前にサマータイヤを「ピレリ POWERGY」に交換しました。
交換直後に乗った印象では万能エコタイヤという良い印象で、値段も安くて本当に良い買い物をしたと満足していました。

わが家は北陸住みなので冬期間はスタッドレスタイヤを装着します。
4月に入ってからサマータイヤへ交換して、久しぶりのPOWERGYを体験することになったのですが・・・

なぜなのか・・ものすごく印象の悪いタイヤに変貌していました。
プレマシーの運転の楽しさを帳消しにするかのようなハンドル特性に動揺を感じ、なぜこのタイヤを良いと思っていたのか?

直進安定性も希薄になり、曲がり始めの感触も悪くてストレスを感じる。
慣らしが終わったころのタイヤですから、ずっとこの感触で乗っていかないといけないのかと後悔すら感じました。

そんなときにPOWERGYのレビューを見て、タイヤの空気圧を高めに設定している人のレビューが気になりました。
その設定値は【235kPa(2,4kgf/cm2)】で、プレマシーの指定空気圧である【220kPa(2,2kgf/cm2)】よりも高めの数値でした。

もしかしてPOWERGYは高めの空気圧で使うタイヤなのかも?
さっそくガソリンスタンドで【235kPa(2,4kgf/cm2)】のタイヤ空気圧に調整してドライブへ行ってみたのですが・・・

 大正解、POWERGYは高めの空気圧で良さがでるタイヤでした。

きっとタイヤショップでは適正圧力で調整してくれていたのでしょう。
車両に記載されている指定空気圧はすべてのタイヤには当てはまらないわけですね。

しかし空気圧を高めにしてこれほど感触が良くなるタイヤは初めてです。
直進安定性が驚くほど良くなったのはもちろんのこと、コーナリング時の反応や動きなども別物です。
ここまで違うとは・・、勉強不足でした。

とはいえ、タイヤ毎の指定圧力なんて記載されているわけでもありませんし、すべての車で同じ結果にはならないと思いますので注意が必要です。

タイヤ空気圧はガソリンスタンドで簡単に調整できますから、一度試してみるのも面白いと思いますよ。


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