猫田による猫田のための、ドーナツ。

収集癖に引っかかってくる食べ物シリーズ。

統一感のある形状をしていると、
どれもこれもあれもそれも、
食べたくなってしまうのが彼らの策略。

彼らの中でも代表格。
名をドーナツという。

最近食べ物の話ばかりしていないか？
そう思われているかもしれないが、
それは勘違いです。

かねてからだいたい食べ物の話ばかりしている。

ドーナツのことを考えていたら、
『テロール教授の怪しい授業』のティム教授が
ドーナツ片手に悪い顔で笑う表情が、
脳裏にぼんやりと浮かんできて困る。

常々漫画の話もしてしまう。

漫画ついでに言ってしまうと、
『さめない街の喫茶店』のドーナツがとても好き。
食べたことはない。概念としての好きなので。
家で揚げたてドーナツを作りたい。
今の設備でもがんばったら作れるのだろうけど。

もちろん現実のドーナツも好き。
というか現実のドーナツが好きでなかったら、
概念のドーナツも好きでないでしょう？

どんなドーナツがお好きですか？
私はオールドファッションが好き。

サクサクにほろほろ食感。
以外に素朴な甘いやつ。
あいしてる。告白しちゃう。

いや待てしかし、
ハニーチュロも捨てがたい…。

パリッと外身。
もちもち中身。
他のドーナツとは一味違う。
唯一無二のかわいこちゃん。

今私の脳内には、
ミスタードーナツが新規オープンしている。
ミスタードーナツに行きたい。

ドーナツといえばミスタードーナツ。
通称ミスド。
幼少より叩き込まれた、
私の価値基準。

あのコストパフォーマンスの化身みたいな、
ミスタードーナツのドーナツを選びたい。

ドーナツポップ買いたいけれど、
なんだかんだいつものに落ち着いてしまう。
そういうミスドのやつをやりたい。

だけどクリスピークリームドーナツも良い。

京都に来て遭遇した、
ミスド以外のドーナツやさん。

ミスタードーナツしか知らなかった私にとって、
平たい箱に敷き詰められたドーナツはなんだか、
物語から出てきたみたいでかわいくて、
ちょこっとだけかがやいて見えた。

きれいに乗せられたチョコレートに、
砂糖でできたカラフルな線がちらちらと。
カラーチョコとは違うカリカリな、
あの食感が美味しい。

結局どのドーナツも美味しい。
だってドーナツだから。

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