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In My Hoodie 2020について

ここ数年のプリントTシャツブームによって、GILDANやUnited Athleをはじめとするプリンタブルウェアの認知度はマス層にまで拡がり、各メーカーが競い合うように流行を意識したリーズナブルで"それなりの"クオリティの無地ボディを大量生産している。

それがZOZOTOWNのような大手ファッション通販サイトなどでブランド品として販売されていればエンドユーザーに「これでいいや」と思わせても不思議はない。

そもそも無地の洋服はWEB上でお客様の目を留めることが難しい。それが僕のような弱小ブランドかつ自社販路のみでの販売でそこそこ価格もするとなれば、色々なことを乗り越えていかなければ届かない。

スタジオで商品のブツ撮りをして、ロケハンしてルック撮影をして、商品説明やブログを丁寧に書いたとしても、この熱量はお客様にほんの数パーセントしか伝わらないかもしれない。

前述のメーカーだけでなく、UNIQLOや大手セレクトショップ、あるいは地方の小売店まで、無地のTシャツやスウェットをオリジナルで展開する競合他社はいくらでもいる。

それでも僕が他の無地ウエアを買わずに作り続ける理由は何だろうと考えると、それはやはり他では得難い「雰囲気」だろう。

雰囲気というとかなり抽象的だが、平たく言えばブランドに対するイメージだ。

post amenitiesでいえば透明感。ストリート卒業世代や、インテリ、デスクワーカーの人たちが着られる透明感のあるストリートウエアは他には無いはずだ。

そしてその裏側には必ずカルチャーが存在する。

今回は新作と合わせて僕が大切にしているブランドの雰囲気をしっかりと伝えていきたいと思う。

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In My Hoodie 2020
SIZE:S, M, L, XL
COLOR:HEATHER GREY / BLACK
PRICE:¥25,300(税込)

2018SSシーズンモデルをPerfecTee 2020の発売に合わせアップデート。仕様はそのままでサイズ感を程よく調整しました。

ぷっくりとした肉厚の生地はとにかく軽くて、身体中が優しく包まれているような感覚がめちゃくちゃ心地よい。

ストレスフリーの秘密は煩わしさを感じないゆったりシルエットと裏地の仕様。生地に厚みを出そうとすると裏パイルの場合重さとごわつきが出てしまうため、あえて裏起毛にしています。

ちなみに起毛というと冬のイメージですが、実は秋から夏前まで3シーズンしっかりと着られるのでご安心ください。

スウェットを着ていて重いなあと感じたことがある人にはぜひオススメしたいふわふわの着心地は絶対に癖になるはず。

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やはりプルオーバーのスウェットといえばアクティブなアイテムなので、手ぶらで出かけられるようにスマホや鍵などを落とす心配のない安全な隠しポケットをカンガルーポケットの左側に配置しました。

NIKE等でよくある止水ジップのポケットではオーバースペックかつスポーティーになりすぎてしまうので、生地と同色のジップを挟み込み、引き手に透明キャップを被せるギミックを。

「見えないこだわり」ではなく『見せないこだわり』を詰め込みました。

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カラーはブラックと大定番の杢グレー。

Championのスウェットより薄くなく、チャコールほど濃くもない、デニムにもスラックスにも合うちょうど良いカラーリングは生地目もしっかり見えるので、パッと見でこれは良い素材だなと感じてもらえるはずです。

カジュアルとクラスのバランスが絶妙で、まさしく透明感のあるスウェットフーディーに仕上がっています。

なお、若干大きめの作りになっているので、下記のチャートをよく読んでお手持ちのアイテムと比較しながらじっくり選んでください。

Sサイズ/着丈:64cm 身幅:100cm 肩幅:44cm 袖丈:62.5cm
Mサイズ/着丈:68cm 身幅:108cm 肩幅:48cm 袖丈:64cm
Lサイズ/着丈:72cm 身幅:116cm 肩幅:52cm 袖丈:65.5cm
XLサイズ/着丈:76cm 身幅:124cm 肩幅:56cm 袖丈:67cm

ブランドの規約として購入後の返品やサイズ交換がお受けできませんが、質問があれば何でもお答えしますので気軽にメールいただければと思います!

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脇腹部分はリブ仕様にすることで横縮みの防止と動きやすさをプラス。また裾のリブもゆるめに設定しているので、インナーやパンツに干渉することなく、ストンと綺麗に落ちるシルエットになっています。

この辺りの細かなこだわりも、アメカジを代表するスウェットを透明感のあるストリートスタイルに仕上げて雰囲気を作る大切な要素なのです。

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アパレル業界に身を置いてから約15年が経ち、今は誰にでも簡単に洋服が作れる時代になった。

SNSのインフルエンサーが作る有名メゾンをトレースしただけのブランド、「みんなが欲しいと思うものをみんなと作りました」的なD2Cブランド etc.

例えそれが売れに売れたとしても、僕にとってはカルチャーの見えない洋服は無価値だ。

雰囲気とは自分の通ってきたリアルによって形成されるものであり、カルチャーの無いブランドには決して雰囲気を作ることはできない。

無地の洋服には何も書いていない訳では無い。

そのブランドとデザイナーのカルチャーがしっかりと刻まれている。


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post amenitiesデザイナー。17歳で雑誌「流行通信」にてモデルデビューし、東京コレクション等に出演。2011年から独学で洋服を作り始め、CASH CA/Heather Grey Wall/the POOL aoyamaを経て独立。2015年、奥渋谷にINNをオープン。
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