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今成リンダマン戦の観戦を経てのワシ


私の今成入江戦PTSDは永遠に治らないと思っていたんだけどね、去年の夏と今年の夏の星座が繋がったから、やっと2023年まで追いついてくる事ができて、先のこと想えるようになったなあって。

あの試合のことを自分がよくわかってない事も辛かったし、それは理解できるはずだって思ってた自惚れも恥ずかしながらあったからなのだけれど、何よりも今成さんの近くに居る人の中に今成さんを理解できる人が少なすぎるのではないのかなって、それが悲しかったんだと思います。今思うとね。感覚的には、親友の彼氏がろくでもないやつだった時とか、ひどい友達付き合いの話を聞いてしまったときとかの、やりようのない無力さに似たものがあって。私以外の環境は私には変えられないし、それは私が干渉することではないからこそ。

リンさんと今成さんの映像は…衝撃だったなあ。今まで一年ずっとずっと、何も分かることができなかった自分の足りなさに絶望した以上に、リンさんの怖いほどの理解度に驚愕した。本当に怖いくらい、見えている人だなと思った。リンさんの言葉ひとつひとつ、眼差し、全部が今成さんのことをあまりにも分かっていて怖かった。

でも怖い以上に、とても嬉しくて。今成さんのすぐ近くではないけれど、同じ現役プロレスラーの人の中に今成夢人を理解していて、リスペクトのある接し方、挑み方のできる人がいた事がとてもとても嬉しかった。舐められてないもん。私が本当につらかったのは、私が今成入江戦を理解できないことではなくて、今成さんの取り組みの強度とか今成さんじゃないと成立してないことが多すぎることが理解されない事を、あの試合やその前後、それ以降も感じ続けたことだったんだな、って。

リンさんと今成さんの試合は、今成さんとリンさんが二人で創り合っている感じが嬉しかった。二人が出会えたこと、二人がプロレスラーの状態で向かい合う時間が生まれたこと、今成夢人がまっすぐ伝わる人が、強い強いハートの人であったこと、こんなに嬉しいことはないよ。リンさんにありがとうでいっぱい。

入江さんにも、やっとやっとありがとうの気持ちになれた。あの日からずっと入江さんのこと怖かった。強さが怖いというより、分からないことが怖さを増幅させてしまったんだと思う。入江さんは何も悪くなくて、私が難しくしてしまっていたし、そもそも私は椅子に座っていただけだし。目に入るもの全て理解できっこない、当たり前のことだった。

今成リンダマン戦を終えて、私がずっと抱えていた大きな氷みたいなものが溶け出してきている。少しずつ。完璧ではないけれど、もっともっと今成さんの言葉が伝わる人が、会話のできるリンさんみたいな方との遭遇機会があったら、また嬉しい気持ちになれるのかなあって思って、今後を楽しみに思えました。マスじゃなくてね。

今成さんがのびのび生きていることが、私にとって嬉しいこと!
そんな感じの夏の始まりでした。

おわり

私がニコニコで暮らせます。