第一回企業見学の感想

2月23日(金)天皇誕生日の日、私は人生初の企業説明会と会社見学に行った。同じ週の水曜日の就職活動をサポートするサポーターと面談をし、その時に決定したことだ。鉄は熱いうちに打てということで、直近で行ける会を予約したが少し後悔している。なんでこんなに寒い雨の日にやってしまったのだろうと。平均気温が5度という驚異の寒さ。ブルブル震えながら家をでた。家を出る前にも色々大変だったのだが、、、

なにしろ、初めての企業見学だったから、いわゆる就活に必要なものが揃っておらず、前日に買い揃えた。スーツにも大丈夫なロングコートと手提げバッグだ。私は普段アウターは、スカジャンであり、バッグはリュックサックを愛用している。わざわざ新しいものを買わなければいけないのは手痛い出費だ。

初めての駅を降り初めて使うバスに乗り、少しの緊張と寒さに震えながら本社に着いた。その会社は生産設備を製造する会社であり、自動車の大手日産に直接、設備を供給するいわゆるTier1の企業である。小さいながらもその存在感はでかく、Teslaとも取引をしているらしい。

聞いたお話で印象的だったのはとにかく技術第一で、エンジニアを大切にする会社だということだ。ジェンダーとかコーポーレートガバナンスをしっかりするのは正義のためにやっているのではなく、グループの日産の信頼を損なわないためだとか、年齢、人種、性別を問わないのはそれが綺麗事のためではなく実力主義であることの表れであるとか。グローバルに戦っているからこその世界基準の労働環境だったり労働環境の意識だと感じた。

だからこそ、徹底的に私には向いていないということも強く感じた。この企業に向いている人は一言で言えば「オタク」であると。私はオタクでは決してない。ずっと何かを手を動かしながら作り続ける人種ではない。この職場では一人前になるのに少なくても10年、トップになるのに15年かかる。知識と技術とノウハウがものをいうコツコツ積み重ねた職人の世界だ。採用担当者曰く、自分の会社にフィットする人材を徹底的に探していると。この会社は私にとっては合わないところだが、エンジニアにとっては天国のような素晴らしい環境でその視点で見れば優良企業だと感じた。

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