美味しいの創造Vol 6
昔帰りが最高の食育かもしれない!
昔帰りってなに?
私は1980年の昭和55年生まれなので、結構昭和な環境で育ってきました。
昭和な環境って何よ?今と何が違うの?と考えた時に幾つか大きく違う事がありました。
(以下の項目は違いであって、良い悪いの判断基準ではないです。)
1、 街にスーパーなどが多くなく、商店経営が多かった。
何かと言うと基本的にすべてが専門店での買い物であった気がします。
野菜は八百屋、肉は肉屋(鶏肉屋、牛肉屋、豚肉屋さんはなかったかな?)魚屋は魚屋
パンはパン屋と言うように、買い物は専門店を巡って買い物をしていた気がします。
2、 共働き家庭は少なかった。(その分、女性の方にチャンスが少ない時代でした)
3、 加工食品は今と比べると圧倒的に少なかったはず
私は母親が料理上手であった為、母親の夕食の手伝いなどをするのが好きでシェフになったタイプです。(はい、勉強嫌い体育大好きでした)
母親と買い物に行くと、
‘’今日はこれが旨いよ!こんな風に調理すると最高だよ!‘’
なんて、八百屋のおばちゃんや魚屋のおじちゃんが教えてくれた文化が昔の商店にはあったのかなー。とか思います。
でも今は基本的にすべてがスーパーで揃い、共働きの家族には色んな所で買い物をしなくて良くなったので、とても効率よく買い物が出来て本当に楽になりましたよね。
ただその分、日本の商店文化は失ったと思います。
全部いい事ってないんですねー。
私が思う最高にいい食育って多分これです。(完全に僕の考えですけど)
何を食べても食材の姿が分かり、食べる事により学べる事
魚は切り身では泳いでませんし、玉ねぎやジャガイモは土に埋まっています。
お米がどんな風に田んぼになり、何色になったら収穫するのか?
お米はなんで白くて、味噌って何から出来ているのかな?
なんて言うのを知る事が大事な気がします。
美味しいは多分その次ぐらいじゃないですかね?
だからこそ、幼稚園の芋ほりって大事だと思うし、餅つき大会なんかも本当に素敵な行事だと思う。
畑に行ってトマトやナスを捥ぎ取ったり、海に行って潜って魚を見たり、いちご狩りや
果樹園に行き、いろんなフルーツを見たり。
子どもってそんな事が好きじゃないですか! でもその機会ってすごい少なくなってきていると思います。
そんな体験の中から、食べ物を大事にしなくちゃいけないな。とか、作っている人って大変だけど、こんなおいしい物を作ってくれてありがとう。って気持ちになったりとか。
現代の感覚だと便利になりすぎて、中々ありがたく感じられない物が凄く多い気がします。
でもその殆どが食育の機会の損失な気もして。。。
昔帰りってのは、便利な世の中から少し昔の様な感覚に戻ってみる。
スーパーで買い物をするだけではなくて、商店に親子で行って見る。
外食や中食が増える中、週に1回ぐらいは家でしっかりと自炊してみる。
こんな昔帰りが僕の考える食育な気がします。家庭で自炊がされないと、調味料の使用量が増えず日本の宝であるしょうゆや味噌、お酢などを伝統的な製法で作られている蔵の存続自体、将来的に考えると難しくなってしまう。と伺ったことがあります。
携帯が普及し、様々な便利なアプリがあるため家の電話番号など暗記しなくなりました。
ラブレターを手書きで書く事、直接渡す時のドキドキ感もないだろうし。
下駄箱に手紙なんて今ないんでしょうね?
今後は嫌でももっと便利になると思いますし、それも必要なんだとも思います。
でも昔の生活の中にあった大切な事もしっかりと守りながら、感じながら現代の利点を応用しながら生きる事が今後の大きな課題な気がします。
料理を作り事は楽しいし、親子の関係も絶対にもっと良くなる。
玉ねぎを切ると目が染みて、ゴマを炒ると香ばし香りがし、炊き立てのご飯には日本が世界に誇る芳醇な香りがします。
是非週に一度、最低でも月に二回ぐらい家族で自炊をしてみてください!
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