美味しいの創造 Vol 8
美味しいの創造 Vol 8
アメリカの美味しいってなんだろね!?
今のThe BurnもNYを彷彿させる?とかNYっぽいとか言われます。
勿論、色んな所で意識をしているので、そう言われると凄く実は嬉しいです。
色んな所でアメリカ関係のお仕事は沢山させて頂いており、それも凄く光栄!
今日から地下鉄でも僕がUS Beef広告のお手伝いをさせて頂いてますので、是非メトロに!
さて宣伝はさておき、未だにアメリカには旨い物が無いと言われたり、味音痴などと言われる事もありますが、アメリカって結構旨い物がありますよ!
肉系であれば、
牛肉の塩漬けをスモークして作るパストラミ
牛ひき肉で作るハンバーガー
スモークして甘辛のBBQソースで仕上げるBBQポークリブ
絶対にみんな好きなフライドチキン
バッファローチキンウィング
魚介系だと
蟹の実たっぷりなクラブケーキ
牡蠣にほうれん草やチーズ、クリームソースでオーブン焼きにしたロックフェラー
シュリンプカクテル
クラムチャウダーなど
朝食だと
みんな大好きパンケーキ
ワッフルやマフィン
コーンブレッド、バナナブレッド
フレンチトースト
などなど、結構ありますよね。
ただ、現地で食べるとどれも結構なポーションで味が単調。だから最終的に美味しくない。と感じやすいのかね?まあ、ベースがあるものを美味しく作るのは日本人の専売特許なので、それらを日本で食すると現地よりおいしく感じるのは仕方ない。でもあの豪快さもアメリカで食べる食事の醍醐味でもありますよね!
さて本題!
私がアメリカに単身渡米した2002年頃。いや、もう少し前の1990年代ぐらいかな?
アメリカでも物凄いグルメブームが到来していました。
今でこそ東京でもNYのレストランの話題になり、東京在住のシェフはNYのシェフの名前やお店の事を知っていますが、一昔前はやはり料理はヨーロッパだったので、アメリカのシェフの名前は殆ど出てこなかった気がします。
ちなみに僕がNYに行った2002年。その後に10年ほど一緒に働かせて頂いた、Jean Georgesの名前は勿論知りませんでした。
美味しいって食事単体での話になりがちなんですが、レストラン的な話をすると全体なんですよね。料理は勿論、サービスや提供の仕方、周りにいるお客様などなど。
最終的に人が美味しいって感じるポイントに料理単体以外の要素が凄く盛り込まれている。
そして、アメリカの美味しいにはその周りに付随した物が無数に散りばめられ、最終的には最高に美味しい体験になっている事が実はもの凄く多いと思ってます。
では、それはなんでなんだろうか。。。?
その答えは食べて貰いたい人や感じて貰いたい事自体が料理だけでは表現できるはずがないと思っているから。
美味しい食事を作るのは勿論、それ以外でも楽しく過ごして貰いたいし、沢山レストランが好きになって貰いたい。
そんな気持ちが凄くアメリカのレストランから感じ取れる気がします。
チップ制と言う事も確実にゲストの満足度を上げようぜ!って気持ちを後押しはしていますね。そしてアメリカのレストランのサービスはとても愛を感じます。
最終的にその気持ちがゲスト自身、絶対にオレ楽しんでやる。今日はレストラン来てるんだぜ!って自分自身も楽しもうとしているはず。だからこそ、アメリカのレストランにいるお客様たちは最高の笑顔で笑いながら食事を楽しむ事が上手なんです。
アメリカでの美味しいを考えた時に、料理だけではなくレストランと言う枠の中で考えると本当に様々な学びがありました。
これは約5年の滞在で一番多く学んだ事の様な気がします。そしてこれは文化的な事な気がします。日本には侘・寂と言う考え方や、あまり出すぎない事に対しの美。
アジアに行くとその考え方も変わり、ヨーロッパもそれは勿論違うでしょう。
でも僕はこのアメリカ式の美味しいの考え方や人に対する接し方などは大好きです。
アメリカのNYの色々を次からは少し書いてみようと思います
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