美味しいの創造Vol7
今回はまさか私自身がなるとは全く思っていなかったアレルギー
アニサキスアレルギー
話を聞いた事がある方も多々いらっしゃると思いますが、今回自分自身がなり、少し調べてみました。
そもそも食あたり的な事ではなく、アレルギー症状だったこと。
私の場合は〆サバでした。
勿論、見た目はピカピカで新鮮その物でしたし、味もおいしかった。
では、何がいけなかったのか?
アニサキスの持つタンパク源が私の身体に入りアレルギー反応が出た。
と言う事。そしてこれはいきなり発症するらしいです。花粉症とかと同じで、いきなりなるらしいです。人体が許容できる数値を超えると発症に至ってしまう。
実は牡蠣も同じようで、牡蠣のアレルギーも食あたりと非常に類似した症状なので、
よく、好きなんだけど結構牡蠣は当たっちゃうんだよねー。なんて話聞いたことないですか?これは実は牡蠣アレルギーらしいです。決して食あたりではない。
これはかなわ水産の方も仰っていました。
これも同様に下記の持つ栄養素が人体に入るとアレルギー反応がでる。これが湿疹であったり、腹痛であったり、下痢であったりするみたいです。
ちなみに僕の場合はこんな感じでした。
22時30頃に〆サバを食べ、ハイボールを3杯ぐらい飲み帰宅。
24時頃に帰宅したら蕁麻疹が出てきた。(疲れてると思ってそのまま就寝)
翌朝5時頃に激痛で起きる。
〆サバを食べた事が気になったのでGoogle先生で調べると症状がマジでビンゴ。涙
とりあえず数時間我慢をして、朝一で病院に伺い症状を説明したら間違いないであろうという結果、すぐに胃カメラ。
勿論出てきました。アニサキス。。。元気に泳いでおりました。
この時にお医者様に先ほどのアレルギー反応である事などを伺い、尚且つ
当分は魚介類を食するのを控えた方がいいです。もし半年以内ぐらいに再度出てしまうと
かなりやっかいな症状になる可能性があります。
蜂に刺された事がある方は聞いたことあるかもしれないですが、
二度目は蜂毒による
アレルギー反応が加わるため、アナフィラキシーショックで重症になる可能性もあるとの事。
アニサキスアレルギーも同じようです。
来週にはアレルギー検査を受けに行こうと思っておりますが、今回当事者になり
アレルギーと言う症状について色んな事を考えさせられました。
殆どの方が食材アレルギーを持っていないと思います。(凄く増えて来たけど)
私の場合、もし次当たってアナフィラキシーになってしまったらどうしよう。
正直、職業的な事もありますが恐怖でしかないです。
当分寿司は無理です。大好きな青魚も当分口にする事はないでしょう。。。
当たり前の事が当たり前でなくなってしまう。
今後は色んな理由があると思いますが、今以上にアレルギー症状・反応を持つ人々が
増えると予測されてます。僕が子供の頃はアレルギーを持っている人などそんなにいなかった。卵と牛乳ぐらいかな?
何故そうなったか?はっきりとした理由も正直なさそうなので、あえて言及しないけど、
食べる側もレストランとして、シェフとして作る側は今まで以上に敏感に対応しなくては行けない。
これは、アレルギー反応がゲストに出ては絶対にいけない。と言う事は勿論だけど、
アレルギーがある人も存分に楽しめる食事を作る職務がシェフにはある筈だと言う事
作りたい物を最高の形で作ると言うのは本当に素晴らしいと思います。でも食べれない物がある人の為に、食べれる物で最高の食事を提供する。
僕が長く働いてきたJean Georgesは常にこの発想でした。何故なら僕らが作る食事には常に相手がいると言う事。
どんなアレルギーを持っている方にでも、全力で美味しい食事を提供する。
The Burnでは僕をはじめ、スタッフもこのメンタルで働いている。
今まさに取り組んでいるVegan料理の数々は
このアレルギーを持っている人も絶対に
美味しいと言って貰いたいから。
食を取り巻く環境が昔とは変わってきているのは間違いないと思います。
沢山の人に美味しいを!
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