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美味しいの創造

美味しいの創造

美味しいってなんですか?

たまに自分自身に問いかけたりします。

料理業界に入り、20年が過ぎようとしてが未だに自分自身の美味しいのレベルも
常に変化をする。
そんな美味しいという言葉、シェフとしての僕自身の‘美味しいの創造’について数回に分けて書いてみたいと思います。

好きな食べ物はなんですか?

シェフをしていると結構聞かれる質問です。
ちなみに私の好きな物は唐揚げ、おにぎり、餃子です。
実はみんな普通の物も好きなんですよね。(俺だけだったりして、、、)

レストランで働き始め、オーナーシェフになりたい。と夢見た20代。
都内のレストランで朝から晩までがむしゃらに働き、夢を叶うべく過ごした時間は本当に素晴らしい物でしたし、22歳で単身NYに行き三ツ星レストランで働けた事も今ではいい思い出です。
シェフと言う仕事について疑問を抱き始めたのは東京に帰り、数件のシェフをさせて頂きJean Georges Tokyoのシェフを始めて数年した頃でした。

当時、僕の働いてるJean Georges Tokyoには普段来れない人も沢山いるんだろうなー。
と実際結婚をして娘が二人いる僕も結婚記念日ぐらいしか来れないと思っていました。
1人3万は中々高い。
でも、美味しいをもっと沢山の人に伝えたい、それがシェフの仕事の醍醐味でもあるかもしれない。と思い始めたのがこの頃でした。

そんな時に頂いたお仕事がフジテレビの
‘ノンストップ’ 月曜日生放送の行列シェフの賄い飯
お店の賄い飯を生放送で披露するという番組でした。そこでお会いしたプロデューサーの方がミールプログラムでこれからお世話になるNPO法人キープママスマイリングの理事の方でした。

その方と仕事とは別で同じ地元同士と言う事で浅草で焼き鳥屋さんに行った時にお話を頂き、今から4年ぐらい前に始めたのがミールプログラム。
それからと言うもの、ほぼ毎月第二日曜日に僕のミールプログラムを設定させて頂き、今となれば計35回ぐらいのミールプログラムを開催させて頂きました。

病児を持つママさんを美味しい食事でサポートしよう。と言うテーマを持ったボランティア活動です。
間違いなく、今の私が色んな活動をさせて頂いているきっかけになった出来事です。

色んな経験と想いが今も尚、いやその頃よりも強く思うようになった美味しいの創造をする。という考えだしたきっかけです。

続く。

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