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おぼんたびレポート3

連休3日目。この日は室蘭で夜景を見ることをゴールに設定しました。

馬がいるところ特有の雰囲気ってあるよね

まずは、前日の夜にゲストハウスのオーナーからオススメしてもらった、乗馬体験へ出かけます。北海道浦河町は全国屈指のサラブレッド産地で、道路を走っていると至る所にお馬さんを見かけることができます。可愛い。

今回訪れた牧場では、なんとワンコイン(500円)でプチ乗馬体験ができるのです。1人で参戦するのでとてもありがたい。

道産子とサラブレッドのハーフの子(名前は忘れた)にまたがってみると、相乗以上の高さに少しビビりました。スタッフのお兄さんに補助してもらいながら、施設の周りをぐるっと一周します。

終始お馬さんのレース事情や乗っている馬の特徴など、お兄さんの素敵なお話を聞けたため、とても楽しかったです。

乗馬終了後は、近くでのんびりしていたお馬さんたちと熱い視線を交わしました。可愛い。写真撮ればよかった。

しかしなんというか、「馬」ではなく「お馬さん」と呼ばざるを得なくなる、あの牧場独特の雰囲気は相変わらず不思議でした。

これがセレンディピティ

お馬さんとお別れし、アポイ岳ジオパークセンターでささっと勉強し、ひとまず苫小牧の温泉を目指します。

途中でレ・コード館という、音楽を聴くあのレコード盤がたくさん展示・保管してある博物館へもよりたかったので、海岸線を走ることに。

相変わらず目を奪われるような鮮やかさを見せてくれる、北海道の太平洋。夏の海は見るだけでも満足できますね。最高。マルハナバチも可愛いね。

海岸線を走っていると、「新冠温泉 レ・コードの湯」の看板を発見。お、ここにも温泉あるやん!行ってみよ~、ということで寄り道を決めます。

いざ、入館。館内のお客さんはほとんど地元の方らしい様子でした。ソファーで気持ちよさそうに寝るおじいちゃん、食堂でおしゃべりに花を咲かせるマダムたち。慌てた母に見向きもせず廊下を走り抜けていくわんぱくガール。すばらしい。

露天風呂からは太平洋を一望でき、眺めも素晴らしかったです。思いもよらぬ偶然に大感動しました。

思ってたんと違うな

新冠の温泉に満足したので、苫小牧をスルーして登別温泉へ。ここは北海道で最も人気があるといっても過言ではないほど、超絶有名な温泉地です。なんといっても、ここには地獄谷という景勝地があり、露天風呂から見れる温泉が最高、という口コミもゲットしていました。

バーン!お~きれいだわ。

よーく見てみると、所々硫黄成分が固まって黄色や白色の部分がありました。なんだかDr. STONEの世界に迷い込んだ気分です。ちょっと楽しいかも。

景色を見た後は温泉。職場の先輩に教えてもらった、とっておきの温泉宿「第一滝本館」の大浴場へ向かいました。

館内は100%観光客。多国籍でもありました。大浴場内は泉質の種類が多く、記憶の限りで4つぐらいあったと思います。すげ~。

露天風呂も広くてきれいで良かったのですが、新冠や浦河の銭湯で得た感動は比較的小さかったような印象です。生活の一部としての浴場、に興味があるのかも、と初めて気が付きました。

変わるものが美しいね

室蘭へドライブしていると、段々と日が暮れていき、きれいな夕焼けや色変わりした雲が見えたのですが、それがとんでもなく美しかったのです。

写真におさめたいけどおさめたくないような、儚く脆いその空は、最後の最後まで追いかけてしまいたくなる情景でした。

大急ぎで地球岬へ向かうことにした松原は、胸の高まりが治まりません。暗くて狭い道に心細くなりながら、室蘭の町を一望できる高台へ到着しました。

あな、いとをかし。画像に映らなくていい。私の瞳に焼き付けばいいのだ、と若干詩人みたいな気分になりつつ、ぼけーっと夜に背中を押される空を眺めました。すばらしい。日の出も見ることを決心します。

インプットの次はアウトプットだ

室蘭の道の駅は、道南エリアでは有名な車中泊スポットです。温泉施設が隣接しており、収容台数が多く、トイレもあります。良い環境だ。

地元率高めな温泉施設でほっこりしたあと、いよいよ人生2回目の車中泊です。前回の学びを活かし、遮光シートや室内灯の準備を万全にしました。駐車する場所も草むらを避け、他の車中泊者と向きをそろえた上で距離をとる。セッティングは完璧です。

朝4時40分ごろの日の出に胸を躍らせながら、この日は就寝。

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