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温故知新

4月も半ばだというのに、北海道はまだまだ寒いです。いつになったらさくら咲くのか。はやくお花見したい。そんなご時世でもなくなっているけど……アパートの窓から見るんだー!!それにしても、トプ画の前歯はどうしたものか。

古きをたずね新しきを知る
今日は、朝から昼過ぎまで市外の博物館にて勉強会に参加しました。おじゃましたのは、北海道の歴史を語る上でとても重要なファクターとなる、集治監(今でいう刑務所)にまつわる史実や資料が展示されている博物館です。

北海道のあのだだっ広い土地や長ーい道路は、明治時代に本州からやってきた(国によって送られた)囚人さんたちがせっせと働いてくださって現存するもの。私もこっちに来るまでは屯田兵の人が開拓した、と教科書でも習ってたけど、屯田兵とは囚人たちを指揮する人。つまり、汗と涙と血を流していたのは、当時の囚人さんたちだったのだ。すごい。

そんな彼らの歴史を振り返ることができる博物館におじゃましてきました。そこには、当時の集治監のトップリーダーたちの功績や囚人たちが作った調度品(プロかよ、てぐらい緻密で丁寧な作品ばかり)の数々がずらりと並びます。

今まで理系一本勝負をしてきた私にとって、日本史を含む文系科目は遠い存在でした。高校生の時は「歴史なんて勉強してどうするんだ。ただただ暗記地獄やんけ」と思っていたほど、縁は遠かったです。笑(ごめんなさい)

今回の勉強会でも、正直「まじかよ」とモチベーションは低かったのですが、いざ行ってみると新しい発見がたくさん。当時の人たちは行動計画を立てる上で何を重視したのか、ビッグプロジェクトを実行するとはどういうことを意味するのか、その時代の価値観や社会状況などなど、「古き」をたくさん知りました。

「古き」を、今を生きる私たちが大切に保存し継承していく意味とは、それらを「今」にどのように活かし、次に残していくのかを考え実行することにあるのだと、今は思えます。

『昔のことをたずね求めて、そこから新しい知識、見解を導くこと』

まさに「温故知新」なのだ、と考えさせられた一日でした。

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