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まちの個性と向き合う

最近noteの更新頻度が少なくなってきました。心のゆとりを持ちたい。家に帰っても家事のことしか頭に浮かばなくなってきたので、時短テクニックを覚えたいな、なんてぼんやり考える今日この頃です。

今回のトピックたち
1 読了感想
2 考えたこと、思ったこと

1 読了感想
今日は丸一日オフの日だったので、田中輝美さん執筆の「関係人口をつくる 定住でも交流でもないローカルイノベーション」を読んでいました。

積読があるのは分かっているけれど、どうしても読みたくなってしまったので購入。そして積読たちにどんどんホコリが溜まっていくのだった。ごめんよ。

この本は学部1年生の頃から興味はあったけど、今は読むタイミングではないな、と思い続けていました。それが最近になって、地方の田舎で行政として、観光だとか地域の在り方について考え実行していく組織に所属すると「関係人口」という言葉が現実味を帯びてきたのです。

何となく「関係人口」というものは知っていたし、内容もざっと理解していたつもりでしたが、この本を読んでより概要を深く理解できました。

その言葉がもつ意味合い、人口減少社会との関連、さらに具体的な事例を知って、関係人口の群像を解像度高くイメージできるようになったと思います。分かりやすくて、簡潔で、とても読みやすいキャッチ―な本でした。

2 考えたこと、思ったこと
何かしらの活動によって地域が元気になった(現在進行形で)事例は、ここ1、2年のうちに現場で目と心に焼き付けてきました。今までは憧れで、夢で、理想的な現象にときめきを覚えてばかりでしたが、最近は三笠(今私が生活するまち)と比較するようになってきています。

特に視点に変化があるのは、土地柄や地域性です。そのまち(地域?)は〇〇な歴史をたどってきたから、〇〇という特徴があって、まちの住人たちは〇〇な考え方や行動をする傾向がある。といった具合に。

能動的に「このまちの役に立ちたい」「何か自分が貢献できることをやりたい」と思うことができるソーシャルな人たちが顕在的にも潜在的にもいる、というのは、この土地柄や地域性に関連することもあるのだと考えます。

だから、なにもすべてのまち(地域)がこの先もずっと、現状またはそれ以上の状態で元気に生存し続けなければならない、なんてことはない、と思っています。

まちにはまちの個性があって、向き不向きもある中で「他の地域が経済活性化してるからうちもそれでいこう」とか「うちもあの地域みたいに外貨を稼いで、競争に参戦しないとダメだ」みたいな同調的な考え方は必要ないはずです。

成長していくことで元気にする選択肢、たたんでいく中にも心は元気で在り続ける工夫をする選択肢、何もせずただ人口が減少し思い出となっていく選択肢。

どんな選択がまちの住人たちの望む未来、または避けたい未来になるのか、は対話あるのみだ、なんて考えたのでした。


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