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非合理的なやり方を選んでみる

社会人になると仕事を通じてお金を手に入れ、より多くのお金を持つ人は自由や高価な物や環境を手に入れていたりします。

それはまるでお金をより多く稼ぐ勝者とそうでない敗者に分けるゲームに全員参加しているようです。

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これを「金稼ぎゲーム」と呼ぶのであればForbsに名前が載る億万長者以外の人は全員敗者となります。

最近では社会人でなくてもTikTokやインスタグラムなどのSNSで「視聴回数」のゲームが存在しており「金稼ぎゲーム」と同様に競い合ってる人たちがいます。

「金稼ぎゲーム」は数字が上か下かの単純かつ合理的なゲームなので子供でも理解できます。

しかし世の中には合理的ではないゲームも存在するのも確かです。

例えば音楽で言えばLuis Fonsi の Despacitoは80億回近く再生されておりより多くの人に再生されるという点においては一番と言えるでしょう。

合理的に数字を求めるゲームに参加するのであればこうしたヒットする音楽の傾向を真似したりカバーしたりすればいいでしょう。

しかし「あなたにとって一番好きな音楽は?」と言われたときにこの音楽が出るでしょうか?

もちろん人によります。

仮に好きな音楽が 「group_inouのHEART」で好きなアニメが「けものフレンズ」だった場合はその二つを合わせたMADを見た時に「おお!?」と思うかもしれませんが、どちらもマイナーなので再生数は少なくなります。

このようにマイナーな人間に向けて活動をする場合は合理的ではありませんが、一方で自分を含め一部の人間を喜ばせることになります。

そしてここで本題に戻りましょう。

「仕事」と考えたときに多くの場合はお金を稼ぐために働きます。

そうすると自分の「好きだから」とか「やりがい」みたいな主観的な判断は無視して、数字を上げるために必要なことを合理的に考える方がゲームとして勝ちやすくなります。

数字を上げるという目的においては主観を持たないのでロボットやAIを使った方がさらに有利でしょう。

一方で「仕事」を自分や誰かを喜ばせるために行うという非合理的な理由の場合はその人にしかできない「人の喜ばせ方」を見つけられる可能性があります。

自分なりの人の喜ばせ方を追求すると数字はついてこない場合が多いですが、新しいものを生み出したり合理性で導き出せない答えにたどり着くことがあります。

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動画を配信していると再生数を伸ばす合理的な道は色々と思い付きます。

自分が発信したいテーマで検索しその中で関連を検索した時にライバルがまだ少ない分野を見つけて投稿すれば数値は稼げます。

もしくは試しに色々と動画を投稿した中でどのテーマが再生されるのかをアナリティクスで見つけ出しそこに特化したり、あるいは流行のコンテンツを誰もやらない(やりたくない)方法でカバーしたりパロディを行う。。。

自分より少しだけフォロワーの多いインフルエンサーと呼ばれる人に絡んで褒めたり毎回コンテンツの感想を伝える、返報性の法則を利用して自分と似たテーマを投稿する人に自動でフォロー、いいねやコメントを送るなどなど。。。

そんなことを考えてると主観を排除すれば数値は上げられるとわかります。

おそらく数値に渇望している人ほど主観を排した合理的な手段に出ます。

例えば「お金がどうしても必要だと思い込んでいる」「フォロワー数が少なくて劣等感を感じている」「できるだけ多(少な)い数値を欲している」などの場合は「主観的に好きか」よりも数値が高いか低いかで手段を選びます。

ちなみにそうした人たちを動かすのは簡単で、「こうすると数値が上(下)がる」ということをできるだけ強い言い方や情報の質と量で伝えればいいわけです。

一方で非合理的な道へ進む人間は合理性で説明できないため「頭がおかしい」とか「バカ」とか言われるか、数値や賞がついてくると「天才」とか呼ばれ始めます。

非合理的な人を動かすのは難しく「これは数値が上がるよ」といくら合理的に説明しても「なんか嫌だ」で断られたりします。

人間として社会で活動する上である程度の合理性は必要ですが、全ての人間が同じような歌を歌う社会よりも違う音色の音を奏でる方が長期的には社会にとっても本人にとっても健全なのではないかという気がしています。



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