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知りたいことを先に教えるという逆の発想

Pay Forward 先に与えよ、さらば与えられん。

という「先にプレゼントしたら後になって返ってきますよ〜」というどこかで聞いた事がある法則を個人的に信じておりまして、実際、「動画の作り方を学びたいから教える側に回ろう!」と考えて拙者はYouTubeで配信をはじめました。

するとありがたい事に3万人以上の人に購読いただいて、色々なご指摘を受けながら自分も成長しているわけですが、これっていろんなところにも当てはまるよね、、というお話。

そう言えば、アメリカのバーニングマンという1週間にわたって行われる奇祭では、「与える事」以外の取引を禁じられており、見返りを求めない「Gift経済」を行うようだ。

そして不思議なことに、その環境下で最も支援される人というのは最も人に与えることをしている人だという。

本当かよぉ〜!!

と思う気持ちはわかる。

拙者もどちらかと言えばお皿に乗った唐揚げがあって「みんなで分けて食べなさい」と言われれば自分はできるだけいっぱい食べてやろうと思う方だからな。(拙者は日田の唐揚げが大好きだ。)

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しかし考えて見てくれ。

例えばあなたのへそから何個でも唐揚げが出てくるとしよう。熱々ジューシーの衣がサクサクの唐揚げがへそから出てくる。それでもあなたは「このへそから出てくる唐揚げは全部オイラのもんだい!」と言うだろうか?

否!

「別に唐揚げなんてへそからいくらでも出せるんだし、好きなだけ持っていって食べていいよ!」と言うのではないだろうか。

つまり自分が提供できるもので、与えてもダメージがないものは人は与えられると言うことだ。

そしてへそ唐揚げを色んな人に渡していたら大抵の人は「別にあいつはへそから唐揚げ出せるんだし、いいだろ!」と思うかもしれないが、10人に1人くらいは「ありがとうございます!お礼に私の脇から出土したアーモンドチョコをあげます!」と言ってくるかもしれない。(拙者はアーモンドチョコが大好きだ。)

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そりゃ、なけなしのお金を相手にプレゼント!とか、母親の形見だけど先に与えなきゃ!とか、命を削ってでも相手に奉仕だ!というと見返りがないと苦痛に感じるだろう?

よく、「一流は努力を努力と感じていない」というものがある。

これも好きだからやっていることだから、見返りがなくてもダメージがないということでもある。つまり大量にギブできるのだ。あるいは単に頭のネジが外れてる場合もあるが。

さあ、そうすると答えが見えてくるだろう。

「欲しいものは先に与えよ」の意味が。

つまり「知りたいこと」があるのであれば「先に教える」というのは、つまり「知りたい」という自分の興味があることだから大量にギブできるということでもある。

先の拙者のYouTubeチャンネルの動画数を見てみよ。2020年の現段階で550本ある。つまり、映像とか編集に関して知りたい事があったからまずは自分が知ってる範囲で映像を教えていたら、ちょっとレベルの高い内容も理解できるようになって、その理解した内容を教えていたらいつの間にか550本だ。

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(何年も欠かさず投稿してたらこうなった。。)

しかも実は広告をつけたのが半年前なのでそれまでの500本の動画は広告なしで配信していたのである。なぜなら「教える事」が楽しくなってたからだな。

そもそも、こうして文章を書いているのも楽しくてやっているのだが、たまに役に立ったという人がコメントやいいねをしてくれて、それがすごく励みになったりして、もうちょっと書いてみるか、、という永遠ループへ陥る。

いいねをしてくれたあなたは罪な人だ。でも、ありがとう。あなたのおかげだ。

世の中には拙者よりもギブが得意な人間がめちゃめちゃ存在するので、言うのはおこがましいが、おそらくギブを別の言い方でアウトプットとかいうのであれば、アウトプット量とインプット量、さらに思考量や行動量も比例するのではないだろうか。

拙者は自分の中でいくらでも湧き上がる「疑問」とか「考え」が”へそ唐揚げ”であり、そう言ったものはいくらあなたに与えても拙者にはノーダメージ。どんどん拙者のへそ唐揚げを食べてくれ。

むしろ、「ニンニク醤油味にしてください」とか「うま塩味にしてくれ!」とかコメントしてくれると「あぁ、そういうのが好きなのね」とこちらも把握して次に活かしやすい。

何言ってんだろ。

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さて、人間不信になりがちな昨今。

拙者はスペインに住んでいて最初の外出規制が起きた時は若干人間不信になったこともあったが、自宅に引きこもり1ヶ月を過ぎた今となっては周りの人と協力するために食糧を分けたり、ちょっとした日常を楽しむコツをシェアするようになった。

おそらく日本はこれから経験するかと思う。

確かに周りには「なんで人のことを考えないんだ!」という言動をする人も出てくるかとは思うが、そういう人間とは関わらずに「Gift経済」の与えあう経済を理解して助け合える人との関係を見極めていくのだ。

おそらくこれからの時代はそう言った関係がとても重要になってくると思うから、そう言った能力に適応するんだ。

いいかい?

ダーウィンも「生き残るのは強い生物ではなく環境に適応できる生物だ」と言ってるんだからね。そして今のこの時期は時代の大きな変わり目。

与え合って共有できる信用を手にする方へ適用するんだよ。

あなたが与えられるへそ唐揚げはなんだ?

では、また。

ちなみに何か拙者にできそうな事があれば気軽にコメントしてくださいな。

いつも応援ありがとうございます! すごく嬉しいのでお気軽にリアクションしていただければと思いますm(_ _)m