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春夏秋生の生えてきたインタビュー第13話

【聞き手:春夏秋生 +岩田カヲリーヌ(編みぐるみ)】
秋生:みかのはら~とにどうして出展しようと思いましたか?
カヲリ―ヌ:管理人さんがボソっと「カヲリーヌのまんまの等身大で編まれた人がやぎやにおったら面白いよね。」と発した一言が始まりでした。
やったら面白いかなとは思って、それはそれは未知の世界でした。
秋生:よくできましたよね。あんなに忠実に再現できて本当にすごかったです!
カヲリーヌ:まあ、でも他の人ならこんな事はやらないだろうなと思って。(笑)
秋生:ほんとに!なかなかやらない。まず自分を編もうとは思わない(笑)史上初なのでは?
カヲリーヌ:それがやってる人がいたの。海外に。
秋生:いたんですか?!自分を編んでるんですか?
カヲリーヌ:他人を編んでいて、「村の人々」みたいなかんじで何人かを作っていてとても完成度が高かった。そういう人がちらほらいてます。
秋生:そうなんですか?!カヲリーヌが最後撤収するときに分身を抱えてやぎやを去る後ろ姿がなんとも哀愁があって、その写真を見て「あー、もっときちんとお別れを言っておけばよかった。」と思いました。
カヲリーヌ:大変でしたが、面白かったです。
秋生:編んでいる途中で、「あー、もういやだ!」とならなかったのですか?
カヲリーヌ:時間さえあれば大丈夫でした。ずっと同じことをし続けるのはしんどいけど、体ってどこも同じじゃないのでずっと違う事をしているから、飽きる事はなかったです。時間が無い、時間が無いと編んでいる時はしんどかったですが、やっている事自体はとても面白かったです。
カヲリーヌ:2日前です。
秋生:色も塗って、目も作ってましたよね。
カヲリーヌ:人生初のつけまつ毛が人形でした。(笑)ネイルアートのチップも生まれて初めて買ってつけたのは人形でした。(笑)
秋生:いざ出来上がってみて、自分の中での心境の変化はありましたか?きっと自信にはなりましたよね。
カヲリーヌ:もともと編みぐるみに全く興味がなくて、ずっと実用的な物を作ってきました。今回初めて編みぐるみを作ってテクニックは向上したと思います。(笑)
秋生:それはそうですよー!小さい人形なんてちょちょいのちょいで作れちゃいますね。
カヲリーヌ:体のパーツパーツを測りながらやっていたのでなるほどな、だから服ってああいう形になってるんだという所の理解が深まりました。
秋生:みかのはら~と終わってみてどうでしたか?
カヲリーヌ:他の作品をゆっくり見る余裕がなかったです。個人的にはとても楽しかったです。プロ、アマ問わずっていうのが面白いです。大きなクレームも無く、無事に終わる事ができて良かったです。
秋生:本当にそうですよね。忙しくて大変だったけどやって良かったですよね。
カヲリーヌ:みんなが楽しそうにしていて、みんなが笑っていましたね。
秋生:今、ハマっている事はありますか?
カヲリーヌ:編み物かな。作っている事が好きだから。消しゴムはんことか、プラバンアートも作ってみたら面白かった。
秋生::この手が色々なものを生み出すんですね。器用な手。羨ましいです。編み物でさらにこれからも色々と作っていこうと思っているのですね。
そこまで編むことが好きっていいですね。
カヲリーヌ:年がら年中編んでるので、ここに何かないと落ち着かないんでしょうね。糸が手元にあって手を動かしてると落ち着きます。
秋生:そうなんですね。将来こんな事してみたいなというのはありますか?
カヲリーヌ:単純に編み物人口を増やしたいです。私は子供の頃本を見るところから始まって、本を見てもできない。それでつまずいて編みかけで放置してやっていない人が多い気がします。なので本を見てやるには限界があるなって。その入り口が易しければもっとみんな楽しみながら続けられるのかなって。
秋生:でもカヲリーヌは本を見ながら手探りで独学でできるようになったのですよね。凄い!好きって最強!
カヲリーヌ:はい、でも大人になって本が理解できるようになって初めて、自分のやり方が違っていたんだと気付いたりっていうのがいっぱいあります。
秋生:一人でよくその技術を身につけましたよね。カヲリーヌは何でもできちゃう。苦手な事とかないですよね。
カヲリーヌ:ただ好きなんでしょうね。アルミさんも木が好きだからその道に進んだみたいな。最近はピアノが弾きたいです。
秋生:いいですね!習ってたりしていましたか?
カヲリーヌ:小さい頃やっていたので、時々家で弾いています。
秋生:ではすらすらと自分で弾けるのですね。私は楽譜も読めないので羨ましいです!

前に編み物を一度教えてもらったときに全然できない私に、それはそれは落ち着いて根気強く教えてくれたカヲリーヌ。その根気強さは筋金入りです。
さあ、次はどんな作品を私達に見せてくれるのでしょうか?

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