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春夏秋生の生えてきたインタビュー第14話

【聞き手:春夏秋生×紺田達也(写真)】
春夏秋生:もともとやぎやとはどのようにして出会ったのですか?
紺田さん:大阪芸大で写真を学んでいて、その後に大学で授業のお手伝いをするアルバイトをしていました。その時にコロナウィルスが流行り、人を撮る事が難しくなった時に、「石を撮りたい。」と思ってグーグルマップを見ていました。ちょうど木津川が車で下りられるので宿泊しながら撮ろうと思って場所を考えた時に、大学の林直先生(木津川市加茂駅前にて林写真館を営業しながら大阪芸術大学の講師をされています)相談をしました。そこでやぎやを紹介してもらいました。コロナの給付金全部でフィルムを買い、数日滞在しながら石の写真を存分に撮りました。
春夏秋生:それは何か展覧会に向けてとかではなく、ただ石を撮ろうと思って撮ったのですか?
紺田さん:はい、そうです。自分の作品として撮りたいと思って撮りました。ちょうど3年前位です。木津川まで車で行って石を撮っていたのですが、しんどくなったので石を持って帰ってきて、ここで撮りました。1m四方の石を選ばずに集めて白い板の上に置いてあまり何も考えずに撮りました。
春夏秋生:石は考えて置いたのですか?
紺田さん:いえ、普通に置きました。
春夏秋生:普通にぽんと置いたのですか?
紺田さん:はい、あまり自分で選り好みしないで決めずに置きました。その時に出来た写真を伸子さん(やぎや管理人さん)に見てもらったりしていました。それがきっかけで、そこ出発ですね。
春夏秋生:そうなんですね。それから伸子さんにこのイベントのお話を聞かれたのですね。
紺田さん:はい、そうです。
春夏秋生:今は写真のお仕事をされているのですか?
紺田さん:いいえ、仕事はグラフィックデザインをしています。まだ始めたばかりなので色々と模索中です。
春夏秋生:そうなのですね。今、ハマっている事はありますか?
紺田さん:特にないですね…。
春夏秋生:写真を撮ったりはしていますか?
紺田さん:写真も忙しくて全然撮れてないです。仕事が不規則なので結構大変です。
春夏秋生:将来やってみたい事はありますか?
紺田さん:将来は写真家になりたいんですけど自分のやっていることが万人受けするものではないので、初刊を発行するとなると全部自分でデザインからやりたいのでデザイナーになったというのもあります。
春夏秋生:そうなんですね。是非ご自分のやりたい写真撮ってください。こうして紺田さんにすり寄ってきてくれるひーさんもいる事ですし(笑)。みかのはら~とで出展をされている記シのひーさん(あるときはイロイロ出張カフェで珈琲を淹れ、動画作りから撮影まで幅広くこなすカメラマン)が紺田さんの写真集をベタ褒めしていました。もうすっかり紺田さんのファンです。(笑)是非、写真集出して下さいね。楽しみにしています!
紺田さん:はい、ありがとうございます!

紺田さんの写真集は、それはそれは独特の世界でした。頁をめくると吸い寄せられるような感覚になったのを覚えています。寂しいような、切ないようなそんな気持ちになりました。自分の撮りたいものを撮るっていいなあ。そのゆるぎない精神を応援しています!

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