2024.04.14のホロスコープ
1. はじめに
寒い日々が続いていましたが、桜が咲き始めました。最近では遅い開花のように思えますが、ちょうど入学式の季節に満開となりそうです。
天文学方面では、空模様が完全に春の星座となりました。おおぐま座の北斗七星から、うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカと星々を追うことができます。気軽に夜空を見上げられる季節なので、夜桜見物をされる方などは酔い覚ましに空を眺めてみて下さい。
夕方の空には、ポンス・ブルックスという彗星も肉眼では見えませんが、出現しています。天文学ファンの間では興味深い彗星で、もしかしたら肉眼で見えるようになるかもしれません。
占星術的には、まだまだスローな時期で、焦りは禁物です。04/09に新月と日食が起こるので、雰囲気が変わるかもしれません。
それでは、今週の空模様を見ていきましょう。
2. 2024/04/07からの星の動き
魚座から牡牛座の間に冥王星以外の星々が集中して、非常にタイトです。
魚座での火星ー土星のコンジャンクションは今週が一番強く、追い越すタイミングとなります。牡羊座で起こる日食とほとんど同時なので、魚座の課題に大きな変化が起こるかもしれません。
主役は牡羊座で、日食つきの新月と、水星逆行もこの場所です。
ちなみに、ポンス・ブルックス彗星も牡羊座付近にいるので、このあたりが非常に特別な印象です。
月は魚座から牡羊座での新月を経て、牡牛座、双子座に動いていきます。
3. 2024/04/09の日食
今回の日食は牡羊座で起こります。
ぎゅっと魚座から牡牛座のタイトな位置に、全ての星が集まっている中間あたりです。
日食は普通の新月よりも新しい始まりですが、今回の始まりは特に自分自身の新しい始まりになります。もしかしたら、それは少し背伸びしたり、大きく見せようとした自分かもしれません。
でも、今はそれで大丈夫です。
よく、世の為人の為という言葉もありますが、まず確固たる自分があってこそです。順番が逆になると、犠牲感が出てきます。このタイミングは、まず自分です。
その自分は、突然湧いてくる自分ではありません。魚座にいる土星や火星が意味する、過去の出来事に影響を受けた自分であり、そこに価値を生み出していくことになります。
動きの軽い金星の調子が今一つだったり、水星が逆行しているタイミングでもあるので、軽やかさよりも強さが出てきます。この2つの星が日食の起こる牡羊座の中にいるのも印象的です。ほとんどの星が集まっているので、客観視が上手くいかないタイミングでもあります。とにかく、まず自分なのです。
これは、裏を返すとほかの人も“まず自分”なのです。コミュニケーションには誤解を生みやすい空模様なので、先入観には気を付けてください。相手の“自分”にも、過去があり、そこからの何かがあるのです。
4. 2024/04/14のホロスコープ
イメージ：まず自分
04/14のホロスコープも04/09と似ています。
弱めの金星と逆行中の水星が牡羊座に入っていて、その牡羊座には調子の良い太陽も入っています。
牡羊座が中心となるのは間違いありませんが、魚座での土星と火星のコンジャンクションもかなりの力があり、一定の厳しさは出ています。
先週同様に、風のエレメンツにも星々が入っていないので、理屈が通じにくいタイミングである点も変わりありません。
アスペクトの観点からも、すべて90度以下のアスペクトとなりますが、土星と火星を除いて、強烈なアスペクトはありません。
結局、このタイミングはまず“自分”ありきで、他人は二の次となります。今の“自分”に過去が強く影響してくる上に、ロジックが通じず、言葉も混乱気味なので、コミュニケーションが難しいのです。全体の意見をまとめて、結論を出すという作業には、あまり向かないかもしれません。
向いている作業は、まず“どうしたいのか？”あるいは“どうなりたいのか？”という点をお互いにはっきりさせることです。将来的には落とし処を探しますが、それぞれの本音を認識する作業は、悪いことではありません。
軽やかにタスクを捌けるタイミングでもないので、ゆっくり意思確認をするのが丁度良いペースとなるのです。
5. おわりに
引き続き、コミュニケーションが難しい時間が続いています。
こういうタイミングが占いの良さで、日常の中で違和感を抱いても、「今はそういうタイミングなのかなぁ」と考えることができます。もちろん、mustでやるべきことも出てきますが、誤解を生まないよう、いつも以上に慎重に動いていくのが良いでしょう。
占いの結果から「水星逆行中だから、あなたは混乱しているんです！」なんて、取引先に発言してしまったら惨劇を起こしますが、自分の中で利用する分には問題ありません。
自分のことを大切にすることが許されるタイミングでもありますので、是非この機会に自分の心の声に耳を傾けてみてください。
どこまでも、まずは自分のタイミングです。
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