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今週の空模様~2024/06/23のホロスコープ

1.はじめに

すっかり夏の雰囲気になってきました。時期は6月なので梅雨の時期となるはずですが、あまり雨は降らず、このまま本格的な夏になってしまいそうです。
梅雨時はジメジメとしていて好きな季節という人に出会う機会は少ないですが、個人的には梅雨の雨の降り方は好きです。勝手なイメージですが、梅雨の雨は霧雨が多いイメージがあって、細かい雨がしっとりと地面を濡らしていくのを見ていると、結構落ち着きます。
占星術的な観点で見ると、今週から来週にかけて、しっとりとしてきます。現在は風のエレメンツを持つ双子座に星々が集まっていますが、水のエレメンツを持つ蟹座に移動していきます。占星術的な季節としても、双子座までは春の星座なのですが、蟹座は夏の星座なので、移り変わりがあります。
さて、そろそろ梅雨模様となる今週の空模様を見ていきましょう。

2.2024/06/16からの星の動き

2024/06/16からの星の動き

前述の通り、星の動きが多い週です。
重なっている水星と金星が先行して蟹座に移動し、その後を追いかけるように太陽も蟹座に移動します。
蟹座のイメージはまさに蟹です。ひとつはとてもしっとりとしていて、大人しいところ。晴れ渡った空の下で駆けずりまわっているというよりは、雨が降っている日の部屋のなかでゆったりとしているイメージです。双子座は軽やかに飛び回る星座なので、そこからしっとりと落ち着いたイメージに変化します。
もうひとつは甲羅がることです。蟹は丈夫な甲羅をもちますが、中身には守るべき大事なものがたくさん詰まっています。つまり、結構内側と外側をはっきりと分ける星座なんですね。双子座までは、あまり何が大事で何が大事でないとかの区別はしない状態でした。ところが、蟹座に来た段階では区別がつく状態となっているのです。これは結構大きな違いです。
水星と金星以外では、月が天秤座から山羊座へ移動していきます。山羊座はちょうど蟹座の対岸に位置して、この場所で満月が起こります。
満月は何かが満ちる瞬間ですが、今回満ちるものは感情になると思います。ちょっと不安定な配置となってしまっているので、注意が必要になりそうです。

3.2024/06/23のホロスコープ

2024/06/23のホロスコープ

非常に感情的な配置です。中心となるのは水のエレメンツを持つ蟹座の太陽/水星/金星の3星ですが、土星と海王星のいる魚座も水のエレメンツを持っています。
この感情的というのは、カッとなって喧嘩しやすいというのとは少し違います。むしろ、心の奥底にある器にどんどん水が溜まっていく感じです。直前の満月がちょうど器の水が溜まりきってしまう可能性が高いタイミングで、素晴らしいものに昇華してくれるパターンと、決定的な亀裂になってしまうパターンがありそうです。
牡牛座でオウンサインの火星と、双子座で調子が出ない木星もとてもアンバランスで、誤った選択をしてしまうと、感情を起因として壊してはいけないものを壊してしまう可能性がありそうです。
前章で蟹座の特徴として、甲羅の内側に大切なものが詰まっていると書きました。この部分に誤った触れ方をしてしまうと、修復に手間のかかる状況を作り出してしまいます。

4.2024/06/23のアスペクト

2024/06/23のアスペクト

あまりアスペクトが多いタイミングではありません。そういう意味では星々のいる場所の意味合いがストレートに出てきます。蟹座は牡羊座を1室として見た場合には4室にあたり、感情的な意味での自分の居場所を意味します。客観的というよりは、自分自身はこういう人間……という部分を感情的に扱うタイミングです。それなので、肩書ではなく感情にスポットライトが当たるので、“心をざっくりと切り刻んでしまう”ということが起こりやすいです。
アスペクトとしては、蟹座の太陽に魚座の海王星がスクエア(90度のアスペクト)を作っています。ハードアスペクトなのでガツンと衝突するイメージですが、この不安定なホロスコープでは最後の防波堤という感じもします。海王星自体が魚座で力を持つ星ですし、12番目の最終度数という非常に成熟した位置にいるので、この難しい状況でも上手にコントロールしてくれそうです。

5.おわりに

今週はちょっと怖いタイミングです。
ぽつぽつと落ちる水滴は石を穿つこともあります。この表現はコツコツと頑張って良い意味もありますが、悪い意味では日々のちょっとした不満が積み重なって、決定的な亀裂につながるという意味にも取れます。
ちょうど満月もかかるタイミングなので、何かが完結するタイミングでもあります。
良い方向に転がっている場合は気にする必要もありませんが、悪い方向に転がりそうな場合は落ち着いて深呼吸を。場合によっては、いったん保留にして、翌週に再度話し合うことも有効です。
微妙な塩梅の件について、無理矢理結論を出すには向かないタイミングです。

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