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寝返りして起きる3つの理由

寝返りして起きちゃいます…
寝返りさせないように
工夫するしかないですか?

というご相談をよくお受けします。

寝返りができるようになったのは嬉しいけど
夜間に頻繁にされたら困る…
というのが正直なところですよね。

寝返りを始めたばかりの頃は
「自分で姿勢を変えられた!!」
と赤ちゃんも喜びでいっぱい

ですが、、、

脳は新しい刺激が入って
ちょっと興奮していますし
体も初めての動きに対応するために
あちこちの筋肉が張っている状態

寝返りだけでなく、赤ちゃんにとって
大きな発達を遂げたときって
体の反応として
夜間の睡眠が不安定になることがあるんです

なので、一時的に 夜間に起きる回数が
増えることもあるかもしれません。。。

というわけで、そもそも、この時期は

\赤ちゃんは夜中に起きやすくなる/

ということを知っていただいたうえで
冒頭の

寝返りして起きちゃいます…
寝返りさせないように
工夫するしかないですか?

この悩みにお答えしていこうと思います。


【寝返りして起きる】には
大きくわけて以下の3つのパターンが
あることがわかりました!
(助産師みかん調べ)

①    夢の中の寝返り
②    安全確認のための寝返り
③    快適な寝姿勢を作るための寝返り

まずひとつ目
「夢の中の寝返り」ですが
夢のなかで寝返りをしたら、
本当に寝返っていた!
というパターンです
これは、レム睡眠中(夢をみているとき)に起こります

大人は夢の中で走ったり動いたりしても
せいぜい寝言を言うくらいで
実際に体が動くことはありません。
しかし、赤ちゃんは夢の中でしているように
実際に体が動いてしまうことがあるのです

この場合、赤ちゃんは夢の中にいるので
「寝返りをしている」
という認識はありません

そのまま無意識で寝返り返りをしてくれたり
そのままうつ伏せのまま寝続けてくれたら
誰も気付かないと思うのですが、
そうもいかなくて

「気づいたら寝返りしていたんだけど、
 どういうこと!?」
「これじゃ寝れないよ~!助けて~!」

と親を呼ぶことになります。

このケースに対しては、
寝返り返りを習得してもらうのが
解決策になります。
日中に寝返りや寝返り返りを
取り入れたあそびを増やしてみてください

次に、ふたつ目
「安全確認のための寝返り」
不安を感じて、寝返りして安全確認している
というパターンです
これは、ノンレム睡眠中の浅い眠りのタイミングで起こります。

1~2時間ごとに訪れる
浅い眠りのタイミングで
赤ちゃんは
「寝ていて大丈夫?」
「危険じゃない?」
と安全確認をしています

その時に、入眠した状況と
少しでも違いがあると
「安全じゃないかも」と不安になって
寝返りをして辺りを見回すことがあるのです。

このとき、赤ちゃんは
不安を感じたことによって
覚醒して寝返りをしているので
意識的に寝返りをしているので

赤ちゃんが不安を感じて
覚醒することがないように
環境や寝かしつけの見直し
声掛けなどが有効になります。

最後に3つ目
「快適な寝姿勢を作るための寝返り」
自分で最適な寝姿勢を作るために
生理的に行っている
というパターンです

私たち大人も夜間に何回も
寝返りしていますよね
快適に寝続けるために、
そのときの自分にとっての
最適な姿勢を模索しているわけです。

寝返りができない状態で寝続けたら
よく眠れないどころか、翌朝
体がバキバキに痛くなってしまいますよね…

赤ちゃんも自分で動けるようになったら、
自分にとっての快適な寝姿勢を探すために
動くことがあるんです

最近の赤ちゃんは、仰向けよりも
うつ伏せや少し反り返った姿勢で
寝ることを好む傾向があります。

仰向けではしっくりこないから
もぞもぞ動いていたら
寝返ってしまった!
という感じだと思います。

これも、ある程度は仕方ないのですが、、、

快適な寝姿勢を作るための
お手伝いができたら
夜中に姿勢を模索して
寝返りをする回数は減るかもしれません。

今の我が子にとって最適な寝姿勢って
どんな姿勢なんだろう?
どうしてそれが楽なんだろう?

その快適な寝姿勢で寝るためには
どうしたらいいんだろう?

他の姿勢でも快適に眠れるためには
どんなことができそうかな?

そんな視点でみてあげることも
必要になってくるかもしれません。

<まとめ>

「夢の中の寝返り」
については
日中に寝返り返りのあそびを取り入れる

「安全確認のための寝返り」については
朝まで不安を感じさせないように、
声をかけつつ、必要に応じて
環境や寝かしつけの変更を検討する

「快適な寝姿勢を作るための寝返り」
については
今の我が子にとっての最適な寝姿勢を
一緒に模索していく

ぜひ、我が子のパターンは
どれなのかを見極めて
必要な関わりをやってみてくださいね

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