【初心者向け🔰】ポケモンカードが1%上手になるプレイング
はじめに
こんにちは。みかんかん(@mikan_n_kanzume)と申します。普段は千葉~都内をメインに活動しています。主に自主大会に参加することが多いので、マッチした際はよろしくお願いします。
今回は8/6に行われたラッシュCSにおいてチームベスト16になりましたので、noteを執筆する運びとなりました。
個人成績は3勝4敗と負け越してしまったので、ラッシュCSで使った構築の解説などではなく別の話を書こうと思い、題目の内容としました。
本記事は、
・最近ポケモンカードを始めた方
・初心者から中級者にステップアップしたい方
・自分のプレイミスが目立つ方
のような方向けになっています。
多少の知識(カードの種類など)は必要なので、知らないカードが出て来た際は確認いただけると助かります。
あくまで"1%上手になるプレイング"なので、
そこはご留意ください。
最後に、このnoteを開いてくださった方全員が楽しめればと思い、プレイングを鍛える練習として詰めポケカの問題を初級、中級、上級編の3問用意しました!
詰めポケカとは、手札、盤面、山札、トラッシュにあるカードから、勝利するためのプレイを導き出すパズルみたいなものです。
解答(一例)も合わせて載せていますので、ここだけでも見て挑戦してもらえると嬉しいです!
(※解答は8/20に追記いたしました。)
ポケカにおけるプレイングとは
カードゲームにおいて、プレイングの良し悪しは少なからず試合に影響します。その中でも、プレイングは大まかに2種類に分けられると考えています。
1つ目は「ベストな選択をするプレイ」
2つ目は「選択が確定しているプレイ」
になります。
ベストな選択をするプレイ
ベストな選択をするプレイとは、その盤面に応じて最善の手を打てるかということです。
このプレイには絶対の正解が無く、人や盤面によって選択が変わります。
例を挙げると、
例①
ロストデッキの後攻の初手に「バトルVIPパスから入るか」「アクロマの実験から入るか」
例②
ロストデッキの最初の「はなえらび」でバトルVIPパスとアクロマの実験が捲れた時に、どちらをロストするか
などが挙げられます。
これらの内容はTwitterでも話題となり、たくさんの意見が飛び交っていました。
ロストデッキ以外で誰しもが遭遇するであろうケースとしては、
「手札干渉のサポートを使いながらバトル場のポケモンを狙った方が良いのか」
「手札干渉のサポートを諦め、ボスの司令などでベンチのポケモンを狙った方が良いのか」
などがあります。
上位プレイヤーの中では「この盤面は○○○を使う一択」などと結論とされるプレイが確立されているかもしれませんが、そのプレイで確実に勝利できない限りはそれが絶対の正解だとは言えません。なぜなら、カードゲームである以上はすべての行動に裏目が存在するからです。
そのため、ここでは比較的裏目が少なく勝率が高いプレイを選択できることを、ベストな選択をするプレイと呼んでいます。
このプレイの精度が高いプレイヤーほど、勝率も高くなっていきます。最終的にプレイヤーとして目指すゴールはここになります。
選択が確定しているプレイ
選択が確定しているプレイとは、盤面上そのプレイが最善と確定しているプレイになります。
選択が確定しているプレイも大まかに2種類に分けてみます。
1つ目は「リーサル(勝利確定盤面のプレイ)」
2つ目は「最善なプレイ順序」(本記事のメインテーマ)
になります。
1.リーサル(勝利確定盤面のプレイ)
リーサルとは、プレイミスがなければ勝利している状態のことを言います。
・自分の残りサイドが1枚で相手のバトル場に高HPのexポケモンがいて倒せない時、ボスの司令をなど使ってベンチのHPが低いポケモンを呼び出して倒す
などもリーサルであり立派なプレイングです。このプレイが選択できれば勝利することができるため、絶対的な正解のプレイと言って良いでしょう。(BO3形式などでは例外あり)
このような分かりやすいリーサルもあれば、中には気付かなかったけど勝ち確定盤面だったといったこともあります。
最初のうちはなかなかリーサルに気づくことが難しいので、手札と盤面で勝負が完結しているかを確認してみてください。それが慣れてきたら山札やトラッシュにも気を配り、広い範囲でリーサルが無いかを探してみてください。
リーサルを逃さないようにするための練習としては、試合数をこなす事が大事だと思います。
最初のうちはたくさん試合し、試合終盤に自分のサイドが1~2枚くらいになったタイミングでリーサルが無いかを確認してみましょう。
リーサルを拾えた数だけ勝てる試合を増やすことができるので、自分の勝率に繋がります。
また、最終的に目指すゴールは
「リーサルに気づく」ではなく、「リーサルを作る」になります。
次のターンに相手がどのような行動を取ってきてもリーサルが残る盤面を作ることで、1ターン早く決着をつけることができます。
例:勝ち筋Aと勝ち筋Bを用意する
①相手に勝ち筋Aを防がれる
→勝ち筋Bが通りリーサルとなる
②相手に勝ち筋Bを防がれる
→勝ち筋Aが通りリーサルとなる
そのため、リーサルとなるルートを複数個用意しておくのはかなり大事になってきます。
2. 最善なプレイ順序
本記事のメインテーマです。
勝利が確定しているわけではないが、最善なプレイ順序が決まっている場合があります。
それはターン1回制限の行動をするタイミングです。ポケモンカードでは、1ターンに1回使用できる行動として
・逃げる
・エネルギーの手張り
・ポケモンの特性の使用
などがあります。
1ターンに1回しか使用することができないためタイミングは慎重に考える必要があります。
【逃げる】
以下の盤面を考えます。
バトル場:ライコウV(雷エネルギー付)
ベンチ:ミライドンex(雷エネルギー×3付)
手札:博士の研究
この番はバトル場のライコウVを下げ、ミライドンexで攻撃する予定です。
ミライドンexで攻撃するのは確定事項のため、エネルギーをトラッシュして「逃げる」を使用し、博士の研究を使いました。
一見問題なさそうなプレイですが、どこに問題があったのでしょうか。
それは「逃げる」を使用するタイミングです。
博士の研究を使う前と後で、逃げるための条件は何も変わっていません。
そのため、「逃げる」の選択肢を残しておけば博士の研究を使ったあとの手札を見た状態で逃げるかどうかを決めることが出来ます。
博士の研究を使用した後に
・ビーチコートを引けた
→ 逃げるためのエネルギーを残しておける
・ポケモンを入れ替えるグッズを引けた
→ 逃げる権利を残しながら別のポケモンを1回前に出せたり、「あなぬけの紐」であれば強く使える可能性がある
そのため、選択肢を残しておいた方がメリットでしかありません。
【エネルギーの手張り】
以下の盤面を考えます。
バトル場:キュワワー
ベンチ:キュワワー + ウッウ + ゲッコウガ
手札:基本水エネルギー + アクロマの実験
ロストゾーン:0枚
この番はアクロマの実験とキュワワーの特性を2回使ってロストゾーンを4枚貯めて、ウッウで攻撃する予定です。つまり、ポケモンを2回入れ替える必要があります。どのみちバトル場のキュワワーは1回下げる必要があり、入れ替え札を引いたとしても次のキュワワーに使えばいいので、バトル場のキュワワーにエネルギーを手張りしてアクロマの実験を使用しました。
この中にも良くないプレイがあります。
どこに問題があったのでしょうか。
もうみなさんお気づきだと思いますが、それは「エネルギーを手張り」するタイミングです。
これも先ほどの例と同じで、アクロマの実験を使う前と後でエネルギーを手張りする条件は変わりません。
アクロマの実験を使用した後に
・ジェットエネルギーを引けた
→ 1枚で2個分の入れ替え札になる
・ポケモンを入れ替えるグッズが引けなかった
→ かがやくゲッコウガの特性で追加でカードを引きに行くことができる。
後者についてはエネルギーを貼る権利を残していることと直接的な関係は無いですが、"今すぐ貼る必要が無いエネルギーカード"を残していることにより、プレイの選択肢を増やすことができます。
これらのことから、ターン1回制限の行動をするベストタイミングが見えてきます。
それは、
プレイ条件が変わらない範囲での一番最後
となります。
文字に起こせば当たり前のように思えますが、意外とできない人が多いです。
初心者の方だけではなく、大会のトーナメント進出者でも見られることがあります。
その理由は
・初心者のうちはこの"重要性"に気付きにくく
上級者になるとこのプレイが当たり前になってくるので"ミスをした時"に気付きにくくなる
→大きなプレイミスに繋がりにくいためプレイミスだと自分で気付けない
ところにあると考えられます。
このミスを減らすためには、友人との練習などで「エネルギーの手張り」や「逃げる」を使用した際に、適切なタイミングだったのか、その後に別の行動をしていないか、というのを振り返ってみてください。
ですが、これらのことを毎ターン確認していては試合時間が足りません。練習で癖をつけて、最終的には自然とできるようになるのがベストです。
【小テクニック(手札読み)】
以下の盤面を考えます。
バトル場:ヤミラミ(超エネルギー付)
手札:キバナ + ロストスイーパー
+ バトルVIPパス×2
スタジアム:ボウルタウン
ロストゾーン:8枚
この番にロストマインを使うために、ロストゾーンを10枚まで貯めたいです。
手札には好きなカードを1枚サーチできるキバナに加え、グッズでロストゾーンを2枚貯めることができるロストスイーパーがあります。
サポートをまだ使っていなかったので、次の動きを強くするためにキバナからアクロマの実験をサーチすることにしました。
ここでは、どの順番でカードをプレイするのが適切でしょうか。
①ロストスイーパーを使用してロストゾーンを10枚にする→キバナを使用してアクロマの実験をサーチする→技宣言
②キバナを使用してアクロマの実験をサーチする→ロストスイーパーを使用してロストゾーンを10枚にする→技宣言
今回のケースではどちらもロストスイーパーとキバナの2種類のカードしか使っておらず、そのまま技宣言に入っているので変わらないように見えます。
ですが、このケースは相手視点で考えてみるとよく分かります。
パターン①
相手の初期手札は4枚。ロストスイーパーを使用し、手札を1枚ロストゾーンに送ったタイミングで手札が2枚になります。
その後キバナを使用して山札から不明のカードをサーチし手札は2枚。そのまま技宣言に入っています。
この時分かる情報としては、相手がキバナでサーチしてきた好きなカードを保持しているということです。
パターン②
相手の手札は4枚。キバナを使用し、山札から不明のカードをサーチし手札は4枚。
その後ロストスイーパーを使用し、手札を1枚ロストゾーンに送ったタイミングで手札が2枚になります。そのまま技宣言に入っています。
この時わかる情報としては、相手がキバナでサーチしてきた好きなカードを保持しているか分からないということです。なぜなら、キバナでロストスイーパーをサーチし、既に使用している可能性があるからです。
パターン①では、相手の残り2枚の手札の中にキバナでサーチしたカードがあることが確定します。
パターン②では、相手の残り2枚の手札の中にキバナでサーチしたカードがあることが確定しません。
それでは、相手の手札が見えていない状況化でパターン①の手札の中身はどのようなカードがあると予想できるでしょうか。
相手はキバナでサーチしてきたカードを使用せずに番を終えていることから、次のターンの動きに合わせたカードをサーチしていると予想できます。
つまり、次の動きがある手札なのです。
そのため、手札干渉のサポートを持っていたら使用される可能性があります。
パターン②ではどうでしょうか。
キバナでロストスイーパーをサーチし無理やり攻撃してきた可能性もあるので、相手の手札に次の動きがあるかは分かりません。
さらに、手札が2枚なので手札干渉のサポートを持っていたとしても相手視点では使いづらいです。
これらのことから、パターン②では相手に多くの情報を与えず、自分の手札を守ることができる可能性があります。
以上より、
・カードをプレイ→相手視点で見えないサーチ
・相手視点で見えないサーチ→カードをプレイ
では、プレイ条件が変わらない限り後者の方がメリットが大きいと分かります。
アルセウスVstarのデッキなどでダブルターボエネルギーや後続のベンチポケモンを素引きできた時、嬉しさのあまりスターバースを使う前にプレイしていませんか?
その後スターバースを使用して手札をリシャッフルしないのであれば、スターバースを使う前にはプレイせず、使用してから既に持っていたカードをプレイすることで相手がこちらの手札を読みにくくなります。(スターバースで持って来たカードを特定しにくくなるため)
カードをプレイする順序を意識するだけでアドバンテージを得られる可能性があるので、意識してみてください。
まとめ
プレイングは大きく2種類に分類できます。
・ベストな選択をするプレイ
・選択が確定しているプレイ
勝ち確定のプレイに加え、勝ち確定盤面以外においても選択が確定しているプレイもあります。
・リーサル
・最善なプレイ順序
プレイヤーとして目指していく順番としては
Step1:最善なプレイ順序でプレイできる
Step2:リーサルに気付くことができる
Step3:リーサルの準備をすることができる
Step4:盤面上でベストなプレイを考えられる
となると思います。
自分の実力に合わせてプレイングを磨いていきましょう!
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。少しでも参考になった方がいれば嬉しいです!
また、自分の思考を文字に起こしてまとめることで、自分の中のプレイングについて再確認する良い機会になりました。
質問やご指摘がございましたら、私のTwitter(X)まで連絡お願いします。(@mikan_n_kanzume)
多分なんでも答えます。
また、Twitter(X)上でのポストを、いいね、リポストで拡散していただけると嬉しいです!
全く関係ない話ですが、今年からSVのダブルバトルを始めました。
お友達や教えてくれる方、無限に募集中です。
おまけ(詰めポケカ)
本記事のおまけと言いつつ裏メインです。
冒頭にも書きましたがルールは簡単で、手札、盤面、山札、トラッシュにあるカードから、勝利するためのプレイを導き出すパズルみたいなものです。
運要素を絡めてはいけず、どのような引き方をしても確実に勝てるルートが存在しています。
全部で3問作ってみたので、自分の力試しに挑戦してみてください!
また、最後に解答(一例)も載せております。
できた人もできなかった人も、解答を見て少しでも今後の参考になればと思います。
また、ここで挙げている解答以外の解き方があれば、自分のDMなり引用なりで共有していただけると、自分にとってもこの記事を読んでくださった他の方にとってもためになりますので、共有していただけると助かります!
なにか分からないところがあればDMいただければお答えしますので、お気軽にご相談ください!
問題
※手張り、サポート、特性の権利は全て残っているものとします。
※初手ドロー済みのハンドです。
問題①(初心者向け)
このターンで勝利してください。
(残りサイド:3枚)
問題②(中級者向け)
このターンで勝利してください
※前ターンにこちらのポケモンは倒されていてます
(残りサイド:2枚)
問題③(上級者向け)
このターンで勝利してください
(残りサイド:お互い3枚)
解答(一例)
問題①
手順
①ライチュウVをベンチに出します。
②モココの特性「エレキダイナモ」でライチュウVに基本雷エネルギーをつけます。
③スタジアムのビーチコートを貼ります。
④ライコウVを逃し、ライチュウVを出します。
⑤基本雷エネルギーを手張りします。
⑥ボスの司令でミュウVmaxを呼びます。
⑦ライチュウVの「ダイナミックスパーク」で6枚トラッシュし、360ダメージで倒してサイドを3枚取りきって勝利です!
ポイント
ミュウVmaxを倒すためにはエネルギーが6枚必要なので、逃げる際にはビーチコートを貼ってエネルギーを残しておかないと足りません。
また、モココの特性はベンチのポケモンにしかつけることができないので、ライコウVを逃す前に特性を使用してライチュウVにエネルギーをつけてあげる必要があります。
問題②
手順
①すごい釣竿を使用し、ザマゼンタと基本水(or超)エネルギーを1枚だけ戻します。
山札:12枚→14枚
②ネストボールでザマゼンタをサーチし、ミラージュゲートを使用して基本鋼エネルギーと水エネルギーをつけます。
山札:14枚→11枚
③キュワワーの特性「はなえらび」を使用します。(手札に加える札は任意)
山札:9枚
④スタジアムのポケストップを貼り、使用します。(対象になる3枚は任意)
山札:6枚
⑤友達手帳を使用し、ボスの司令のみを1枚だけ戻します。
山札:7枚
⑥ポケギア3.0を使用し、ボスの司令をサーチします。(この時点で山札が7枚のため確定で触れる)
⑦入れ替えカートでキュワワーを下げ、ザマゼンタを出します。基本鋼エネルギーをザマゼンタに手張りします。
⑧ボスの司令でゲノセクトVを呼び、ザマゼンタの「かたきうち」で倒してサイドを2枚取りきって勝利です!
ポイント
先にキュワワーの「はなえらび」やポケストップを使用して基本鋼エネルギーが捲れてしまった際に、すごい釣竿で鋼エネルギー、水(or超)エネルギー、ザマゼンタと戻す必要がありますが、そうしてしまうと山札が1枚多くなり、最後のポケギア3.0を使うターンに山札が8枚になってしまいます。それではボスの司令を確定で引くことができないため、先にすごい釣竿から使用する必要があります。
(すごい釣竿を後に使うケースでも山札の引く枚数は変わらないですが、山札に戻す枚数が2枚から3枚になってしまうため最終的な山札の枚数が1枚増えてしまいます。)
問題③
まずは考え方の解説です。
この盤面で確実に勝つためには
・ボスの司令で裏の削れたミュウVmaxを倒す
・バトル場のミュウVmaxを1発で倒す
のどちらかが求められます。
どのルートでもサポートを使わずに山札を全て引き切ることができないため、ボスの司令を確実に手札に加えて使う方法がありません。
そのため、後者のルートを狙う必要があります。
ミュウVmaxを1発で倒すためには9エネルギー必要になります。
サーナイトについているエネルギーとトラッシュにあるエネルギーの合計が8枚しかないことから、盤面からエネルギーを手札orトラッシュに供給する必要があります。
そのため、「崩れたスタジアム」でトラッシュにエネルギーを落とす動きがマストになります。
つまり、今回必要とされる動きは、
・手札にエネルギー(手張り用)を用意する
・ベンチのポケモンを5体埋める
・崩れたスタジアムを引く(確実に)
の3つを満たせばクリアとなります。
このように考えていきます。
以下からが具体的な手順です。
※ここまでの情報を加味して再度再思考してみたい方は是非挑戦してみてください!
手順
①レベルボールを使用し、マナフィ(orラルトス)をサーチします。
②サーナイトの特性「アルカナシャイン」を使用し、山札を2枚引きます。
(引くカードは任意)
山札:6枚
③ミュウの特性「ふしぎなしっぽ」ですごい釣竿をサーチします。(この時点で山札が6枚のため確定で触れる)
※すごい釣竿を②で引いたケースでは、任意のグッズをサーチしてください。
山札:5枚
④すごい釣竿でかがやくゲッコウガと基本超エネルギーを1枚だけ戻します。
山札:7枚
⑤ハイパーボールを使用し、かがやくゲッコウガをサーチします。
(コストは①で加えたポケモンと②で引いた任意のカード(崩れたスタジアム以外))
霧の水晶を使用し、基本超エネルギーをサーチします。
山札:5枚
⑥かがやくゲッコウガをベンチに出し、リバーサルエネルギーをコストにして特性の「隠し札」を使用します。
(引くカードは任意)
山札:3枚
⑦⑤で加えた基本超エネルギーをベンチのサーナイト(超エネルギー×2付)に手張りします。
これでエネルギーが3枚ついた無傷のサーナイトが作れます。
⑧この時点で「崩れたスタジアム」を引けていれば、そのまま貼ってください。
引けていないケースでも、山札の残りが3枚になっているのでナンジャモを使えば確定で「崩れたスタジアム」を引くことができます。
ここでクレセリア(超エネルギー付)をトラッシュすることでトラッシュにエネルギーが6枚貯まります。
⑨サーナイトexの特性でトラッシュから超エネルギーをサーナイトに6枚つけて、9枚ついたサーナイトのブレインウェーブで330ダメージを出してミュウVmaxを倒してサイドを3枚取りきって勝利です!
ポイント
レベルボールでポケモンを山札から抜いていないと、アルカナシャインでラルトスとマナフィを引いてしまった時に山札を圧縮できなくなるので、一番最初に使います。ミュウの特性で狙ったカードを確定でサーチするには山札を6枚まで減らす必要があるため、アルカナシャインから入ります。
以下からはこの問題のかなり深いところです。
お時間があれば読んでみてください。
今回は山札にある「崩れたスタジアム(サーチできないカード)」を確定で引かなければならないため、山札を全て引き切る必要がありました。
山札の総数は9枚だったため、初手のボールの圧縮で1枚、アルカナシャインで2枚、ナンジャモで3枚、ふしぎなしっぽで1枚圧縮できるので、残り2枚をどのように圧縮するかがポイントでした。
Q.かがやくゲッコウガではなくてリファインのキルリアではダメなの?
という質問に対してのアンサーとして、少し難しいですがここで解答します。
崩れたスタジアムを使う都合上、ベンチを埋める必要があります。キルリアを山に戻したケースでは、ベンチを埋めるためには山札にいるラルトスを置く必要があります。
手札にあるボールでは、レベルボールでマナフィ、霧の水晶で基本超エネルギー、ハイパーボールでキルリアを持ってくる必要があるため、ラルトスをサーチする余裕がありません。
そのため素引きする必要が出てきます。
山札を全て引き切れるのであれば問題ないのでは?
と思った方もいると思いますが、実は大問題があります。
それは、山札を全て引き切るためにはナンジャモを使用する必要がある、というところにあります。
ナンジャモを使用すると手札が全て山札の下に戻ってしまうので、全てのカードを見ることはできても全てのカードを組み合わせて使うことはできないのです。従って、崩れたスタジアムは引けたけどラルトスが残りの山札3枚に残ってしまい、ベンチを埋めることができなかった。ナンジャモを使ってラルトスは引けたけど、崩れたスタジアムは山札に戻ってしまい貼れなかった、というケースが発生してしまいます。
そのため、キルリアルートでは確定させることができないのでした。
(追記:すごい釣竿で、基本超エネルギー、かがやくゲッコウガ、キルリアの3枚を戻すルートもありました…。)
色々なミスリードを詰め込んだので、ハマってしまうとなかなか届かなかった人も多いのではないかと思います。
この問題ですが、作るのに3時間近くかかったので苦戦してくれた方がたくさんいればそれで満足です(ニッコリ)
自分の中でこの問題の想定解は1個しか用意していないので、他の解き方があった!という方がいましたら、是非連絡して欲しいです。
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