私の存在
私は今、就活をしている
ピロンっ!
色んな所の面接を受けたが.....
祐:はぁ....
祐:不採用かぁ.....
祐希のメールフォルダーには不採用通知が
溜まっていく一方だった
そして次の日
あと1社.....
そして通知が鳴る
祐:お願いしますっ!
祐希は願ってメールを開く
祐:もうどこも落ちる
祐:どうしよう......
私は明るく立ち直ることが出来なかった
ピンポーン
するとそのとき家のインターホンが鳴った
玄関のドアを開けると.....
七:やっほ〜!
祐:え!?七瀬さ〜ん!
祐希の従姉妹の七瀬がきた
彼女は今、話題の女優・モデルでもある
七:久しぶり〜!元気やった?
祐:うん....笑
七:あれ?元気あれへんなぁ? どないしたん?
祐:実はぁ......
私は七瀬さんに今までの出来事を全て説明した
七:え?全部落ちたん?
祐:うん
七:そっかぁ.....
七:でもまだチャンスはあるよ?
祐:うん
七:祐希ならきっと出来る!
祐:うん!ありがと!
七瀬さんが励ましてくれたおかげか少し気持ちが明るくなった気がした
そして私はもう一度頑張ることにした
しかし.....
やはりダメだった.....
私は誰にも求められていない
そう思った
それからは家に引きこもるようになった
家の外に出ることはまずなかった
祐:はぁ.......
私を必要とする人なんていない......
私はベットの上でひたすら寝る
そんな生活を送っていた
あれから多分1週間は経ったある日
私のスマホに電話が来た
祐:もしもし
七:あ、祐希〜?
祐:七瀬さ〜ん....
七:元気ないなぁ笑
祐:もう一度やってみたけど全部落ちちゃった.....
七:あら.....
七:あ、そうそう
七:明日の11:00に渋谷に来てっ!
祐:え?いいですけど.....なにするんですか?
七:いいからいいから!笑
七:じゃあ明日ね!
そう言うと七瀬さんは電話を切った
祐:何がなんだか分からないけど....
祐:とりやえず明日の11:00に渋谷っと
私はスケジュールに書き込んだ
次の日....
七瀬さんとの約束通り、渋谷へ向かった
七:祐希〜!こっちこっち!
祐:おはようございます!
七:おはよっ!
七:それじゃあ行くよ?
祐:え?どこに...?
七:まぁ着いたら分かるよ笑
そういってタクシーに乗って移動するとある大きなビルの中に入った
七:到着っ!
祐:ここって.....
七:雑誌の撮影スタジオ
祐:え?七瀬さんの撮影を見ていていいんですか!?
七:いや違うよ笑
七:祐希も一緒に撮るんだよ?笑
祐:え?私も...? なんで?
七:それはねぇ〜
遡ること1週間前
〜七瀬視点〜
次の撮影で私と一緒に撮影する子が決まらないらしい......
そこで私はある作戦に出た
事務所のオフィスにて
康:う〜ん.....
七:こんにちは〜
康:おぉ西野か
七:今、お時間いいですか?
康:うん、どうした?
七:スカウトしたい子がいるんですけど....
七:今度の撮影で一緒に撮影できたらなぁと思って....
康:おぉ、西野からのスカウトか笑
康:その子はどんな子なの?
七:従姉妹なんですけど.....
七:今就活中で見た目はのんびりしてるけどとても努力家な子です!
康:西野の従姉妹か.....
康:いいんじゃないか?笑
七:ほんとですか!?
康:うん、いいよ
康:そしたら、次の雑誌の仕事はその子と一緒にやってもらおうか
康:その仕事ぶりを見て、今後のことは決めさせてもらおう
七:はいっ!ありがとうございます!
〜ここから祐希視点〜
七:っていうわけ!
私は嬉しくて涙が溢れた
祐:七瀬さんっ!ありがとっ!
七:ほら〜泣かないの〜笑
七:これから撮影なんだから笑
祐:え?でも祐希どうすれば?...
七:普通にしてるだけでいいよ
七:祐希はそのままでかわいいから笑
祐:えへへ///
七:あとはカメラマンさんの指示通りに動けばいいよ?
祐:はーい!
そして時間が過ぎ、撮影が始まる
カ:お!君は新しい子かい?
祐:与田祐希です!
祐:よろしくおねがいします!
カ:よろしくね!
カ:準備は出来ましたか?
七:はい 大丈夫です
カ:それじゃあ撮影を始めましょうか!
祐・七:はいっ!
そして撮影が行われた
カ:お疲れさまでした!
カ:撮影は以上です!
七:は〜い、ありがとうございました〜
祐:ありがとうございました!
するとそこに.....
康:やぁお疲れ
祐・七:お疲れさまです!
康:君が与田くんかね?
祐:はい!与田祐希です!
康:西野がスカウトしたいって言うから驚いたよ笑
康:西野がスカウトするだけあって君は期待以上の仕事ぶりだった
康:もしよければ、うちの事務所に入らないか?
康:この撮影を見させてもらったよ
康:すごく良かった
康:君たち2人ならやっていけるとおもう
康:どうだい?与田くん?
祐:是非!よろしくおねがいします!
その後、よだせまるという名で世の中に売れていったとか
-fin!-
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