見出し画像

RMとJimin ミニモニ編

兄で弟でペットで飼い主。役割がころころ入れ替わるミニとモニ。私が思うにバンタンの中で一番関係性が変わった二人なんじゃないだろうか。

アメリカン・ハッスル・ライフでコンビを組むことになったナムさんとジミンちゃん。明るく課題を解決していく他チームに比べて、このチームの雰囲気はちょっと暗めだった。ジミンちゃんが完全に「リーダーのラプモン兄さん」に遠慮というか三歩下がって師の影を踏まずというか、なんだかちょっと壁があるというか。トイレ掃除ではナムさんはぶつくさ文句ばっかり言っていて、ジミンちゃんがほぼ汚れ仕事をしていたし、街中でダンス練習をすることになったらやっぱりぶつくさ言い出したナムさんを何とかリードするのはジミンちゃん。ラップを作る課題でも、ジミンちゃんはナムさんに何かすごく言いたげだったけどナムさんの意見に合わせていて、結果当時流行りのHipHopというにはなんだか重めな内容になってしまって不評だったり。もうちょっとこう、お互いに心を割ってぶつかれよ!と私は画面の前で一人叫気をもんでいた。

多分、この二人は何かを考える時、重きを置く順序みたいなところがよく似ている気がする。きちんと筋道を立てて、独善的にならないように気を付けて、理屈が通らないことはしない。よく言えば論理的。悪く言えば融通がきかない。二人してジンくんと全然合わなかった、と言うのもわかる気がする。

HipHopとは、アイドルとはなんぞや、ということに一番がんじがらめになっていたのもこの二人のような気がする。サングラスを外さなかったナムさんと、体を鍛えまくってめちゃくちゃいかついキャラ作りをしていたジミンちゃん。事務所の指示もあったんだろうけれど、「こうあるべき」という型にすごくとらわれている感じがした。そして、それをまるで脱皮を繰り返す生き物のように少しずつ剥いでいって、心も体もだんだん自由になっていった頃に、「ミニモニ」は爆誕した。

なんとなく二人を隔てていた壁みたいなものがなくなったミニモニはひたすら可愛くて微笑ましくて、特に私はナムジュン推しなので、ジミンちゃんと二人でいる時のナムさんの可愛さには毎回やられる。ミニモニコンビでのジミンちゃんはナムさんの兄であり飼い主だ。Vラをやれば脱線しまくりうっかりスポしまくり挙句にはライブ放送なのに自覚なしのナムさんが、ジミンちゃんに時に操られ時に叱られ、あれこれ指図されて言うことをよく聞いている様子は悶えるほど可愛い。タリョラのアバター料理回でも、ジミンちゃんにわざと偉そうにされて首をかしげながらも料理の経験とセンスがまったくないので結局ジミンちゃんの言うなりになっていたナムさんが本当に可愛かった。

メンバー全員での動画でも、ミニモニが並べばそこは可愛いの発信地になる。小さくて可愛いもの好きのナムさんが、モチセクシーなジミンちゃんにキヨキヨ連呼するのもいいし(2015年FESTAでのジミンちゃんのイエローカードポーズにキヨキヨスイッチ入りまくったナムさんはすごかった)、アメハスでの腰の引けっぷりが嘘のように、ジミンちゃんがナムさんに寄りかかり(いやもうしなだれかかっていると言ってもいい)、ボディタッチに膝枕にとやりたい放題なのを、ナムさんが構いすぎることもなく割と放置気味なのもいい。Life goes on のBehind動画でジミンちゃんがナムさんに全身タックルを披露した時には、ほんとに変われば変わるもんなんだなぁ、と私はチベットスナギツネみたいな顔になってしまった。

大人になって、考え方も変わって、でもやっぱり色んなことにがんじがらめになりやすいであろうミニモニの二人が、またいつかの夜みたいにいきなり自転車で走り出す時があればいいな、と思う。子供みたいに立ちこぎして、息を切らして、二人で見た月の道をたどって、遠く遠く、どこまでも。




可愛さを1億分の1も書けてないけどほんとにミニモニは可愛い。セルカも全部いちいち可愛い。ナムさんのキヨスイッチは永遠にジミンちゃんのものであってほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?