2024(10/6)【毎日王冠予想】

~予想する前に抑えておきたいポイント~
① 速い上がりが求められる
② 位置取りも非常に重要

まず『①速い上がりが求められる』点について
開幕週の東京という時点である程度は分かる
ようなことでもあります。
それでも中団から差して来る場合は33秒台の
末脚は必須で、前目に付けるようなら持続力を
活かして34秒台の脚で粘りたいですね。

以上の点を踏まえると
②位置取りも非常に重要』にも繋がってきて
堅実な末脚を持ち、発揮できる馬であれば
中団辺りでも問題ありませんが、そこまで速い
末脚が武器でない馬は前目の位置が欲しいです。

これらを元に予想をして参りましたので
是非、最後までご覧頂ければと思います。


【毎日王冠予想】

本命
◎ ダノンエアズロック
騎手:鮫島克駿

前走の日本ダービーは東京2400mということもあり
大観衆の前で待たされ、かなりイレこんでいた。
プリンシパルSから中2週と詰まったローテも
影響したのか、道中はモレイラ騎手でも折り合う
ことで精一杯な様子。
結果的に4角9番手と後方から脚を伸ばすことになり
直線は内へ切れ込んで良い脚を見せたものの
残り2F辺りで急激に失速し、1.3差14着と大敗。
明らかに距離が長かった上に、ややイレこんだ
影響もバテた要因か。
本来のパフォーマンスを発揮できていないので
ここでは大敗も度外視したい内容。
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2走前のプリンシパルSは中団に位置付けると
直線では手前を変えず、遊びながら走っており
それでも他馬を子ども扱いし快勝。
最後も手綱を抑えながらの勝利となっており、
着差以上の強さと見ていい。
軽度の骨折明けとなっており、十分な調整が
出来ていないことを考えれば非常に強い内容。
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前走の日本ダービーや2走前の弥生賞は敗因が
明確で、いずれも条件が合ってないことからも
重賞で通用しないと判断するのは早計。
今回の舞台である東京1800mでは新馬戦、
アイビーSと非常に強いパフォーマンスを見せた。
速い上がりを叩き出す能力に関しては非常に
秀でた才能を持っており、この舞台は絶好。
斤量も3歳なので55kgと軽く、上位は強いものの
ここでも見劣りせず本命視。

対抗
〇 マテンロウスカイ
騎手:横山典弘

前走のドバイターフは調教師のコメントにも
あったように輸送で大きく体調を崩したことが
敗因で、レースでは逃げたものの粘りは無かった。
海外の地での大敗なので度外視でいい内容。
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2走前の中山記念は内前が非常に残る馬場かつ
展開をフルに活かした勝利。
タフ馬場はそこまで得意ではないと思われるが
展開と1800mという距離も良かった印象。
同じく絶好の展開だったドーブネ、ジオグリフ
といった相手に2馬身と突き放した点は好感。
恩恵を受けての勝利なので過度な評価はできず。
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3走前の東京新聞杯は個人的に高く評価している。
まずまずのスタートから中団に付けると
直線は外から末脚を伸ばすも届かず0.3差5着。
当時の東京は内前が異常に残る馬場であり、
内を通った馬しか好走しないレースだった。
そんななか外々を通って0.3差まで迫る強い内容で
ここを高く評価していきたい。
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この馬はめちゃくちゃキレがあるタイプでは
無いので、前目に付けて粘り込む想定での印。
古馬では実績上位なはずだが、そこまで人気も
ないので重たい印を打たせてもらう。
3走前の走りを見る限り、東京は全く問題なさそう
だし、能力自体も足りてると踏んだ。

単穴
▲ シックスペンス
騎手:C.ルメール

前走の日本ダービーは2コーナー辺りで
思いっ切り掛かって口を割ってしまったロスも
あった上に、Cコース2日目で前が依然として
残る展開であったのも厳しかった。
結果、7番手から差し脚を伸ばすも前も止まらず
1.0差9着と惨敗も、この馬場と展開では仕方ない
敗戦と言える。
元々1600m→1800mと使ってきた馬なだけに
一気の2400mへの延長も堪えたか。
いずれにせよ敗因が多かったことは確か。
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2走前のスプリングSは少頭数かつスローペースで
団子状態となった形で直線を迎えたことにより
中山の短い直線での決め手勝負となった。
最後の4Fを見ると12.6 - 12.0 - 10.9 - 10.8となって
いるように、残り3Fの急激な加速が分かる。
当時の中山は直線追い風(向正面向かい風)なので
ペースは必然と遅くなって、風を受けなかった
差し馬に有利な状況。
それでも先行して上がり33.3秒でまとめた当馬は
相当な化物だったと見ていいだろう。
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前述したスプリングSのレースラップにて
10.9 - 10.8を計測している点が非常に好感で
道中のペースが遅かったことを考慮しても
中山でこのラップは評価したい内容。
距離は戻ったので全く問題はなさそうな上に
決め手も2走前に証明済み。
とはいえ枠が外目であったことと
長く良い脚というよりはキレはあるものの
そこまで長い脚というイメージは無く、
東京への不安から崩れてもと思い単穴まで。

抑え1頭目
△ ヤマニンサルバム
騎手:三浦皇成

前走の新潟大賞典は大外からハナを奪うと
そのまま淡々と逃げ、直線では馬場の荒れてない
所に進路を取ったため、最後まで伸びて快勝。
前へ行って34秒台で粘れば後続は成す術なく
この馬の勝ちパターンに持って行った。
とはいえ道中全くプレッシャーを受けず、
楽々自分のペースで行けたのが良かった印象。
理想的な展開なだけに過剰評価はできず。
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今回最内を引いたので行くしかなくなった。
問題は自分のペースで行けるかどうかという話。
同型としてはシルトホルン、ホウオウビスケッツと
プレッシャーは掛かりそうな雰囲気。
となると上がり34秒台でまとめられるかどうかは
怪しく、逃げて粘ったときの保険として
抑えかなといった感じ。

抑え2頭目
△ ホウオウビスケッツ
騎手:岩田康誠

前走の函館記念はアウスヴァールが離して逃げ
そこから離れた番手になったことで
実質プレッシャーの掛からない逃げのような形で
走れたことが好走の要因。
結果的に逃げたアウスヴァールもそのまま残る
展開だったことを考えると、かなり恵まれての
圧勝であった。
斤量を背負っての好走でもあり、充実してきてる
印象は感じた1戦。
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古馬になってから安定してきて、洋芝で2連勝と
圧勝で勝ち上がってきた馬だが、かなり恵まれて
圧勝した内容でもあるので半信半疑な状態。
前に行って34秒台の持続力で粘れるのなら
重い印でも良いかなと思ったが、そこまでの
持続力は無いと見て抑えまで。
それでも前に付けれるので注意は必要。

抑え3頭目
△ ニシノスーベニア
騎手:大野拓弥

前走のエプソムCは大外枠から中団前目に
付け、そこそこの位置から早め先頭の勢いで
追い出し、しぶとく伸びるも0.3差2着。
勝ち馬がレーベンスティールで、ペースも
まずまず流れたことを考えると大健闘と言える。
前目の位置から上がり34.1秒でまとめている
点は非常に優秀で、枠の分のロスが無ければ
更によかっただけに評価したい内容。
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前走がかなり秀逸だったので同舞台のここでも
期待値込みで抑えの評価。
位置取りは後ろからでも上がりの脚は使える馬
なので、実績で軽視されているが楽しみな存在。

抑え4頭目
△ ローシャムパーク
騎手:戸崎圭太

直近のレースは特に参考にならないので
総括して振り返る。
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条件戦こそ東京1800mで勝っているものの
オープン以上では函館記念、オールカマー、
大阪杯、宝塚記念と比較的タフ寄りな馬場で
結果を残してきた馬。
オールカマー辺りでもルメール騎手がこういう
力が必要な馬場は得意と言っていたような気が
しなくもないので、東京のキレ勝負はどうかなと
いった面から思い切って抑えに降格。
捲りが出来るような競馬場でもないし、
距離も短縮なのでそこまでゆったりとは構えられない。
迷うくらいなら軽視という方向に。

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