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シクロクロス千葉 C1 参戦記

シクロクロス千葉に参加しました。
2シーズンぶりにC1のクラスでのレース。
ここのところC2の40分で終わるレースを走っていたので、完走できるとは期待せずに出走することに。

バイク:SANTACRUZ STIGMATA 54㎝
コンポ:SRAM RED 機械式
ホイル:CAMPY BORA WTO 33
タイヤ:Vittoria TERRENO DRY TLR (F:2.0Bar R:2.2Bar )

バイクはSANTACRUZのSTIGMATA。グラベル&CXレース兼用バイク。
「兼用」っていうどっちつかずな中途半端な立ち位置のバイクに対して、そんなうまい話があるものか??と疑って試乗してみたら見事にヤラれちゃって購入したバイクです。ハンドリングのキレ味にちょっと物足りなさは感じつつも安定性が高いので、今回のレースでは海岸線に下りる深い砂区間でも安心して突っ込んでいけるメリットがありました。タイトに曲がるには体勢変化を大きく取れば問題ないのですが、それがレース中にはストレスではありますが。気になる方いたら是非ご試乗ください。サイズは54㎝です。

コースは芝生の丘が60%、砂浜が35%、林間が5%といったレイアウト。昨年までに比べるとクネクネとした林間のハンドル裁きの上手さが物を言う区間が僅かになっていまい、パワーコースになってしまった印象。

走り終わってからの感想としては、芝区間の短いアップダウンと乗車可能な部分の多い砂区間、スムースに通過できる林間区間という事で全体的にスピード域が上がった印象。頑張り所と力をセーブするところを見極めて、1周のペース配分が掴めるたらリズミカルに走れました。長い上り坂が無いのでうれしいコースです。

出走者52名で、ゼッケン49の私は後ろから3番目というスタート位置でして、ビリ争いとなってもプレッシャーの掛からないカンジ。

目標順位なんてありませんので、60分間で今日の自分の体力をすべて使いきってくることを誓ってスタートラインに立ちました。

13:55にスタート。

スタートダッシュが得意な私。まずは後先考えずに精一杯の力を発揮して前へ出ていく積極的な走りのつもりが、全く前に出られません。

そう。スタートして気が付いたんですが、僕の前にいるのは全員C1の選手なんですよね。そりゃ、C2やマスター50のようにビリからのスタートで一気に一桁順位まで上がるなんて事は不可能でした。

まぁ、それでも1周目が終わるころには30番手くらいまでは上がれたような気がします。

2周目からはコツコツと、目の前の選手を一人一人抜いていくことに。

芝区間の中にある僅かな高低差を活かしたペダリングだったり、シケインをジャンプでクリアすることや、海岸線に下りる砂区間に加速しつつ進入すること、海岸線から砂浜区間に戻るところでランへの切り替えをスムースにすることなど、少ないパワーをセーブしつつ、前との差を詰めたり前走者を抜くなど「稼ぐポイント」の的を絞り、体力の消耗を押さえつつ周回を重ねました。

あと、リズムの合う選手とは小競りで消耗しないように「一緒に前に追いつきましょう」と声を掛けて協力し合う関係性を作るなど、周囲の選手の力を借りちゃったりして。

とはいえ60分のレースを集中力を切らさずに走ることが不可能なことを知っているので、40分ほど経過したときにジェルを摂取することを決めています。

レース中に集中力が切れていることって自分じゃ気づき辛いのですが、摂取した後はモチベーションも上がって「前を追おう!」って気になるんですよね。お試しあれ。

その際に僕はジェル補給用のフラスコに梅丹のカフェインプラス200を水で1.5倍に希釈して飲みやすくしています。あと、2RUNのタブレットを飲み込まずにかじり、ミネラル補給も同時に行っています。

もちろんタブレットを噛んだり、背中のポケットからフラスコを取り出したり、ジェルを飲んだりって面倒くさい行為ではありますが、それをするだけの効果を十分に感じているので迷わずに行っています。

遠い昔、しっかりトレーニングを積んで出走していたころは集中力も保てていた気がするんですが、今は糖分やミネラルを摂取したという刺激を脳に与えて、積極的に走るべく脳の覚醒と、辛いからサボろうという防衛本能の抑制を期待しています。

今回のレースでの最大の失敗は10周目のシケインでのバニーホップの失敗です。見事に前転をかましました。

8回飛んで、9回目に失敗して前転しました。 未熟というより劣化を感じます。

Posted by 三上 和志 on Monday, January 10, 2022

9周目には失敗の兆しが表れていたのですが、無理しちゃったんですよね。

バニホ自体は体重移動で行うものの、ブラケットを握っていなければならず、それが慢性的に右手の握力が低下している僕の手は9周目で限界を向かえていて、10周目で前輪が上げ切らず前転となりました。ダサーってカンジ。

落車の際にリアタイヤにチューブレス特有のエア漏れをさせてしまい、バイク交換が必要な事態に。

バイクチェンジのピットは砂浜が終わって林間区間に入る前で、そこまでの1/3周はリアタイヤに負担を掛けないように慎重に走行。

砂浜に入る手前でバイク交換をすることを伝えておき、いざピットイン。


妻にバイクを渡して、息子からセカンドバイクを受け取り無事に順位をキープしたままレースが続行できました。

家族に支えられたバイクチェンジ。忘れられない思い出が出来ましたー

最終周回の11周目
前後を見渡したところ、前にSUBARUジャージの選手が一人、後ろにNESTOジャージの二人の4名での16位~19位争いな展開でした。

ジェルの補給をしていなかったら4番手でもいいかな?って思っちゃったことでしょうけど糖とカフェインでテンションの高い状態だったので積極的な走りを選択しました。

残り6分ほどでレースが終了なので、残っている力を使い果たすべく不得意な芝の登りも頑張り、さっき失敗したシケインは降車でクリアし、砂浜のランニングもちょっとペースを上げてみました。

するとSUBARUジャージの選手との一騎打ちなカンジに。

林間区間への入り口のヘアピンコーナーが得意な私はそこさえ前で通過すれば逃げ切れる最後のチャンスと思いそこに賭けることに。

スピード差を付けてアウト側から抜きに行こうとしたところ、理由は不明ですが、クリアだったはずのコースがふさがり、前走者と接触。落車を避けるべくブレーキをかけて減速し、そこで引き離されてしまいました。

ゴール手前では後続の選手に詰められつつも逃げ切って17位でゴールが出来ました。

このレポートを書いている今はレースが終わって2日経ちましたが体中のいたるところが筋肉痛です。

大変よく頑張りました◎

ゴール後、C1の面々と集合写真をば。

(走行データはバイクチェンジした10周目までですー)

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