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パリ・アパルトマン物語

「パリのアパルトマン」。
アパルトマンは、一軒家じゃない、戸建てじゃない、日本でいえば、普通のマンションのことを指すから、なんてことのない名詞。
だけど、「アパルトマン」と聞いた瞬間に、そしてそれに「パリの」と付いた時点で、想像力をかきたてられ、オシャレなイメージも想起され、なんだかワクワクさせられる。

パリのアパルトマンには、全部で7軒住んだ。住んだというより、泊まったに等しい短い滞在のところもある。場所は、18区、16区、8区、7区、6区。それに16区よりさらに西のパリ市のお隣の高級住宅街と言われてるヌイイ市。Neuilly.
滞在、居住のタイプも色々。
ホームステイ、ショートレントの家具付きステュディオ、ちょっと無理しちゃった7区の広い家具付きアパルトマン。アトリエとして使っていたフォーブル・サントノーレのエルメス本店斜め向かいの広めスチュディオ。広いテラスが贅沢なシャンゼリゼ南側の家具付きアパルトマン。ずっと私のイメージにもなってる、8区のエリゼ宮すぐのアパルトマン。日本とシステムが全然違って、買うのも借りるのも、外人でフランス語がまだまだだった私は、大変だった。でも、素晴らしいこともたくさん。本当に一冊の本が書けそう!
20数年間のパリを過ごした歴代のアパルトマンについて書いてみようと思う。

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