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やめられない止まらない。ネパールの国民食「ダルバート」とは。

カレーは日本の国民食かってくらいに人気があったのが昭和の頃。
今は選択肢の1つってとこだろうけど、それでもラーメンに次ぐくらいの「欲求」を満たせるものじゃないかなぁ。男子だけ??

今日はそんなカレーの話をしようと思います。

1 日本のカレーとインド・ネパールのカレーの違い

日本のカレーは「あのカレー」ですよね。
ココイチ的な。さらに言えばココイチの「グランマザーカレー」?
たまねぎ、ニンジン、ジャガイモ、肉入れて炒めてルー入れて完成!
っての。

もはや日本のソウルフードですよね。

スーパーのカレールー売り場行くと、いかにカレーが人気あるのかがわかります。凄い種類に圧倒!!
もはや選べない状態。
また、ジャポニカ米が合うように作られていて、本当に美味しい。
食べると少し胸やけするのはご愛敬か???

対してネパール・インドのカレーは(ネパールとインドカレーは違います。また、インドも北と南では結構違いますが、ここでは分かりやすくするためにひとくくりにしておきます。)、印象としてはまず「優しい!」
今日はネパールのダルバートについて

なぜ優しいのかといえば、やはり肉を多用しない、油を多用しないというところでしょうか。
使う材料も、今回ご紹介する「ダルバート」に関しては大体野菜のみです。
魚も野菜ほどではありませんが登場します。
たまに肉も登場しますが「たまに」ですね。

そして、決定的に違うのは
★日本のカレーは味で食べる
★インド・ネパールのカレーはスパイスで食べる
というところでしょうか。
ですから塩分量と脂質が日本のカレーに比べて驚くほど少ない。


ダルバートって何?

ダルバートというのは、日本人で言うところの「定食」という言葉がしっくりくるのではないかと。
ごはん、味噌汁、おかず、漬物。

ネパールでは「ダール=豆」「バート=米」を合わせて「ダルバート」
なので極端な話、ダールカレーとバートがあれば一応ダルバートは成り立つのではないかと・・・
実際はダルバートといえば冒頭の画像のように、ダールカレー、ごはん、おかず、漬物という組み合わせになっています。
大概ヨーグルト、野菜、パパドとか付いてきます。
https://blog.tirakita.com/2017/11/%e5%be%b9%e5%ba%95%e8%a7%a3%e8%aa%ac%ef%bc%81%e3%83%8d%e3%83%91%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%81%ae%e8%96%ac%e8%86%b3%e5%ae%9a%e9%a3%9f%e3%80%8c%e3%83%80%e3%83%ab%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%88%e3%80%8d%e3%80%81.shtml

ネパールの方はこれを毎日2食は食べるそうです。
健康にならないわけがない食事ですね。

初めてこのダルバートを食べたのは、ネパール料理屋さんで頂いたのですが、ダールカレーのあまりの素朴さに物足りなさを感じたものでした。
なんせ豆と玉ねぎとスパイスと塩のみですからね。
しかし、スパイスを扱うようになって、見分を深めていくと味覚まで順応するのか、この素朴さの虜になってしまった。。。。
今ではダルバートを家で作るようになり、挙句の果てには売るようになってしまった次第で。
このダルバート、土間に座って手で食べるのが正式。
最近のネパールキッズ達はテーブルで食べたりするようになっているのだとか。


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先日、「ザ!日本のカレー」と「ダールカレー」のあいがけを売ってみました。結果は日本のカレーが先に売り切れて終了(笑

ローストビーフとか乗せて、もうなんか矛盾なんですが楽しければ良し。
日本とネパール・インドと欧州のコラボですな。
もっと周りの人にダルバートを知ってもらいたいなと思う日々なのです。
今度はスパイスについて話す機会があればと思います。

それではありがとうございました。

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