自信袋

中野セントラルパークの盆踊りに行った。
高校生の時、隣の女子高に通っていて共通の友達を通じて話したことある子と10年ぶりに再会して、わたしが"大田ちゃん"って呼ばれていたことにビビった。10年の間に完全にモリィになってたもん。湯婆婆に名前を取られて本当の名が思い出せなくなったハクくらいモリィになってた。元彼、付き合ってから別れるまで一度も本当の下の名前で呼んでくれなかったし！エッチな雰囲気の時モリィって呼んで欲しくなかったし！次もし誰かと付き合う時は本名で呼んでくれるかキモキモあだ名で呼んでくれて｢自分、全然恥ずかしげもなく路チュー出来ます！ｳｯｽ!｣くらいの人だったらラブが分かりやすくて嬉しいな。路チューしたくないけど！大人になればなるほど言葉と態度で示してくんなきゃ不安になっちゃうもん。子供の時、両親が毎日あんなに褒めて褒めて褒めまくってパンパンにしてくれた根拠の無い自信がもうほとんどゼロになっちゃったから、根拠のある言葉が欲しい。ちゃんと胸張って自分に自信あります！って言えるようにわたしの良かったこと偉いことは素直に褒めてねお願い。
モリィはあだ名でもあるけどやっぱり芸名なわけで、自分の中で本名の大田萌加とモリィは別物って認識をしていて、モリィには自信があるけど大田萌加の自信がどんどん無くなっちゃって、モリィとして表舞台に立つ時だけ子供の頃みたいに(根拠の無い)自信満々でいられる。これは幼稚園生の時に生まれて初めて大勢の人前で｢きのこ｣を歌った、日立市民会館のライトに照らされたあの快感を未だに覚えているから、4、5歳の頃からずっと照らされることの虜。照らされてる時は何でも出来る。これからもずっと照らされたいし、愛を込めて本名で呼び合える人にも出会いたい。

モリィ