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Honkiと書いてMajiと読む?

望月氏がプロデュースして雷雷公社さんがワッペンデザインを担当し京都デグナー様が製造したフライトジャケットが遂に完成して届きました。

【フライトジャケットとは】
飛行機は対流圏や成層圏下層部などの気圧や気温の変動の大きい過酷な環境を飛行して任務を行い、特に戦闘機をはじめとする軍用機のパイロットの疲労度も高くなるため、過酷な環境から身体を防護するための装備が不可欠となる。
 フライトジャケットは軍用機での運用を想定し、国家の威信をかけた軍用品として開発されたものであり、士気高揚のため見た目が良く、満足すべき機能を備え、詳細な規定(Mill-Spec)に基づき、正規契約を交わしたメーカーにより製作される。
 それらを模して作られたミリタリーファッション製品のほとんどは、素材が廉価な代替品であったり、詳細部分の省略が多く、機能的には実物に遠く及ばない事が多い。とはいえ、規定が変更され支給が終了したジャケットに愛着を持つベテランが、これらの民生品を着用している事も珍しくない。
 Wikipediaより抜粋

「今回の私達のモデルはこのミリタリーファッションに連なる作品です」
本物のフライトジャケットはその耐久性から大変「重い」ので私達は普段着に使える「重さ」に重点化し製造を目指しました。
次に「コスト」ですが作る分には高くて良いのですがもしお客様が欲しいと
言って下さった場合あまりにも高価な値段では心苦しいと判断しました。
従来の本革製だと比較的高価になりやすいので‥。
その為手の届く値段に落とすためポリエステルを多めに使ったり合革かラム(羊)革に代用することで値段を落とすことが多いのです。
しかしデグナー様に行って実際に手に取った時の牛革製の質感とシワの入り方が兎に角カッコいいのです。ここは…諦めたくない…。
 という事で私達の手数料を0円にしますとお伝えしました。
もう今回はゲーム以外の派生商品の儲けは全部0円でいいやと思いました。

個人的な話で恐縮ですがこの仕事をしているので大体の商品原価や企画側が幾ら儲けようとしているかが商品をみるとすぐ頭にパッと算出出来てしまうという商業病があります。
 その過程で最近の限定版系の商品が兎に角魅力的に映るものが減ってきた印象があります(勿論最高!なものもあってすぐ飛びついて買う癖もあります)。
 従来(10年前などは)ゲームは通常版の売上が基本で限定版は祭りでした。祭り故に赤字がギリギリでないようにより工夫した商品が並びました。
だから質が良い。質が悪い限定商品はその瞬間の購買熱だけで買って頂くだけなので各家庭のタンスにしまわれてしまいます。
 それではなく「使って頂ける」「飾って頂ける」「自慢して頂ける」これこそが本質だと思っています。これを踏襲していれば皆さんが他人に自慢してくださることで認知が上がりプロモーション効果も期待出来ます。
 だからこそ、そういう商品で『利益を取る必要は皆無』なのです。
逆にそこで利益を取る作品は徐々に衰退して無くなる傾向です。

そう最後にお伝えしたいのは
今回のミッションは「クリミナルガールズ」のシリーズ化です。

2が出てからナンバリングに時間がかかって今回Xが登場します。
10周年なのでXとしましたが気持ちは3のつもりで制作しております。
皆様に認めて頂ける作品にしなくては「3」は登場しません。
その為今回は「質」が最重要なのです。
 プロデューサーとして色々な作品に関わりましたが最初に
①「利益を出すタイトル」
②「質を追求して続編を狙うタイトル」
のおおよそこの2つのどちらにするかコンセプトを決めます。
 ②はいわゆる旗艦タイトルというもので赤字が出なければOK。
採算はぎりぎりまで攻めていいから楽しもうぜ。という感じです。
で①は②を登場させる為に副産物として出るタイトルです。
 1.5Verとか追加DLCに該当するやつですね。こういったものを積み重ねて利益が出せると企業として②で祭りを用意出来ます。

しかし①と②を上手に循環出来ないかもしくは①をやりすぎると
ファンとメーカーの気持ちが離れてしまいます。
 ということでクリミナルガールズXはそもそもが次にバトンをつなげるぞ
というタイトルであり①にはなりえないわけです。
 ですので私達が息切れしないぎりぎりのラインで②に挑戦させて頂く
所存です。

もう一度クリミナルガールズを「シリーズ化」する。
 引き続き応援頂けましたら幸いです。


MIKAGE LLC.新作ゲームの「CGX」について開発進捗や面白いエピソードなどについて掲載していきます。