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持って生まれた強い運

わたしはヒトより沢山の試練を背負って生まれた気
がしています。一方で、誰より強い運を持っている
とも感じています。

ヒトは一面だけ見たのではわからない。
表面的にはシアワセそうに見えるかもしれない。

事実、幼い頃から

「何一つ不自由ないお嬢様」

と言われてきました。
一見すると確かにその通り。

兄も同じように言われて育ってきました。

おそらく、お互いに同じような運命を背負い、
生まれて来た気がします。

どんな家庭に生まれるかなんて、子どもには選ぶこ
とができません。状況理解が出来るようになり、や
っぱりやり直しますなんてことも通用しません。

産まれ落ちた場所で生き抜くしかない。

ここでは書かないけど、それはわたしにとって大き
な試練でした。周囲からは恵まれているとか、シア
ワセしかないようなことを言われていたけれど。

強い運とは

両親共に清廉潔白なヒトであったから、わたしも嘘
がつけないし、世渡りが下手。

習い事をしていても、仕事をするようになっても、
上手い立ち回りは出来ません。多くの者が裏で賄賂
というモノやお金を使っていました。

そんな場所で裏表なく、お金もつかわないわたしに
は後ろ盾もなく、いつだって勝ち目なんてありませ
んでした。

どう考えても、わたしの言葉に負けの要素はない筈
なのに、結果はハズレくじ。酷いトキはわたしが左
遷されて終わったことだってありました。

このトキばかりは苦しくて悔しくて涙が出ました。
そして暇な部署に追いやられたこともあり、時間を
味方につけて、翌日には起き上がり、通信教育で大
学に入りなおすことにしたのです。

そこには大人になっても、働きながら勉強する人達
が沢山いて、心はいつの間にか逞しく、キラキラと
輝くようになっていました。

努力の甲斐あって資格を得て、活躍の幅を広げよう
と思った頃には、また部署を戻されたり。

しかし、このトキに出逢った人たちはわたしにとっ
て財産となりました。

時間が取れない中、働きながら大学に通う人たちの
姿に、わたしは大きな力を貰いました。集中講義の
ため、一週間ずっとホテルに泊まったことも、今で
は良い想い出。

また別の経験では、この頃に日赤の救命救急講習に
通ったことも人生を大きく変えるキッカケとなりま
した。

元々、地方に住んでいることもあり、何かのときに
救急車を待っていては間に合わない可能性があるか
らジブンで学んでおきたいと思っていた救命救急講
習。

時間に余裕が出来たコトもアリ、今がチャンスと出
かけた先で出逢ったのは日赤病院の看護部門のトッ
プを勤めて来られた方(以降、Aさんとします)で
した。

わたしの苗字に反応され、


「もしかして〇〇さんとご親戚ですか?」


と尋ねられたことがきっかけ。実は、そのお声かけ
下さった方が可愛がっていた直属の部下がわたしの
叔母だったことが判明したのです。

そこから、数日にわたる講義の間、沢山のお話をお
伺いすることが出来ました。

日赤病院の看護師のトップになられるような方です
。お若い頃から沢山苦労をして来られたことをお聴
きしました。

笑顔で明るく、トップにふさわしい方だと感じてい
ましたが、若い時の苦労を考えると、誰もが大変な
な時を乗り越え、今があるのだと改めて知りました。

「わたしもね、昔は本当に苦労でね、早くにトップ
の座に着いたものだから・・気付けば円形脱毛症に
もなったわよ」

彼女は笑いながらお話してくださいました。数え切
れないくらいの女性部下を従え、泣いてる暇もなく、


「当時はカツラを被って頑張ったのよ」と。

それだけではありませんでした。
看護師のトップとして、日赤病院に勤務する医師達
とのミーティングも頻繁にこなし、あるとき、慌て
て座ろうとして転倒し、前歯が折れた時は激痛だっ
たと。

まだ若ければ、円形脱毛もツラければ、前歯を失っ
たことも痛み以上にどれだけ悲しかったか、言葉を
失うばかりでしたが、彼女は明るくお話してくださ
いました。

実はわたしもこの頃、左遷された場所で、どうしよ
うもない思いの中、ある不幸な出来事がありました。

ある夜、ジブンの部屋で、クセっ毛なわたしは後ろ
部分にうねりが出ていないか見ようと合わせ鏡をし
ました。

すると何か変なモノが目に入ってきたのです。
それはうねりではなく、不自然な肌色。

(いま目にしたのは何だったのか?)

おそるおそるわたしはもう一度、注意深く鏡を手に
取り、覗き込んでみました。

深夜に自室で見たそれは、ややうねり始めたくせっ
毛にポッカリ浮かんだ満月のよう。もしかして、こ
れが「円形脱毛症?」そう思うと恐怖と吐き気しか
ありませんでした。

どうしたらいいのか?という不安と恥ずかしさ。
わたしはすぐに大きな病院の皮膚科に通い始めました。

同時にネット検索もしてみましたが、数か月でスグ
に治るなんて書いてあるものの、治るどころか治る
ころにはまた別の場所に出来てを繰り返すばかり。

美容院に行くことすら恥ずかしくて、手先の器用さ
を活かし、長かった髪をジブンでショートカットに
していました。

それは髪を短くして、脱毛部分をうまく隠す目的か
らでした。

そんな状態で、心も苦しく、どうしていいかわから
なかったわたしでしたが、Aさんのお話を聴いたこ
とがキッカケで、立ち直ることが出来たのです。

「実はわたしも色々あって、今、円形脱毛症があ
 り、苦しくてどうしていいかわからないでいま
 した。」

そういうと、彼女は笑いながらこう言ってくださっ
たのです。

「気にしなくていいのよ。大丈夫。」
「わたしはもっと酷くて隠せなくてカツラ被ってた
 けど仕事も忙しくて気付いたら治ってたから。」
「あなただけじゃない。大丈夫。」

この言葉にどれだけ救われたかわかりません。

一見、不運に感じられることも、ジブン次第で運は
一転するんじゃないかと感じます。
だって、わたし
が実証してきたのだから。

もちろん、不幸だと泣いてるだけでは、誰も手を差
し伸べてはくれません。状況も恐らく変わらないの
ではないでしょうか。


しかし、ジブンの手で変えようと必死で考え、行動
した時、必ずなんらか目に見えない力が働き、守ら
れる
気がしています。

これは今も同じようなことが沢山あって自信を持っ
て断言することが出来ます。リアルの生活も、X上
も、なにひとつ関係のないところで、多くの方が手
を差し伸べて下さりその温かい心に感謝しきれない
想いでいっぱいなのです。

この「見えない力」はどんなモノやお金にも勝る
もの。

そしてこの力を手に入れるのは「ジブンの在り方」
にかかっているというコト。

見えない力を味方につけるのは、わたしの特殊能力
のように感じられるかもしれません。

でも、実は特殊能力でもなんでもなく、誰もが自ら
行動するだけで手に入れることが出来るものなのです。

あなたも最強の見えない力を味方につけて、
ジブンの足で踏み出しませんか。


~かおのことが気になるあなたへ~

分かりやすそうに見えて、
なにか掴みどころがないと言われるわたし。
他のnoteも手にとってみてくださいね。
そこにヒントがあるかもしれません。
大切にしてきたベースとなる考え方などお話しています。
どうぞこちらもご覧くださいね。


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