太正ヒソヒソ裏話1
2020年12月19日に美少女文庫から発売の『吸血鬼妹の殲滅刃』の裏話その1です。
ヒロインの可憐院閑音は華族。
父親は「勲功華族の可憐院男爵」と描写されています。
勲功華族?
そもそも華族ってなに?
今回はそんな話です。
華族は明治になって、欧米の貴族制度を参考に作られた制度です。
華族の位(爵位)は公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵の五つ。
公爵が一番偉いです。
華族になれる基準は家格(家柄)と相当の家産(財産)、あるいは国家に対する勲功が必要でした。
ただし基準は曖昧で、人脈や政治的な人間関係に左右されることもあったようです。
華族の種類としては以下の四つがあります。
・堂上華族:元公家の堂上家で華族になったもの
※堂上家は、公家のうち、公卿(日本の律令制の最高幹部)になれる家格のことです。
・大名華族:元大名で華族になったもの
・勲功華族:国家への勲功で華族になったもの(新華族)
・皇親華族:臣籍降下した元皇族
※臣籍降下は、皇族の身分から離れることです。
閑音の父親である可憐院男爵は勲功華族。
彼の職業は外交官であり、欧州での戦争に際し担った働きが認められて授爵され華族の世界に入り、そこで武家の出である閑音の母親と出会い結ばれた、という設定となっています。
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『吸血鬼妹の殲滅刃』
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