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スタジアムツアー③タマホームスタジアム筑後


就職活動も終わり、7月のひと月だけでプロ野球と高校野球合わせて計7回球場に足を運んだ筆者ですが、この間に初めて訪れる球場が2球場あったので、今回は半年以上ぶりのスタジアムツアーの記事を更新しようと思います。



ということで、今回は福岡県筑後市にあるソフトバンクホークスのファーム施設「HAWKSベースボールパーク筑後」、またメイン球場の「タマホームスタジアム筑後」についてです。


2011年から3軍制を導入したソフトバンク、かつては福岡市東区にある雁ノ巣レクリエーションセンター内にある球場をファーム本拠地としていたものの、育成選手を含む選手数の増加に伴い利用に制限が出ていました。また、雁ノ巣は施設の指定管理者が球団ではなく、施設の改修等も困難であった。そのため、数年間は福岡県内の春日公園野球場や小郡市野球場を借りてしのいでいました。

メイン球場とは別にサブ球場を必要とした状況、また、雁ノ巣時代の選手寮は球場からおよそ7km離れた位置にあり、移動面、また騒音問題による夜間練習ができないといった多数の課題を抱えたため、球団が新ファーム施設の建設に動きました。
その結果、名乗りを上げていた福岡県筑後市が選定されたという運びです。


というわけで、タマスタ筑後(メイン球場)の基本情報です。

グラウンドの両翼:100m
      中堅:122m
フェンス:およそ5.8m(ホームランテラスのできる前のPayPayドームとほぼ同じとされています)
形態:内野・外野ともに人工芝
収容人数:3113人
スコアボード:フルLEDビジョン


(二軍戦と三軍戦で表示に違いはないですね)
(3枚目はバックネット裏のビション)


では、筆者なりの良し悪しを

良い点
・アクセス超良好(徒歩3分圏内にJRの筑後船小屋駅があり、在来・新幹線問わず来れる)
・駐車場も大量に完備(隣には筑後船小屋駅の駐車場もあるため車での来場でも困らない)
・ファーム施設では珍しいフィールドシート
・バックネット裏座席はクッション、屋根付き
・内野スタンドのフェンスが意外と低く、視界良好

注文
・近隣にご飯屋がない!(飲食店は車でおよそ15分の柳川市まで行く必要あり。コンビニですら片道1km要する)
・ビジョンの選手名が意外と小さく、文字潰れしやすい
・バックネット側のサブビジョンの画素数荒い(気がする)
・選手の移動はめちゃくちゃ大変(福岡市内からだとどの交通手段でも1時間はかかりそう)


こういったところでしょうか。
施設自体はファーム施設としては文句もないでしょう。選手もファンも同感ではないでしょうか。
ただ、やはり田舎だということがネックでしょう。新幹線停車駅である筑後船小屋駅はありますが、駅前だから何でもあるとは限りません。何せここは駅がある以外は川しかありません。水害になりやすいエリアともされています。
選手にとっては遊ぶ環境がないため、思う存分練習に打ち込むことはできるんでしょうけどね…

現在は福岡県内に緊急事態宣言が発令されている影響により、ホークス球団が自発的に無観客にしていますが(筑後は無観客にする必要あるんか?なあ?)、施設もよいため2軍戦でも意外とチケット争奪戦となります。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。



以上、タマスタ筑後編でした。




ちなみに、2軍戦後はこのように寮に戻る選手を見ることもできます。




さらに、サブ球場にもこのように少ないですがスタンドがあります。ちなみにサブ球場のスコアボードもフルLEDです、チームと得点、カウントのみの表示にはなりますが。




さらにさらに、併設の室内練習場の様子も外からガラス越しに見ることができます。
ファーム戦の試合直後に練習している選手も。




というわけで、次回のスタジアムツアーは、県営八代球場編でお会いしましょう。




みじゅー

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