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『サンダー・ジャンクションの無法者』のカードについて【多色】

今回の内容は【多色】についてです。



【青黒】

《潜入者、悟》

都会民

 威迫と他のクリーチャーが戦場に出る際に唱えられていないか、マナが払われていないと1ドローできるクリーチャー。《メムナイト》等の0マナクリーチャーや【忍術】でも誘発する機能美に溢れた能力をしています。《ボーラスの城塞》でクリーチャーを展開してもドローにはなりますが、ドローすると《ボーラスの城塞》で踏み倒せなくなる札が手札に溜まるので注意。デッキを枯らした後にリアニメイト系から《研究室の偏執狂》を出すとそのまま勝てるので、一回はやってみたいです。

【赤緑】

《略奪する拳闘士、ジョリーン》

無限宝物で勝てる!

 パワー4以上のクリーチャーが1体以上攻撃するたびに宝物を生成し、赤①と宝物をサクリ起動で1つに1点与えるクリーチャー。宝物でダメージを与えるマナ効率は正直良くはありませんが、無限に宝物が生成されている状態であれば無限ダメージが狙えます。宝物と言えばの《波止場の恐喝者》で考えると、【赤白緑】系のデッキであれば《祝福されたエミエル》、統率者にした際の【赤緑】のみであれば《雲石の工芸品》とで無限が生み出せたりします。個人的には《略奪の女王、ジョリーン》は組んでいるので、デッキ中に投入して《風雲船長ラネリー》に似た感覚で使いつつ、邪魔なクリーチャーを焼いたりで使おうと考え中です。

《落星の学者、ロクサーヌ》

プラネット・ウェイブス

 CIPと攻撃誘発で《隕石》を生成し、アーティファクト・トークンが生成するマナを増やすクリーチャー。無限に出し入れできれば勝てるタイプのクリーチャーです。また、クリーチャーの殲滅もできつつ中盤終盤以降のマナ基盤を万全にしてくれるため、どのタイミングで出しても仕事はしてくれそうに思います。5マナと軽いわけではないですが、《トリトンの英雄、トラシオス》系のデッキではそこそこに頑張ってくれそうかな?と思います。

【白黒】

《がめつい市長、カンバール》

下の効果にターン1は無い

 相手のトークン生成に便乗してコピーをタップ状態で生成する能力と、1つ以上が出ると各対戦相手を1点失わせ、1点回復できるクリーチャー。《ゴライオンの養子、アブデル・エイドリアン》でのコンボで勝てます。《アボレスの落とし子》と違い相手の生成後に誘発するため、《波止場の恐喝者》に若干の免疫があります。強制効果であるため、先出ししてもケアされやすい点はありますが、タフネスが高く3マナとそこまで重くないため、ふんわりした妨害のある、無限での勝ちも狙えるクリーチャーとして使いやすいカードだと思います。《禁忌の果樹園》で殴られどころを守りつつ、自軍を増やせる等もできて器用です。

《害獣駆除》

サイクリング付き

 マナ総量1以下破壊とサイクリング持ちのソーサリー。《太陽の指輪》や《魔力の墓所》等の軽量マナファクトやトークンを流せつつ、打ち所が無ければ1ドローに変えられるところは非常に丸いです。スタンダートなどの構築であればサイドボードでの運用がしやすく、環境がトークンに偏っていればメインに入れやすいデザインとして優秀ですが、統率者の場合入れ替えができない為、丸すぎるだけの2マナの限定的な除去or2マナ1ドローが妥協できるか否かを考える必要のあるカードになりそうです。

【青赤】

《双眼のマルコム》

フラッド受けができる海賊

 飛行速攻に2つ目の呪文に誘発して調査するクリーチャー。飛行持ちであるため通りが良く、且つ出して即座に攻撃に参加できるため、《鋭い目の航海士、マルコム》と非常に相性が良く、他の【海賊】ギミックを使うデッキでも機能しやすいカードだと思います。手掛かり生成は手札補充だけではなく、《オパールのモックス》の【金属術】達成の足しになってくれたりもします。

【黒緑】

《正直者のラトスタイン》

タヤム圏内

 CIPで墓地のクリーチャーを回収でき、クリーチャー呪文を1マナ軽減する常在能力をもつクリーチャー。3/2とそこそこなスタッツを持ち、序盤は軽減効果目的で使えるブロッカーにもなれます。【人間】であるため【変容】の種にはできませんが非常に相性がいいため、《永遠の陽気もの、オツリーミ》で試してみると面白そうに思います(回収効果は被っていますが…)。《光明の不可思議、タヤム》で場に戻せる3マナですが、《永遠の証人》や《髑髏蛇》等とは違ってクリーチャーのみな所が引っかかりを感じています(場にコンボを揃えたりタヤムを唱える補助になる点は非常に良いところ)。

【赤緑白】

《才能あふれる若芽、キリ》

ツリーフォーク…じゃない!

 全体修正と戦闘開始前に墓地から回収ができるクリーチャー。サンダー・ジャンクションにはサボテンのような見た目をしたカクタスフォークが存在し、【植物】に枠組みされていますが、このカードにおいては【ツリーフォーク】も効果対象内になっています(才能にあふれ過ぎて今後樹のようになる…?)。【ツリーフォーク】で考えると、【赤】は増えても見た目上の強化はあまりないのですが、《レンと六番》を使用できる点が良い所です(レンはドライアドですが、六番はツリーフォークです)。
かわいい。

【青黒赤】

《死のディーラー、マルチェッサ》

悪事に乗る側

 悪事に誘発して①マナでトップ2枚から1枚を加え、1枚を墓地に送れるクリーチャー。ターン制限が無いため、《ウラヴラスク》や《語りの神、ビルギ》等が場にいる状態で呪文を連打しつつ、相手を対象に取れる呪文があればリソース補充要因として活躍できそうな気がしています。マナに余裕ができるように軽量の妨害を多めにいれつつ、中盤以降に必要枚数の少ないコンボ等で仕掛けるデッキを組むと良さそうに思います。


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