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『カルロフ邸殺人事件』のカードについて【多色】

今回の内容は【多色】についてです。


【青黒】


①《深海の調査員、モルヴォ》

激突

 攻撃時に激突し、勝てばマナ総量8以下の呪文をタダ撃ちできる伝説のクリーチャー。《アミナトゥの占い》や追加ターン系を唱える事ができるとそのまま勝ち切りに行けそうなポテンシャルは持ってそうです。競技性の統率者だと《深淵の覗き込み》や《徴用》、《船砕きの怪物》という7マナラインは採用されていますが、8マナになると《むかつき》の関係もあってか採用が減る気がするため、8マナはほぼほぼ激突に勝てそうです(《血の取引者、ヴィリス》や《穢れた血、ラザケシュ》、《‎約束された終末、エムラクール》もいはしますが。。。)。カジュアルに組むには動くと強すぎる気がするため周辺の環境にあった構築が求められそうで、競技性のEDHだと5マナの重さと攻撃誘発、補助が必要そうで構築力が求められそうな統率者になると感じました。激突に勝てばいいため、《深遠の研究》等で激突を狙うのも面白そうに思います。


【赤白】

②《衝動的な告発人、ネリー・ボルカ》

下の効果は容疑とは無関係

 攻撃時に容疑と使嗾を与える伝説のクリーチャー。また、1体以上の対戦相手のクリーチャーが対戦相手に戦闘ダメージを与えると、そのプレイヤーと自分がドローできます。《ひとつ目の暴君、カラジカール》がやや似ている効果を持っていますが、容疑がかけられることもあってかあちらよりもドロー及び使嗾ができる条件が難しくなっています。4マナであるため《宝石の睡蓮》があれば即座に場に出せて、警戒があるため各対戦相手からの受けも立ち回れる点は優秀です。統率者にするとなると【赤白】且つ殴り込みを考えるデッキという事で《軍団のまとめ役、ウィノータ》がちらつくため、攻撃誘発持ちという点を活かして《二天一流、一心》の中に入れたりすると面白く動いてくれると思います(その場合だと《ひとつ目の暴君、カラジカール》も一緒に入れれて良い感じです)。

③《戦導者の号令》

詰め合わせ

 《栄光の頌歌》と《衝動の震え》を1枚にしたエンチャント。小粒を展開しつつそのまま殴り切るデッキでは非常に強いカードになりますが、コンボ面だけを考えると《衝動の震え》の2枚目になるカードだと思います。《血を蒔く者、ターナ》は両方の効果が相性の良い統率者であり、《粗野な牧人、ブルース・タール》や《織り手のティムナ》、《イクシドールの理想、アクローマ》と共闘させた際には採用候補に上げても良いと思います。


【青赤】

④《先見的発明者、カイロックス》

大味の青赤

 《魂の洞窟》を経由するとそこそこ効果は誘発させられそうな伝説のクリーチャー。効果の方向性は全く違いますが《謎のゴライアス、オヴィカ》を思い出しました(重くて大味)。《ティシャーナの潮縛り》が非常に怖いため、《ウラブラスクの溶鉱炉》等の戦闘の開始時にトークンを生成するカードと組み合わせて上手く動くことで損を減らしつつ勝ち切れる構築が組みたいと思いました。追加ターンを撃ちまくりたい。



【赤緑】

⑤《脱走》

便利

 トップ6枚からクリーチャーをサーチするか、マナ総量2以下ならそのまま出せつつ速攻付与もするソーサリー。狙ったものを引こうとすると準備が必要になりますが、最低限クリーチャーが当たる状態を作るのであればフェッチを増やしたり、クリーチャーの枚数を増やせばできなくも無さそうに思います(それでも外れるときはあります)。競技性のEDHだとマナ総量2以下に強力なクリーチャーが多く、《ティタニアの僧侶》や《波止場の恐喝者》が出てくると大幅なマナ加速の可能性もあります。ドローではない為《オークの弓使い》や《フェアリーの黒幕》を誘発させず、《ドラニスの判事》もすり抜ける事ができて偉いです。《封じ込める僧侶》も先出ししなければ対策にならず、仮に出てきたら手札に加えればいいだけな点も優秀です。

【黒緑】

⑥《陰湿な根》

アンコモン

 トークンのマナクリ化と、墓地からクリーチャーが離れるとトークン生成ができるエンチャント。《光明の不可思議、タヤム》と非常に相性が良く、仮に起動効果でクリーチャーが1体以上場に出る状況ができると《アシュノッドの供儀台》でデッキを全て切削するまで展開できます。2マナと軽く、《胞子の教祖、ゲイヴ》等のトークンやカウンターを取り扱うテーマのデッキとも相性が良いため、様々なデッキで採用されるカードになるかもしれません。

【黒緑白】

⑦《中止/停止》

便利

 墓地のカードを2枚飛ばしつつドローできる2マナと、アーティファクトとエンチャントを除去できる6マナのモードを持つ融合カード。どちらの効果も刺さる相手には刺さる効果で非常に便利です。統率者は100枚構築で見た目は多く見えますが、組めば組むほどにその100枚の少なさに頭を悩ませるフォーマットであり、こういう便利なカードは重宝します(その分特化したカードより重かったりするためそこは調整です)。《むかつき》でめくれると8点失う所が非常に痛いです。

【赤緑白】

⑧《議事会の顎、ヴォジャ》

護法③

 【狼】を同族として構築する際に非常に組みやすい伝説のクリーチャー。エルフとのシナジーも優秀で、マナ加速の為に採用するエルフが全体強化の要となり、ライフを殴りきるコマンダーとして遊べそうです。【白】を含む同族デッキであるため、《鏡の精体》を投入すると大量のドローと強化が見込めたりできます。正直なところ、【狼】だけに拘るには優秀なクリーチャーが非常に限られるため、汎用カードに爆発的なシナジーのある《鏡の精体》を入れる構築が勝ちに行くのであれば現実的になるかもしれません。しかし、《ツンドラ狼》から入れられる色になっているため、【狼】まみれのデッキを組んでみるのが良いと思います。


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