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2023.08.31 ミックステープNo.12 The Songbards 斜陽 を聴いて

2023.08.31 ミックステープNo.12 The Songbards 斜陽 を聴いて

2023.08.31、渋谷WWWXにてThe Songbardsの自主企画「ミックステープ」No.12が開催されました
当日のことをまとめていたら、斜陽のときに感じたことを吐き出さずにいられなくなりました

といっても、全体のまとめに入れるには相応しくない内容に思えます
ですので、こちらで単独に記載します


ライブ自体は幸せと笑顔に満ちていたのに、自分だけ全く違うベクトルの気持ちを抱いていた、そのことについてのお話ですので
全く楽しい内容ではありません

なお、ライブ自体は素晴らしかったし、ここで記載する以外の気持ちを抱く時間も多くありました
ライブを充分楽しみ、多くの幸せもいただいたことを、読まれた方に誤解を与えてしまわないよう、明記いたします

斜陽は、上野さんが以前
「インドで目にした本当に美しいものだけに意識を向けて作った」
とおっしゃっていました
とても美しく、情景が目に浮かぶような曲
優しいベースがずっと鳴っています
そのベースに安心して心を任せ、曲の世界を漂える感じが心地良い曲です

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岩田さんのドラムが刻むリズムが印象的
まさかと思ったが、まさに「斜陽」だった

斜陽は、ずっとずっと聴きたいと願ってきた曲
昨年の大忘年会では松原さんがベースを弾いて聴かせてくださった

それはそれで嬉しかった
メンバー皆さんのお気持ちと努力を、強く感じられたから

でも、なぜ今なのですか?

ずっと柴田さんのベースに乗って漂う感覚を味わいたいと願ってきたのに、叶わなかった願い
柴田さんが脱退された今、もう叶うことはないと諦めたのに

いまさら聴くことになるなんて
なんて残酷なこと

近藤康平さんとのライブでは、こんな気持ちにならなかった
あのときはアコースティックだったし、ベースが無いものとして聴き、受け取れたから

でも、今回は違う
ベースが入ってる

会いたいと願い続けた相手に、もう会えないと諦めて
でも急に会えることになって
会ってみたらそっくりな双子の弟だった……そんな感じ

弟が悪いわけじゃない
もしかしたら、兄より良い人かもしれない

でも、兄と弟は違う
弟とも改めて関係を築けるかも知れないけど、私が会いたいのは兄なのです

悛輔さんのベースが聴こえる
ありがとう
でも、漂えない

悛輔さんのせいじゃない
ただ悲しくて、苦しくて、柴田さんに会いたくて、柴田さんのベースが聴きたくて、心が半分むしり取られるような痛みを感じるだけ

諦めたものとそっくりなものを出されて
「これじゃない」
と泣き叫びたい気持ちになっているだけ

私が聴きたいと願ってきたのは、ただの斜陽じゃなかった
柴田さんのベースの斜陽だった

ただ、柴田さん以外の方の斜陽とも、改めて友好関係を築こうとは思っている
柴田さんの斜陽とは別のものとして

柴田さん以外のどなたであっても、柴田さんの代わりじゃない
柴田さんの代わりは、どこにもいない

柴田さんはステージを去られた後も、たくさんの宿題を残してくださってる
こんなところに悲しみの種が落ちているのか、と驚く

その種を一つひとつ拾って、柴田さんを想う
柴田さんが大好きと、改めて思う

このような心の痛みを感じられることは、幸せなのだとも思う
これだけ悲しいほど大好きに思えるお方が、人生に現れてくださったのだから

恋愛でもなく、友人でも家族でもなく、どのような分類に入るか自分でも全くわからない
ただ、とにかく大好きと思えるお方と、一時期でも人生が交われたのだから

だから、このときに斜陽を聴けたのも、人生からみたら恵まれたことだったと思う
とても苦しいし、悲しいし、心が痛むけれど

やっぱり柴田さんと出逢えて良かった
柴田さんを大好きになれて良かった

柴田さん、大好きです
柴田さんが、どうか幸せでありますように
健やかでありますように

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