ピンサロでお客様にキレられた話
ピンサロで働いていると、怖い思いをすることが多々あると体感した。
風俗の中でもピンサロは、だいぶ従業員が守ってくれるお店の形態だとは思うが、長い時間働いているといろんな問題が起こる。
今回は、接客中に特にひどく怒ったお客様のことを書くとする。
1人目 (見た目70代 低身長 細身)
この方は、
月に1度ほどリピートしてくださるお客様だった。
毎回「可愛い」と褒めてくれるのは嬉しいが、学歴をすごく聞いてきた。
本当のことはもちろん言えないが、ぼやかして言ったところ「ダメだこりゃ」と何度も貶されたが、ピンサロ嬢に学歴求めるな、と思った。
通ってくださるにつれ、
「お店の外でデートしようよ」
と毎回10回以上言われた。
気分を害されては困るから、いつもの如くやんわり断った。
そのうちエスカレートしてきたのか、
「ディナーたべにいこ!」と、ディナーと言うことで高級感を醸し出す作戦か。
「お買い物しよ。2万円分洋服買ってあげるからさ!」
本当に言っちゃだめだけど2万円じゃ風俗嬢は心うごかない。
「ディズニー、女の子は好きでしょ!連れていってあげる!」
全員が全員好きなわけではないし、私はそんなに興味がない。
そのうち、仕事の話になり
「俺、株とかトレーダーやってて、普段海外にいるんだよね。」
「そうなんですか!」
「よかったらさ、株やろうよ一緒に!教えてあげる。みいちゃんは特別無料で!」
「ほんとですか〜!私もしてみたいと思ってたんですよ〜、でも教わるとかじゃなくて本とか読むんじゃ、分からないものなんですか?」
「全然あんなのダメだね。俺には俺の個人のデータがあるからさ、門外不出の!100発100中で損しないよ!俺のやり方は、世界で5人くらいしか、してる人いないから!」
「え!すごーい!」
「知りたい?教えてあげるよ!俺よくキャバの子とかデリの子に教えてるんだけどさ、みんな全然学習しなくて、辞めちゃうんだよね。
みいちゃんなら、できそうだからさ、教えてあげる!普通はレッスン費あるんだけど、特別にカラダでっ!」
やばすぎる。株を教えてもらうために知らない人にカラダで払うなんて。世の中狂ってる。損も得もありゃしない。
その後毎回押し問答が続いた。
「連絡先教えて!」
「そういうの、怒られちゃうんですよね(><)」
「俺個人のHPあるからさ、○○○○って検索して!そこにメールして!」
「個人の?どんなこと書いてるんですか〜!」
「まあ、よく海外いくからさ、旅行とか、偉人のこととか書いてるよ。」
「覚えておきますね!」
「ほんと?ほんとに送ってよっ」
その後、
「メールくれてないじゃん!なんで!俺のこと好きじゃないの!」とややキレ。
「ごめんなさい、忘れちゃったからもう1回教えて(><)」
「やだね。絶対してくれないじゃん。もうやだ、ほんとにやだ。」と言いつつ、
「俺の電話番号、覚えて。いま言うから。」
とゴロ付きで言われ完ペキに覚えたが、連絡しない。
と次のとき
「夜電話してって言ったじゃん!なんで!なんでしてくれないの!覚えた?ちゃんと!」
「覚えてたんですけど、忙しくて(><)」
「覚えてたんなら言ってみろよ。」
「(スラスラ~)ほら!ちゃんと覚えてたでしょ!」
「(唖然)」
「(お客さんの顔全員覚えてるし、何なら言ってくれれば名前も覚えてるから舐めないほうがいいよ。)」
「あ、じゃあ、また今日連絡して!もう海外戻っちゃうから!!」
後日。
入ってくるなり怒り顔。腕を組んで座ったままサービスを受けようともしない。
「みいちゃん、なんで嘘ばっか言うの?」
「え~嘘?なにがですか~?」
「なにがって...連絡もしてくれないし...(言葉を失い話さなくなる)」
「なんですか~。言ってくれなきゃ分からないじゃないですか~。」
「...」
「なんで黙っちゃったんですか〜。せっかく来てくれたんだから、遊ぼうよ、ねえ~」
「お前は、クズだ。ゴミ。ゴミクズだよ。なあ。楽しいか?嘘しかつかないでさ。今までそうやって、何人の男騙してきたんだ?あ?楽しいか?楽しいのか、へえ、最低だな。もう呆れるよ。」
「え~騙してなんかいないよお笑。ひどおい。クズ?私ゴミなの~?うそ〜笑」
もうここまで言われたら、成すすべがない。
バカのふりをするしかない。マイメロ戦法だ。
言っちゃいけないけど、お店のルール守って遊べない方がクズだと思う。
あと、普段全然陰キャで無口なので、こんなに実りのない会話させないでほしいし、単純にクズなんて言われたら傷つく。好きで嘘ついてるんじゃないし、サービスする店なので、早くそういう気分になってほしい。
怒りを伝えるためにロング料金+指名料を払ってくれたのか。むしろ感謝しかない。
そして、トドメに
「もうお前に価値はない。もう散々だよ。今まで何人もにこういうことされてきた、けど、今回を最後にするよ。お前が俺の最後。最後の女。わかった?もう一生会わない。顔も見たくない。帰る。」
「え~帰っちゃうんですかあ~。あ、じゃあちょっと待って、名刺だけ渡しますね!はい!」
「いらない。なにかいてんだよ。いらない。捨てる。」
「捨てちゃってもいいから、読んでっ」
「いらない。なんだこれ。俺のHPに貼るよ?最低な女だって書いとくから。」
過去にこういうこと、あったんかい。
あと別にHPにはどうぞ貼ってください。
旅行日記の一部になるでしょう。
私が最後って言って、また同じこと繰り返すのかは、私は知らないけど、
通ってくださって、嬉しかったです。
過去には、
嫌なことをズケズケ言われて嫌になってしまったり、最悪辞めてしまった新人ちゃんとか、メンタルが壊れている中で頑張って働いてるのに、悪口を言われて耐えられず怒り狂い泣き叫んで待機室に戻ってきた女の子とか、たくさんいる。
蔵人の先輩は、優しくなだめたり、時には愛のある説教をしてるのを、
接客中に耳にするから、ほんとにすごいと思う。
でもホントに、愛のない悪口は言わないでほしいし、お店はお店として楽しんでほしいし、女の子はお店の商品だから、ルールはしっかり守ってほしい。
2人目を書こうとしたけど、疲れてしまいました。