市役所に案を持っていき話をきいてもらった(後編)

上司の方に話を伝えてからのつづき。

人が変わると質問が少し変わったので、別の面からのアドバイスが聞けました。

弁護士さんや裁判所がなにかできることがあるかもしれないので、「法テラス」というところに相談するといいかも。とのこと。

法テラスのことは助けを求め始めたはじめのころ(1年前くらい)に、同じ市の男女参画共同センターというところのDV相談に行ったときに「こういうものがある」とパンフレットと簡単な説明を受けたものと同じでした。

ちなみに、法テラスでは3回ほど30分無料相談ができるとのことですが、それには条件があって、貯蓄額が一定額以下(額からして、かなりの貧困層が対象)という条件付き。

その後は、詳しく聞いていないのですが、おそらく有料かと思われます。

貯蓄額が一定額以上あれば、弁護士さんに30分5000円支払うことになるそうです。

ふざけすぎた制度だな、と正直思いました。

一人暮らしをしていた時の私の一ヶ月の約10日分の食費です。(収入が少ないので、かなり倹約していた)

私の場合、閉店前の割引された食材の、卵とか鶏肉とかだいこんとかキャベツとか、100円ほどでとても財布にやさしい鉄とカルシウムが入っているという牛乳のようなものなど基本材料を買うのが精いっぱいで、面白そうなものや質の高いものはほどんど買えなかった。(一人暮らしの最後の方は、少しなげやりになって買ったりもしていました)

わたしの地方のパートの時給は最低時給で、820円くらい。

何時間分の労働でためたお金を30分で座って話すことに散財できる勇気のある貧困層がいるんだろう?

3回で解決する問題なんてある?

そんなこと、考えてもいないんだろうな、ということがうかがえました。

なので、法テラスは使うつもりはなかったのですが、もしかすると新しい視点が見つかるかもしれないと思い、明日、法テラスに連絡して話をまずしてみることにしました。

そして、明日、1年ほど前に相談をした市の男女参画共同センターでも話をする、ということになり、市の方が相談の内容と明日話に行く、ということになりました。

市の人権推進課の方でも、すぐには親子間で成人のDVのサポートはつくれないけれど、動いてくれるという話にはなりました。

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・市の人に、警察に行って、現実呼んでないということは、まだ大丈夫だと外の人は判断する、と言われーなるほど、確かにそうだ。そうだけど、私たち生まれた時から目の前で暴力を見続けてきた人間にとって、「やめて」というとその物にぶつけていた矛先をそのまま私たちに向けられるのではないかという防御反応で、言えなかったりするところがあるのです。

どうなるかわからない(危害をくわえられるか、それとも)未知のものに自分の身を危険にさらしてでもやってみるということは、命がけなところもあります。たいてい台所で暴れるので、すぐそこに包丁がある。それを私たちに向けられたら…そうでなくても、罵声を浴びせられて人間とは思えない権幕でわめきちらし物を大きな音を立てて壊す。

壊したものは、そういえば本人は一度も片づけたことがありません。いつも母と私たち子どもが、飛び散ったガラスや皿をほうきでかき集め、掃除機で破片を吸い取り、床をふく。父は暴れてその場から逃げるだけ、やりたい放題。

何十年たった今でも、小さいころに怯えて何度も見てきた惨劇は、映画のように記憶にこびりついています。

部外者の人にはとうてい想像もつかないことなのかもしれません。

簡単に解決できると思っているような、「別世界、異次元の世界」のことなのかもしれません。

通常の世界では決して見ることのない、そして両親と祖母は決して外の人に見せたりしたい(あえて隠すのです。。)おかしな出来事が蔓延しているのが私の家の中なのです。

また、はじめて分かったのは、『DV』という言葉は配偶者か恋人同士のような「血のつながらない他人との間」の暴力を示す言葉だそうで、

親子間で成人同士は『DV』とは言わないそうです。

じゃあ、そういう場合はどう言うのかを聞いたところ、定義やことば自体がないとのこと。、、、

『DV』のひとたちと全く同じことをされても、(私の場合は性的虐待は妊娠するようなことはしてきませんでしたが)サポートがないどころか、定義されてない、つまり「親子間で成人間で暴力はない」ってことに「されている」のではないかと思いました。

問題にすらなっていない。

公的機関が問題をとらえる力が弱すぎる。そう思いました。

おそらくですが、どうして親子間で成人だと、サポートもなく、定義する言葉もなく、すぐに別居をすすめるのは、別居をすることでさまざまなところに「収入から支出へのお金を多く回し、資本経済や行政へ回るお金が増える」ことが目的ではないか、とうがってしまいます。

親子間で成人同士が同居をすると、家がひとつで済み、家電もひとつで済み、公共料金もひとつで済む。

それを分裂させれば、かんたんに経済的に回るお金は2倍になる。

だから、もしかすると、資本主義経済では家族を「分裂」させるためにわざとこういう「家庭内の問題」を放っておく、もしくは助長させるようなしかけをして分裂させて個人個人からお金を搾り取る。

(もし、別居する費用がないのであれば、社協から費用を借金して返済していくそうです。個人の意思で家を出たんだから、あなたが返すのが筋です、ということかと思います。被害者なのに!おかしい!)

そして、CMなどで「成人したら一人で独立すべき」などのイメージを刷り込んで、「親子間で成人は、双方大人なのだから、すぐに別居」という図式を納得させやすい罠を張っているのではないか、と思いました。

一時的に「毒家庭」から逃げられたとしても、双方年を取ってお互い精神的に成長して自然に円満解決するなんてどこにも保証はないのです。

それならば、どのような家族関係であっても、家庭内暴力と申請があったら予防と見張りという意味で、「独居老人の見回りと同じくらいの、軽い声掛けと確認」だけで、公的機関に見られているという意識が加害者側にもあるので将来的にも不安リスクが激減しそうな気がしてなりません。

なにか、みんなが平和になると困ることが裏にあるんだろうな、と思わざるを得ないです。いろんな面で。

この、わざと大きな問題を残している(水面下に見せないようにしている)感じ。

問題を問題とも思っていない(そもそも問題のある環境にいない)人たちになりたいです、私も。自分事だから、取り組まざるを得ない。私も平和な人生っていうのを絶対に送りたいので。

・ちなみに、山口県のDV相談っていうところもあるらしいのですが(同じような名称がいろいろありすぎて、ほんとに利用者のことを考えてない周知の仕方。たらい回し前提なのかな?)こちらは緊急性のあるDVの対応で、そうでないと判断された場合は、市のDV相談に回されるそうです。(緊急性とは、実際にけがを負っているとからしい。うちの父親は、おそらくそれを知っていて、けがを負わせる以外の精神的暴力や裁判にかけられたら父のものと判断されるものばかり壊していて、卑怯すぎるやり方をしてくる。そういう目に毎日のように(今はいろいろ動いて収まっているが)怯えてどうしようもない人は、証拠がないからとおなざりにしているようにしか見えない。心の傷は、一生をこわすのに、だ。被害としては十分すぎる。)後ろに弁護士さんもついているとか。…ここも、おそらく預貯金が一定額以下でない場合は、30分5000円取られるんだろうな。すごい搾取の仕組みだな。

予防は大切です。そのことをよくわかって公共機関は動いてほしい。

どうしようもならないくらい大変なことになってようやく動く今の行政のやりかたって、疑問でしかありません。

お話を聞いてくださった人権推進課の方は業務ぎりぎりまで話をきいてくださいました。ありがとうございます。

担当の方たちに文句を言いたいのではなく。今ある仕組みがおかしいのであって

いい仕組みさえあれば、少なくとも私は救われます。

次の日は、民生委員さんにどうなったか電話で報告し、法テラスと市の男女参画共同センターに行き、法テラスで今月ある無料相談に予約しました。

今ある法律で父親の暴力を抑制することができるかどうか、実際に私がやってみるかは別として、知識として知っておきたいとおもったので、相談します。

今はサポートがないらしいので、市に対応を作ってもらうのは大前提として、

今できる対処療法としては、もし父が暴れたら(前に県警に呼んだらどこの警察の人が来るか聞いたら、少し家から離れた交番から、ということだったので)民生委員さんに、(わりと近所なので)父が暴れたら電話してきてもらえるようにお願いしています。惨劇になってるかも、と一応伝えておきました…。

市の男女参画共同センターでもらったDV周知のパンフレット、一応役に立つことも書いてあるので、(DVとはどういうことか、という内容など)人に協力してもらうときに渡そうと思い、数部もらって、この前、親戚のおばさんに渡しました。

分かってくれるかな、、、世代間格差もあって、暴力の許容量が年代別で違いそうですからね、、、。

とりあえず、DVとはどんなものか、うちがDV家庭だと近所の人に言って知ってもらって予防するなど、ひとつひとつできることをやっていこうと思います。

次は、法テラスの無料相談。口頭で伝えるのが苦手なので、しっかりと文章にして紙にまとめてそれを見てもらって、アドバイスをしてもらうようにしようと思っています。

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