ご飯1

お皿にあと一口が残っている。
レストランでの食事中、または買ってきて家で皿にのせて食べるデザートの類。皿に乗ったその、ひとかけらだか、その1本だか、その1粒だかを見つめて思う。最後の一口を食べる理由はあるのだろうか。

食事の役割は、エネルギー源、体内のリズムを整える、欲求を満たす、など。けれども最後の一口がなければ成り立たない役割はない気がする。ケンタッキーのチキンの大きさはまちまちだが、他と比べて一口分小さいチキンを食べても、その満足感も変わらないし、口からものを入れることから起こる一連の作動が1日に3回あることが大事である体内リズムの調整においても、最後の一口があってもなくても関係ない。エネルギー源に関しては、確かに必要かもしれない。けれど細身が憧れられる現代である。同じ満足感ならば、低いカロリーであればあるほどよいと私は思う。

何が言いたいかというと、減量したいときにその一口を体に摂取する必要があるのかを冷静に考える思考を完成させておきたいのだ。最後の一口を食べてしまう理由で、まだつぶされていないものがあるとすれば、残っているのは提供してくれた人への申し訳なさだと思う。これはもう、最後の一口はいらないもの注文前から意気込んで、少な目で注文するもがいい気がする。普通盛りの最後の一口が必要ないのだ。小盛りにしてもらえばいい。そんなことをしているうちに、少量で食事を我慢できるようになり、減量が成功してほしいと思う。

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