見出し画像

100日マンガ記録「だるっちうちあけ話」その7~プロットを作ろう!!


「始める時にどのくらいストーリーを決めてたんですか?」

は、終わったあとに聞かれることが多かった質問の1つ。
答えは、

「全体のおおまかな流れ(どういう風に4人が着地するか)と、50話分くらいのプロットは作ってました」

コルクラボマンガ専科でも、「8分割にしてストーリーの流れを作る」など技術的なことを教わったけれど、今回は100話と長めな上に4人の登場人物が出てくる群像劇なので、一覧で全体を把握できる必要があった。

アレコレ試して、私は付せんとExcelを使った方法がよかったので、今日はその方法をご紹介。

1.ネタ出しと整理

まず参考にしたのが2月に単発であった松田紀子さんの「コミックエッセイ描き方講座」で習った「ネタの整理法」。

画像4

①とにかくエピソードを思いつくだけペンやExcelでバンバン書く
②書き出したエピソードを全体のバランスを見ながら、削ったりくっつけたりする

にならって、Excelで登場人物4人ごとに1シート作り、悩みや性格がわかるエピソードを思いつくままに、打つべし、打つべし!(キーボード)。

▼(例)不妊で悩むシホさんのシート

だるっちエピソード案


2.4コマ風にExcelに入力

そして、最低限入れたいものやその人物の着地点に行くまでに必要なものだけに絞ったり、他の人と合わせて1話に盛り込んだりして、4人のバランスが偏りすぎないように数を調整。

Excelの別シートに作ったタテが第○話、横が○コマめの表に、4コママンガをイメージして、会話形式にして落とし込む。(セリフの量が見えるから)

この時、登場人物ごとにハルナは赤、シホさんはピンク、などと字の色を決めておくと、誰なのかパッと見やすいし、全体で見た時に登場のバランスが見れてよい。

だるっちプロット


ちなみに、このExcelの1つ手前の段階で、全体像を把握するために、厚紙に25分割の表を書き、4話ごとの概略を付せんでペタペタ貼ってたのも、移動がしやすくて、見やすくて、自分的にはよかった。
厚紙なのは、出先にもパタっと閉じて(付せんが落ちちゃうから)バッグに入れて持っていけるように。アナログ^^;

画像3

3.残り50話分は連載しながら調整

あとは連載しながら思いついたこと、気づいたことなども入れて後半50話分も同じように作成。

特に、前半の各登場人物の悩みエピソードに呼応した解決エピソードになる方がわかりやすいな、と気づいて変更することが多かった。


こんな感じで素人ながら試行錯誤したプロット作り。きっともっとスマートな方法が世の中にはあるのだろうなーと思いつつ、試みの1つとして記録。誰かの何かの参考になれば、幸いです。


おしまい

==================
「7月7日にダルマさんが(全102話)」の制作エピソードを
#だるっちうちあけ話
のタグで毎週末更新してます。
==================

いただいたサポートは本かマンガを買う資金にあてます。 そしてそれをマンガに生かします。コレをくり返して、くり返して、みんなが笑っちゃう世の中にしたい。